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写真家が水力発電所建設に抗議して水中ウエディング寫眞撮影

2014年08月21日 | 国内
8月21日 水力発電所(HES)建設が全国、とくに黒海地方にひろがりつつありますが、1人の写真家が水力発電プロジェクトに抗議するツールとしてカメラを使い、カップルたちの人生最高の瞬間を撮影しました。

 Hurriyet

グルジア国境に近い黒海岸の町アルハビに住む写真家タネル・クルンチさんは、伝統的な結婚衣装に装ったカップルたちの写真を撮りましたが、場所は寫眞スタジオではなく、アルハビの川の畔でした。アルハビ県にも、HESはすでに建設され、これから建設される計画もあります。水力発電は多量のエネルギーが得られないわりに、周囲の環境に与えるダメージが大きいといわれます。

Hurriyet

地元民はしばしば集会を開き、大きなエネルギー企業に抗議行動をとっていますが、企業側は、プロジェクトは政府の賛同を得たもので、プロジェクト推進のための必要な許可は整っていると言っています。


ガジアンテップ警察がシリア人商店主にアラビア語の看板の除去を要請

東南部ガジアンテップ県では、地元住民とシリア難民の間の緊張が高まってきているため、商店を営むシリア人たちに、警官がアラビア語の看板を撤去するよう要請しました。「看板と価格表はトルコ語だけで記載するよう、警官がシリア人商店主に依頼してまわりましたが、苦情もたっぷり言われました」と、ガジアンテップの女性市長ファトゥマ・シャヒンさんは言いました。

 Wikipedia

「難民たちは地元の経済社会に参入したいのなら、私たちのルールを守るべきです」とシャヒン市長は言いました。「「アラビア語の看板は“不公正な競争”の原因になり、公共の福祉を脅かす結果になるかもしれないからです」

最近、東南部の町々では、地元住民とシリア難民の衝突が頻発し、シリア人の商店が地元民のターゲットになっていますから、アラビア語の看板は掲げないほうが無難でしょう。
シリア紛争が始まって以来、ガジアンテップの街にはほぼ20万人のシリア人が住んでいますが、最近の騒乱で、400人のシリア人が、先週キャンプに送り返されました。

公的数字によれば、約100万人のシリア難民がトルコ国内のキャンプの外で暮らしています。都市部の難民に対するトルコの対処も限界に来ています。シリア難民の何千人が物乞いをして暮らし、最低賃金で働いている者もいます。トルコ人のホスピタリティの心も、近頃は枯れ果ててきました。


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