トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルで8800人余がコロナウイルス感染と確認された

2020年04月03日 | 国内
4月3日 ファフレッティン・コジャ保健相が4月1日、トルコで最もコロナウイルスが発生しているのは、トルコ最大の都市イスタンブル、トルコ第3の都市イズミル、首都アンカラだと発表しました。

 Hurriyet

全国のコロナウイルス感染者数は、4月1日の時点で、16,000人、死者数は約300人になりました。コロナ科学委員会の会議後、コジャ保健相は記者団に、トルコの81県すべてでコロナウイルスの発生が確認されていると言い、死者は39県で記録されていると付言しました。「トルコではウイルスによる死亡率は1.58%にとどまり、諸外国より低い」

保健相はまた、県別の数字を初めて発表しました。保健相によると、コロナウイルスの症例が最も多いのがイスタンブルで、8852人。これは全国の症例の60%になります。次がイズミルで、853人、アンカラが712人、コンヤ584人、コジャエリ410人。現在、979人の患者が集中治療室で治療中です。

トルコでコロナウイルスでなくなった人の80%は60歳以上の人々だと、保健相は言いました。


「コロナ恐怖症がひろがっている」専門家

コロナウイルスに対する恐怖が、コロナウイルス同様、人々を脅かしていると、「トルコ・コロナウイルス科学諮問委員会」のメンバー、イルハミ・チェリキ博士が語りました。

 Hurriyet

コロナウイルスが急速に世界中にひろがり、「コロナフォビア」(コロナ恐怖症)もひろがっています。人々はパニックにならず、冷静にウイルスに対する対策を取るべきだと、チェリキ博士は言っています。「このウイルスをペストや肺結核のように考えるべきではありません。ウイルスは人体に永久に残りません」と博士は言いました。

博士はウイルスに対する対策の重要性を力説し、感染した人の95%は快復していることを忘れてはいけないと言いました。チェリキ博士はコロナの恐怖による反応には、2つのタイプが見られると言いました。「ひとつはコロナウイルスのテストを何度も受けたがる人々。もうひとつはウイルスのテストを受けようとしない人々です」

「検査で陰性だということは、もうウイルスに感染しないということではありません。毎日テストを受けても、ウイルスから守られるわけではありません。また、ウイルス・テストを避けることは、あなた自身の命と他の人々の命を危険に曝すことです」と、博士は言いました。

「コロナフォビアを防ぐために、メディアは重要な役割を果たしてきました。メディアは人々にパニックや恐怖を与える言葉を避け、正確な情報を伝えるべきです」と博士は言いました。「ソシアルメディアに、ウイルスに関する根拠のない話や噂をシェアしてはいけません」と彼は付言しました。

また、コロナウイルスの拡大によって、孤立対策が取られているため、精神衛生が重要になっています。世界的パンデミックの影響から子供たちを守るために、健康的なコミュニケーションの必要を心理学者たちは主張しています。子どもたちとコミュニケーションをとり、子供たちの体験や気持ち、恐怖、心配などを聞いてやるよう、専門家たちは勧告しています。両親は子供に、ウイルスはコンロールすれば抑制できるものだと話し、不安を除いてやることが大切です。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする