トルコのトピックス

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野鳥の声を聴くために小麦を収穫しない農夫

2014年08月15日 | 国内
8月17日 黒海岸の村に住むタヒル・オズテュルクさん(29)は、小麦を育てていますが、収穫しません。野鳥に食べさせるためです。
ギュミュシハーネの町の中心で、扉や窓の修理店を経営するオズテュルクさんは、4年前、「野鳥の声をもう1度聴くために」、ボイルジャ村の自分の畑で小麦を育てることにしました。

 Hurriyet
 
寫眞はオズテュルクさんといっしょに、小鳥のために小麦を育てるハリルおじさん


多くの村人たちがボイルジャ村を去り、畑をする人がいなくなったと、オズテュルクさんは言いました。「そのため、野鳥たち、とくにヤマウズラが、食べ物がなくなった村にいなくなりました。4年前、私と叔父のハリルは、小鳥の声をもう一度聴くために、小麦を育てることにしました」

2人は2.8ヘクタールの土地に小麦を育ててきました。「私たちは収穫をせず、野鳥たちのために小麦を残しておきました。いままた、小鳥たちは帰ってきました。私たちは野鳥のために6000リラほど使いましたが、今年は自然保護・自然公園部が支援してくれました。私たちはここで小麦を育てつづけます」

・・・心暖まる話ですね。ヤマウズラって、どんな鳴き声なんでしょうか。


 トルコの失業率がEU平均より減少した

トルコの失業率は前月に比して、0.2%減少し、8.8%まで下がったと、金曜、トルコ統計局が発表しました。このデータによると、5月、4万8000以上の新しい就職口が生まれ、15歳以上の失業者の数は255万1000人に減少しました。

 Sabah

トルコが加盟交渉中のEUの失業率は、2007年の財政危機以来、もっと高い数字を示しています。5月、男性の失業率は8%、女性の失業率は10.5%でしたが、同月、15歳から24歳の若者の失業率は15.8%、15歳から64歳までの失業率は8.9%でした。

EU諸国中、最悪はギリシャで、失業率27.3%。最悪の2位3位はスペインとクロアチアで、それぞれ24.7%と16.6%でした。ユーロ統計によると、失業率が最も低いのは、オーストリア、ドイツ、マルタで、それぞれ4.9%、5.1%、5.7%です。


歴史的なスメラ修道院で5回目の正教のミサが行われた

昨日、黒海岸トラブゾン県のスメラ修道院でのミサに、正教徒たちが出席しました。ユネスコ世界遺産の暫定リストに入っているこの修道院に、ギリシャ、ロシア、グルジアから200人の正教徒が集まりました。

 Sabah

イスタンブル・フェネルのギリシャ正教総主教座のバルトロメウ1世がミサを主宰しました。総主教はトルコ語で説教をし、エルドアン首相の大統領選の勝利に祝辞を述べました。「トルコは歴史的プロセスにあります。私はこのミサで、エルドアン氏の勝利を祝し、アブドゥラ・ギュル大統領にも感謝を申し上げます」

総主教は中東の紛争に触れ、紛争に関わっているすべての人々が、「中東と世界をこれ以上傷つけないように」と言いました。「私は、抑圧されている人々、故郷を追われた人々、脅かされているイラクやシリアなど近隣諸国の人々のために祈ります」


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