夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 2013 夏』(1)

2013-07-31 18:01:28 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

とっくに公演は終わってしまいましたが、備忘録。

2013年7月12日(金)~18日(木) 全10回 シアタークリエにて
演出・振付~上島雪夫
演奏は、少人数編成のオケが舞台上で。

《出演者》
石井一孝 ※石川禅 ※伊礼彼方 岡田浩暉 大澄賢也 坂元健児 ※佐々木喜英 武田真治 中川晃教 ※新納慎也 藤岡正明 ※吉野圭吾
彩乃かなみ ※一路真輝 ※大塚ちひろ 菊池美香 香寿たつき 樹里咲穂 シルビア・グラブ 高畑充希 平田愛咲 保坂知寿 真琴つばさ
(※は全日程出演者。その他、ダンサー&歌手として、アンサンブルさんが男女5人ずつ。)

毎回、出演者が違うので、プログラムには、出演者のプロフィール等だけで、曲名の掲載は一切ありません。
歌われる曲はもちろん、曲数すら毎回違うような…
千秋楽の挨拶や、出演者のブログから、演出家自身も時間が読めないまま、公演に突入した印象を受けました。
千秋楽は、3時間40分かかり、挨拶を含めるとちょうど4時間かかりました


初見はものすごく楽しかったです
ただ構成があまり練られていない印象は最初からありました。
幸運にも何回か観ることができましたが、だんだん“ミュージカルナンバーのごった煮”感が強まっていきました
でも、最後まで楽しかったです

ではまず、レギュラーメンバーの印象。

新納慎也くん。
MCを含め、大活躍でした
幕開きは毎回、新納くんの「Willkommen @キャバレー」
Willkommenとは、Welcomeの意。
マスカラ@ラ・カージュ・オ・フォール」
彼は、女装系の役がよく似合います
クリエの柿落とし公演に出たそうで、「この劇場に世界でいちばん早く楽屋入りしたのは僕です
一路さんのことを「人生いろいろあって舞台に戻ってきました。大人ならわかるわよね」←あくまで好意的に
「イチロ・ニイロ」コンビを組みたいらしい

石川禅さん
何者にも負けない@レベッカ」
本来はダンヴァース夫人のナンバー。
男性が歌う女性のナンバー。
時が来た@ジキルとハイド」
さすがの歌唱力
この曲大好きです
フィナーレは毎回、禅さんのソロから始まる「フィナーレ@ダンス・オブ・ヴァンパイア(=TdV)」で盛り上がりました

吉野圭吾さん
チョッピリ・オツムに チョッピリ・ハートに@モーツァルト!」
大好きなシカネーダー降臨
なつかしい
「いつも僕の出番は遅いんですよ~一幕のラストでやっと登場とかミュージカルに出たのに歌わない役とか(『三銃士』のロシュフォール)もありましたねぇ
愛のデュエット@TdV」
クロロック伯爵役で、サラ役の大塚千弘ちゃんとデュエット。
祐一郎さんの役を圭吾さんが畏れ多い
恋をしたなら@TdV」
ビジュアルもそのままに、4年ぶりにヘルベルト降臨
この役のために、圭吾さんはこのコンサートに呼ばれたのでしょうか(笑)
相手役のアルフレートは、佐々木喜英くんがつとめてくれました

佐々木喜英くん
男性陣では、日替わりゲストも含め唯一の20代。
喜英くんの舞台はあまり観たことがないのですが、歌が上手くなったと感じました。
上記のアルフレートの他に、ミーマイのビル役で「ミーアンドマイガール」、「サ・ビ・タ」というミュージカルから2曲歌ってくれました。

伊礼彼方くん
ルドルフ@エリザベート復活
闇が広がる」をこちらも久々のトート役の武田真治さんと。瑞々しさはなくなったかも?だけど、やっぱり彼方くんのルドルフは上手いです。
キッチュ」を歌ってくれた回もありました。
すべてをあなたに@MA」
こういったコンサートの場でしか聴けなくなった懐かしい歌です。
「MA」は日本初演のウィーンミュージカル。
名曲揃いです
なのに、演出があまりにも生々し過ぎてメインキャストも数が多くて役割が整理されていなくて‥‥再演のハードルが高い作品です。
彼方くんはフェルセン役で。アントワネット役は、樹里咲穂さん・香寿たつきさん。
その他に、「Too Darn Hot @ キス・ミー・ケイト」や「フットルース」を楽しそうに弾けて歌っていました。

(書ききれないので、続きます…)
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まだまだ『ベルサイユのばら』

2013-07-24 13:47:07 | 観劇の周辺
雪組公演の千秋楽の翌日に、100周年の前期のラインナップが発表されました。

来年は宙組が、〈オスカル編〉だそうです。
大劇場が、5/2~6/2 で、東京が、6/20~7/27 ですね。
また、7月14日には、『ベルばら』を上演するのねと思いましたら、月曜日にあたるから、たぶん休演日でしょう

確かに、雪組に特出した、かなめオスカルは眼福でございました
だけれど、宙組にしてみれば、2公演続けての1本モノで、しかも、連続でU氏ですよ
この上、中日劇場が『風共』で、全ツが『ベルばら』だったら
宙組のショーは、今回の全ツが暫しの見納めになります

〈オスカル編〉は、涼風さんの時のを参考に考えると、アントワネットもフェルゼンも出ないのですよね
かなめさん(涼風さんの方ね)は、嵌まり役でしたが、軍服の肩の飾りとかすごいことになっていました
アンドレが当時のトップスターさんの特別出演と天海祐希さん。
アランは久世星佳さんでしたが、歴代のアランの中で、私はこの、のんさんのアランがいちばん好きです
あの時はヒロインに、アランの妹のディアンヌ(麻乃佳世さん)を持ってきましたが、今度はどうするのでしょう?

100周年の『ベルサイユのばら』は、ちゃんと原作の主役たちが勢揃いするversionであって欲しいのですけれど…
はてさて…
どのような方向を目指すのか、また恐いものみたさでチケットを取るのでしょうね


《ベルばらジオ》なる番組が放送されるようですよ

「ベルばらジオ」
8月19日(月) 20:05~21:55 NHK第一放送

HPを見たら、“妄想キャスティング 募集中”とありました。
ヾ(=^_^=);;ノ こーんな顔しながら、聞きそうだな~

自称ディープな『ベルばら』ファンとしては、オスカルさまは、心の中で、魂の拠り所(←大袈裟)のような感じで生き続けているので、あまり表舞台に出てきては欲しくないというのが、本音です。


とはいっても、もう一度「ベルばら展」を見たいな~という気持ちもあり、公式HPをチェックしているのですけれど…東北地方での開催は予定されていない、というか、無理みたいですね

となると、横浜しかチャンスがないわけで…
う~ん
難しいです…


7/20発売の「マーガレット」誌に《まんがとおしゃべり》という小冊子が付いておりまして、池田理代子先生に、『ベルサイユのばら』『オルフェウスの窓』についてインタビューしたものをまとめてあります。
『ベルばら』については、ほぼ知っていることだったのですが、『オル窓』については、興味深く読みました。
なかなか読み返す機会がないのですが、今の年齢で『オル窓』を読むと、どんな感想を抱くのか、かなり興味があります。
『オル窓』の最終回は、連載当時、かなり衝撃を受けましたが…いろいろな意味で、特に最後のページは、ものすごく好きなのです。

その他の漫画家さんへのインタビューでは、山本鈴美香先生のお話に興奮しました。
『7つの黄金郷』続きが読みたいよ~~


話が反れましたm(__)m

〈ベルばら検定〉の参考書のネット予約も始まっていまして、早速、申し込んでみました
〈2014年の『ベルばら』カレンダー〉も予約済みです

わたしの中の〈ベルばらブーム〉は、まだまだ鎮火しそうにありません

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『ベルサイユのばら~フェルゼン編』(7)

2013-07-23 09:47:40 | 宝塚観劇つれづれ

雪組の『ベルサイユのばら』は21日に無事に千秋楽を迎えました。
華やかな舞台をありがとうございました


さて、雪組の『ベルサイユのばら』には、専科から3人の方がご出演でした。

汝鳥怜さん@メルシー伯爵。
嵌まり役だと思います。
トップスターさんを諭す役は、専科さんだとリアリティーと安心感があります。


(--;)
でも、〈フェルゼン編〉のメルシー伯爵って、どうしていつも“貴族にあるまじきふるまい”で、フェルゼン邸に来るのでしょうね。メルシー伯爵がフェルゼンを訪問したことを隠したいからなのでしょうが‥‥観る度に違和感←これは純粋に脚本の問題


磯野千尋さん@ルイ16世陛下。

退団公演でした
ご卒業、おめでとうございます
そして長い間、お疲れさまでした。

『ベルばら』初演の60周年の'74年が初舞台で、99周年に『ベルばら』で退団。
大浦みずきさんと同期生です。
お花渡しには、遥くららさん(ムラ)、剣幸さん(東京)がいらっしゃったそうです。

近年のソルーナさんの役では、『カサブランカ』のフェラーリ、『グレート・ギャツビー』のジョージ・ウィルソン、『HOLLYWOOD LOVER』のウォルター・ローガン、が好きでした。
『エリザベート』にも何度もご出演でしたね。


最後の役となったルイ16世。
朴訥で争いを好まない、悪くいえば事なかれ主義の国王陛下を好演されました。
「困る、それは困るぞ…」のような台詞は、さすがに説得力がありましたし、夜の庭園の場面では、国王という地位にうんざりしている様子が見てとれ、同時に、この国王では激動期のフランスを治めるのは無理だということも、解らせてくれました。


(--;)
ですが、愛加あゆちゃん@アントワネットとは、どうしても夫婦には見えませんでした
史実では、ルイ16世は、アントワネットの1歳上。
だから『ベルばら』では、アンドレと同い年なのです。
多少の年上設定はかまいませんが、やっぱり夫婦に見えて欲しかったです。
好演なさったソルーナさんには、ものすごく、ものすごく申し訳ないのですが、これはU氏のミスキャストだと思いました。


箙かおるさん@ブイエ将軍。
とても久しぶりに、公演で拝見しました。
お元気そうで何よりです。
国王陛下の軍隊の将軍らしい威厳と責任感が見てとれました。
上級生の相次ぐ退団で、これからは箙さんの登板も増えるのでしょうか?
でも、確かソルーナさんの1期下ですよね…


(--;)
ブイエ将軍は、衛兵隊の指揮官ならば地方の暴動は管轄外でしょう、とか、フェルゼン伯爵の恋愛問題について、国王陛下の前で発言する立場にないでしょ
とか脚本上の突っ込みどころはあるのですが…
この辺りは、あまり気にしないことにしました
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『ベルサイユのばら~フェルゼン編』(6)

2013-07-17 16:07:35 | 宝塚観劇つれづれ

千秋楽まで1週間を残して、わたしの『ベルサイユのばら』の観劇が終わりました。
約半年の長丁場でした

画像は、話題の公演デザート「行け!フェルぜんざい」
すごく売れてました
すっきりとして、美味しかったですよ


さてさて、脚本について、いろいろと悪態をつきたいのですがそれは、雪組公演が終わるまで一旦、封印して、幸せな記憶を辿ってゆきたいと思います。

以前、“植田歌舞伎は、えりたんの独壇場”と書きましたが、ここにきて、雪組全体が“植田歌舞伎”の様式美にどっぷりと嵌まってきました。

特筆したいのは、愛加あゆちゃん@アントワネット。
特に牢獄の場面。
大劇場で観たときは、熱演だけれど、いっぱいいっぱいな感じだったのですが…ものすごく進化したと感じます。
清冽で誇り高い王妃です。
舞台には登場しない、王太子や王女を、アントワネットの背後に感じます。
フェルゼンは、ただ愛だけでアントワネットを救出に来たけれど、「母です。」と彼女に告げられ、ハッとする‥‥‥アントワネットの背負っているものの大きさに、今さらながらに気づかされ、打ちのめされる‥‥‥この一連の流れに、しっかりしたリアリティーが生まれてきました。

原作をメッタ切りしてこちらの感性の遥か彼方で、都合よく張り合わせている“植ばら”ですが、この牢獄の場面だけは、名場面だなぁ、と素直に感心します。

橋の上の未涼亜希ちゃん@アンドレの目線がちょっとツボ
(あの橋は、セーヌ河に架かった橋という設定らしいのですが、ならば、民衆や衛兵隊士たちは河の中?河川敷?にいるのという、疑問があるのですが、それはおいといて)
オスカルがブイエ将軍に剣を突きつけ、「民衆側につく」と宣言しているのを、橋の上から見守る、まっつアンドレの表情が、“おまえがそうすると、俺はわかっていたよ”という包容力たっぷりの笑顔から、“俺の愛した女はすごいだろ”という誇らしい顔(どや顔ともいう)に成っていくのがちょっとしたツボ
この表情が、「さすがはオスカルだ。」の台詞に自然と繋がりますね。
例の一夜が明ければ、アンドレはあくまでも“従”を貫いてはいるものの、やっぱり“男”で、オスカルは護られたい“女”になるのね、と感じたのでした。
“わたしはアンドレに護られている”という事実と自信に背中を押されて、オスカルは民衆側に与したのでしょう。
だから、バスティーユの場面で、オスカルが何度も何度も、アンドレの名前を呼ぶのは、せつないね‥‥‥
ちぎちゃん@オスカルの「アンドレー」は、その1回1回が心に響きます。

で、バスティーユの場面が終わると、ともみん@ジェローデルがせりあがってきて、フェルゼンとの場面に戻るわけですが‥‥
いろいろ有って、遂に剣を抜いたフェルゼンを見て、一瞬ニヤリ(* ̄ー ̄)とするジェローデルが、見逃せないツボ


とりあえず、ここまで。
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『ベルサイユのばら~フェルゼン編』(5)

2013-07-14 10:17:00 | 宝塚観劇つれづれ

今回の雪組公演は、フィナーレに触れない訳にはいきません。
東京公演は、特出ver.がないので、「小雨ふる径」はありません
ラインダンス→「愛の柩」→「オマージュ」→パレードと進んでいきます。
『ベルサイユのばら』のフィナーレとしては、わりとあっさりしている印象です。(パッショネイトな「薔薇のタンゴ」がないせいかもしれません。)

特筆したいのは「オマージュ」
私は、これを本公演で生で観たいとずっと思ってきました。
'01年の宙組公演のときに1度だけ観ているはずですが、しみじみといいなぁ好きだなぁと感じたのは、'06年の星組の公演の時です。
3列になって斜めに大階段をおりてくる黒燕尾の男役さんたちに、心が躍ります
やがて、大階段上に広がり、清々しく張りつめた空気の中、センターをえりたんが、劇場の視線を一身に浴びながら降りてきます。
振りも独特なのですよね。どのシーンを切り取っても、男役の魅力満載です
宝塚の男役の様式美が集約されているように感じます。

うろ覚えなのですがこの「オマージュ」は、今まで宝塚の『ベルサイユのばら』に携わってきた全ての人々への“オマージュ”なのだと、以前に何かで読んだ記憶があります。
使われている曲が「宝塚 わが心の故郷」(但し、歌詞はなし。今回は透水さらさちゃんのカゲソロに聴き惚れます)というのも、先人たちへのオマージュなのでしょうか?

全くの余談ですが、トップさん全員が集まった'09年6月のイベントでも「オマージュ」は披露されました。
ゆうひさんの花組時代の最後のお仕事で、3人ずつ降りてくる最前列にいましたね。
もっと遡れば、“ゴールデン・ステップス”というイベントでも踊られていたと思います。

続くパレードは華やかです
娘役さんたちは輪っかのドレス、男役さんたちは軍服や宮廷服が多いです。
シャンシャンをかかげて一礼するときに、ともみんが豪快にシャンシャンを振り回しています。星組のDNA~
『ベルばら』なので、えりたんに大羽根はありません
せっかくの本公演のお披露目なのに…残念な気がしますが…全ツの仙台公演で、ナイヤガラ付きの大羽根を拝見しますね


さて、今日は7月14日。
1月から始まったワタシの『ベルサイユのばら』観劇も今日で最後となります。
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