24日の夜に、『江戸の青空・弐』の仙台公演を観てきました。
仙台市の電力ホール。
市の中心街の、さらにど真ん中にある東北電力のビルの上階にあるホールです。
客席数は、1000席弱くらいかな?
震災の影響をあまり受けずにすんだホールらしく、比較的早い時期から再開していました。
お芝居は、真ん中の巳之助さんが、東京で観たときよりも若者らしい勢いがある感じになっていました。(が、そのせいか、お芝居が少々荒っぽくも感じました)
ヒロインの朝倉あきさんは、まだまだ舞台慣れはしていないようで、初々しかったです。
口跡がきれいな女優さんだと思いました。
周りの共演者の方たちは、相変わらず手堅くまとまっていたと思います。
吉野圭吾さんの、アウェイ感は、かなり薄まってきていました。
本番を重ねて、江戸の町人さんが板についてきましたね
メインの役の植木職人の彦六さんは、実直で仕事熱心で愛妻家という設定です。
圭吾さんは、ストレートプレイだと、真面目であまり要領のよくない青年(中年?)が嵌まるように思います。
茶店のご主人役では、アドリブ場面があるのですが、「マイケル・ジャクソンのファンの茶店のおやじ」と振られてムーンウォークもどきを披露してました
東京では、あまり前方席ではなかったので、気づかなかったのですが、このお芝居は舞台装置のせいで、かなり見切れるのですねぇ
2列目のやや上手という、普通ならば願ってもない座席だったのに、下手のお芝居が見切れたのです
巨大な襖?が舞台前方にでーんと立っていて、それをいろいろなパターンで開け閉めしているのですが、その開け方によっては、見切れるのでした
(そのせいで両サイドの前方ブロックは、“見切れ席”になるので、チケットを販売しなかったようです。)
一度観て、全体の流れがわかっているから良かったけれど、初見だったら欲求不満になったかも
地方公演のある舞台の装置は、いろいろ大変なのでしょうね。
しかも仙台公演は、最後に決まったらしいから、すでに演出プランが練り上がっていた可能性もありますしね。
いずれにせよ、夜公演を観てもちゃんと帰れるという、仙台での公演は嬉しかったです
以下、『江戸の青空』とは関係ないひとりごとですm(__)m
仙台の友人を誘いたかったのですが、震災のこともあり、躊躇ってしまいました。
いっしょにランチは何度かしたのですが、エンターテイメントとなると‥‥なかなか心情的に難しいです‥‥
「いっしょに笑ってほしい」と考えるのですが、「まだそういう気分ではない‥‥」というのが相手の本音だったらどうしよう?とか悩んでしまったのです。
でも
来年は、仙台で観劇の機会があったら、思いきって声をかけてみようと思います。