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トゥンジェリの住民がムンズル渓谷の発電所建設に反対のデモ

2014年08月12日 | 国内
8月13日 8月3日、東南部トゥンジェリ県の住民たちが、ムンズル渓谷に水力発電所を建設するプロジェクトに反対してデモを行いました。デモ隊はバナーを掲げ、スローガンを叫んで、ムンズル渓谷へ行進しました。

 Hurriyet

「私たちはこの土地に暮らしている。土地は私たちに命を与えてくれる。私たちは私たちの自然を略奪させない」と彼らは主張しています。
最近の内閣の決議で、HESと鉱山の建設は、“公共の利益のために”、環境アセスメント(CED)の報告書によって免除されています。

トゥンジェリのメフメト・アリ・ブル市長は、決議は無効だと言って、決議のコピーをムンズル池に投げ込みました。「デルシムの人々はデルシムの聖なる土地とムンズル渓谷に発電所を建てさせません」

「私たちはこの聖なる土地を守り、子供たちによりよい未来を与えるために闘争をつづけ、最期までHESと戦います」と市長は言いました。


「トルコはISISの脅しを深刻には取り合わない」エネルギー相

「アタテュルク・ダムに関するISISの脅しを、トルコは深刻には取り合わない」と、月曜、エネルギー相がアンカラで言いました(12日の頁参照)。イラクで暴れていテロ集団ISISは、トルコがアタテュルク・ダムを開け、ユーフラテスの水を彼らが占拠している地方に流さなかったら、イスタンブルを侵略すると脅しています。

 Sabah
 
「ISISの脅しなど・・・」とタネル・ユルドゥス・エネルギー相


国際的ニュースサイト Vicenews に流されたISISに関するドキュメンタリーで、ISISの“報道官”アブー・ムサドは、トルコがアタテュルク・ダムを開け、彼らが占領している地域に川の水を流さなかったら、イスタンブルを侵略すると公然と脅しています。

これに対し、トルコのユルドゥス・エネルギー相は「トルコは自国のエネルギー政策は自国で決める。トルコはイラク政府を交渉相手としているから、この脅しを深刻には取り合わない」と言いました。
アタテュルク・ダムは現在、1200メガワットの電気を生産しています。ダムがユーフラテス川に建設されたのは1990年です。

・・・しかし、モスルのトルコ領事館の職員と家族ら49人が、いまだにISILに捉われています。アメリカの空爆も合わせて彼らの安全が懸念されます。


トルコ保健省が「近親婚は避けるべき」「初夜は優しく」と婚姻アドバイス

保健省が「婚前相談」に関する指示書を発表しましたが、それによると、トルコの結婚の5件に1件は親族結婚だそうです。最近発表されたこの指示書には、“初夜”のための性的アドバイスまで含まれています。

 Hurriyet

「血族結婚、とくに一親等の場合は、遺伝的病気が多くなる」と指示書は言っています。「これは注意すべきことです。親族と結婚している人、遺伝性の病気がある人は、懐胎前に保健施設に相談してください」

夫婦は互いに忠実であるべきだと指示書は言い、性病を避けるためにも一夫一婦がベストであるとしています。「性的相手をしばしば変えること、2人以上のパートナーを持つこと、性的職業の者と関係を持つこと、金品や薬物のために交渉を持つことは、病気にかかる危険を増す」

指示書には初夜のためのアドバイスもあって、「両者は初めて相手のからだを認識し、その反応を知るのですから、両者は互いに優しく、相手を思いやって振るまってください」
「夫婦は忠実であり、相手の喜びに配慮するべきです。精神的、肉体的に傷つけないよう。夫婦は相手を、性病や意図しない妊娠から守るべきです。夫婦は相手の行動を尊重すべきです」

・・・保健省もこんな指示書まで出していたら、忙しすぎですね。


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