『ベルサイユのばら』の14巻が発売されました。
昨秋から 「マーガレット」誌に 全4回に亘って掲載された ロザリー編をまとめたもの。
↑ コミックスの帯を取った状態。
第4話の最後に2ページだけ加筆されています。
神に召されていくロザリーがベルナールと幸せだった頃……
そして、巻末には、池田理代子先生が3ページにわたって、「おわりに」という文章を綴られ、現在のお気持ちを語っておられます。
「スウェーデンを舞台にすることで、マリー・アントワネットとハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの愛の物語を収束させることが出来ました。」
と。
理代子先生、お疲れさまでございました。
きっと肩の荷をおひとつ、おろされたお気持ちでしょう。
さて、ここからは極私的に語ってしまいます💦
最初の アンドレ編 が「マーガレット」誌の別冊付録として発表されたのは、確か2013年の4月頃だったと記憶しているので、長かったですね。
時々コメントをいただく M子さま にメールで教えていただいて、慌てて本屋さんに向かったのでしたっけ。
M子さま、 その節もそのあともいろいろありがとうございましたm(_ _)m
各episodeの読後感は、決しておだやかなものばかりではなく、むしろ、穏やかでない心持ちになる方が多かった気がします😰
それはもう、本編への思い入れが、もっと言うなれば、オスカルさまへの愛💖が強過ぎたためですね❗️
さて。
ちゃんと最初のアンドレ編からきちんと記事に残していると思いきや、何ということでしょう😱
episode 2 の「ジェローデル 少年編」は、ジェローデルのお誕生日記事で触れてはいるものの、episode として記事にしてあるのはその次からなのでした……
う〜〜ん、情けない💧
そして、episode について記事にしてUPすると、かなりの数のアクセスをいただきました。
宝塚や話題のミュージカルについての記事よりも上回っています。
観劇レポは書かれる方がたくさんいらっしゃいますしね✌️
歴史的な考察をするわけでもなく、 episode が発表されるたびに、かなり偏った見方💦で好き勝手に書いていただけなのに、お読みくださったみなさまに感謝です。
おそらく、呆れて途中でページを閉じたであろう方も多くいらっしゃったでしょう。
そういう方々も含めて本当にありがとうございました m(_ _)m
とりあえず episode は完結したということなので、かなりざっくりと言ってしまいますと。
オスカルが〈女性としてふつうに育っていた自分〉の幻影につきまとわれてしまうエピソードと、ジェローデルがバンパネラの仲間になったというネタ?だけはどうもね。
『ポーの一族』の舞台を観ていて、この世界観にジェローデルは嵌らないわ❗️と感じました……
おまけに、ジェローデルはエドガーよりも年下なのね〜などと余計なことを考える始末😥
舞台に集中したいのに〜🌹
でもね……ジェローデルがバンパネラになった意味ってきっとあるのよね……
ナポレオンの最期とか、ポーランドの独立とか、ロシア革命の顛末とか、さらにはあの日から200年後のベルリンの壁の崩壊とかを、ジェローデルはリアルに感じることができるのよね……
その他にもまだまだ語りたいことはありますけれどね。
40年の空白を経て、作者自身の手になる 後日譚的な物語が、ほぼ5年にわたって発表されたわけです。
リアルタイムのファンでしたので、これは稀有な経験をしました。
改めて考えると、本編の連載期間よりも長かったという凄さです。
わたしの『ベルサイユのばら』はもうわたしの心の中にしか生きていない……と寂しい気持ちになったり、もうこうなったら楽しんだもの勝ち❗️なのかな〜と思ったり、物語にはいろいろな角度からの読み方・読まれ方があるのよねー、『ベルサイユのばら』も時代とともに変わっていって当たり前なのよねー、と納得したり、さまざまの感情を呼び起こしたこの5年間だったのでした 🌸