トルコのトピックス

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暑さで水の事故相次ぐ。バトマンで少女5人が溺死

2014年08月02日 | 国内
8月3日 トルコでも暑さで、水の事故が相次いでいます。東南部バトマン県で、11歳から14歳の少女5人がプールで溺れてなくなりました。

 Sabah

少女たちはみな従姉妹同士で、コズルク地区のプールに水泳を楽しみに行ったのです。1人の少女が深いところで溺れ、それを見た他の少女たちが助けようと次々に飛び込んで、みな命を落としました。

最近、暑さを逃れようと海や湖やプールに行く人が多く、水の事故がピークに達しています。この4日間で、全国各地で18人が溺死しています。


テロリスト集団ISILの中に1000人以上のトルコ人がいる

トルコ当局によると、ISILのメンバーとして戦っているトルコ市民の数は1000人以上になるといいます。当局も正確な数字はつかめていません。
ISILの武装戦闘員の推定数は、およそ12000~15000人。その10%弱がトルコ人だというのです。

 Hurriyet

トルコは外国人がジハーディスト過激派に加わるのを阻止し、シリアへの武器流入を止めるために、国境をしっかり管理するべきだと非難されてきました。これに応えて、トルコ当局は約900キロに及ぶ国境を管理することの難しさを訴え、西洋諸国がジハーディスト集団の募集に関する情報を共有しないことを非難していました。

しかし、トルコ市民がこの世界最悪の集団に参加しているとなると、話は変わってきます。
いったいだれが、ISILの参加者募集を組織しているのか? 疑問は多々ありますが、絶対の事実は、トルコが国内国外でジハーディスト組織の危険に直面していることです。

イラクでは49人のトルコ市民が6月初めからISILに捕まっています。問題の微妙さのため、主流メディアはこの問題について書くことを自粛していますが、ひとつだけ確かなのは、モスル領事を含むトルコ市民が安全に帰国したら、だれかがこの問題について語るでしょう。

いずれにしろ、手遅れになるまえに、情報部隊と治安部隊が、これらジハーディスト集団の成長とISILその他テロリスト集団の募集をストップさせなければなりません。

・・・ISILには西洋人の若者が大勢入っていると言われていますが、トルコ人もそんなに? 


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「水キセルもタバコ規制の対象にする」と保健相

2014年08月02日 | 国内
8月2日 政府は“ナルギーレ”と呼ばれる水キセル喫煙にも、より厳しい規制を導入すると、メフメト・ムエッジンオール保健相は、8月1日、アンカラで発表し、水キセルもシガレット同様、有害だと警告しました。「タバコ禁止法が水キセルにも適用されるようになります」

 Hurriyet

「現在の煙草に関する禁止法を水キセルにも適用するということです。習慣性、肺に及ぼす害、その他の健康被害が、水キセルにもあるという研究結果があります」とムエッジンオール保健相は言っています。

現在の規制によれば、飲食店が無許可で客に水キセルを吸引させたら、7612リラ(38万円9の罰金、2度目の罰金は2倍になります。また、水キセルを置くカフェは、教育施設や学生寮から最低100メートルは離れていなければならない、また喫煙は屋外でなければならないというルールもあります。

 Sabah
 
「水キセル喫煙1回の害はシガレット100本分に相当します」


世界保健機構(WHO)によると、水キセルの1回の喫煙には通常、20~80分かけられるから、水キセル1回の喫煙は、シガレット100本分以上に相当するそうです。コワッ!

・・・水キセルって、紙巻タバコ100本分の害があるって! ツーリストが面白半分に吸わないほうがいいですね。


「イフサンオール氏は国歌を知らない」とエルドアン首相が非難

エクメレッディン・イフサンオール氏はエルドアン首相の非難に応えて、「私の父親はメフメット・アキフ・エルソイの親友だった」と言ったそうです。トルコ国歌「独立行進曲」の歌詞は詩人エルソイによるものですが、「父親の親友だった」という反応は、プロフェッサーにしてはバカっぽいですね。

Hurriyet
 
アラブ語なんかすらすらの学者センセイですが・・・


エルドアン首相は大統領選のライバルの1人、イフサンオール氏は国歌を“知らない”と非難しました。エルドアン首相は8月1日、東南部カフラマンマラシュを遊説中、何百人もの支持者たちに映画を見せました。その中でイフサンオール氏が国歌を歌っているのですが、彼が口にしていたのはメフメト・アキフ・エルソイの他の詩句でした。

最大野党・共和人民党(CHP)と民族運動党(MHP)に指名されているイフサンオール氏は、トルコ国歌の詩句を知らなかったという批判を否定し、「私の父親はエルソイの親友でした」と言ったそうです。エルソイはオスマン時代末期から共和国時代初期の最も著名な詩人の1人です。

首相は遊説先の演説で、イフサンオール氏を珍しくファーストネームで呼び、「彼はトルコ国歌についてレッスンを受けるべきだ」と言いました。
「教授センセイは2行連句を歌ったと言ったが、国歌は4行連句。彼は歌えなかったことを認めるべきだ。ウソつくな」

・・・選挙戦も大詰めですね。


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