夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『 雪華抄 』

2016-11-29 21:51:29 | 宝塚観劇つれづれ

大劇場で花組公演を観てきました。

今回のお席は下手ですが前方席。
銀橋の上手は見えづらかったですが、オペラグラス無しで大丈夫だったので、舞台全体を見渡すことができました (^O^)


前モノが日本物レビュー『 雪華抄 』。

まず、上手下手の花道の屏風と舞台の額縁が、落ちついた金の地にいろいろな花が描かれていて、琳派の屏風のようで、良いなぁと思いました。しかも左右対称の絵柄ではないので、なおさら、好みでした。

チョンパ!で始まるのはやはりいいですね。
幕が上がると、舞台奥から舞台上まで流水模様が続いていて、これは2階席から観るときれいだろうと思いました。
紅梅白梅の景の総踊りから始まって、季節が一巡りして、桜の景で幕となる、王道とも言えるとてもわかりやすい日本物レビューでした。

以下、ネタバレしています。


『雪華抄』に関しては、すでに観劇された方々のブログを読みまして、松本理事の踊りが長い〜ときいていたので、踊りの所作がまるでわからないワタクシは、ひたすらカゲソロを聴いておりました。歌詞は明瞭だし、歌声もまろやかで、「こうなってこうなったのね〜」と思いながら松本先生を拝見していますと、そんなに長くはなかったですよー(苦笑)。カゲソロは、音くり寿ちゃん。

鷹と鷲の場面では、最初は鷲しか出てこないので、カレーくんがなかなかの風格でしたが、みりおくんが出てくるとみりおくんが王者の風格。

七夕幻想で、桜咲彩花ちゃんと銀橋を渡るちなつちゃんの、切れ長の目の色気がすてきです (≧∇≦)
織姫の仙名彩世ちゃんはやっぱり歌が上手くて、この場面の真ん中を立派にこなしていました。キキちゃんの彦星はさわやかです。

海に因んだ民謡メドレー。ここでは、青天のあきらくんが抜群にカッコよかったです。(あきらくんの主演で、遠山の金さんが観たいです。)手拍子が入るのですが、これがなんと民謡なのに裏打ちなのだわ。演奏しているのはオーケストラだし、アレンジも今風に華やかですから、これは身体が自然と裏打ちになりますね。

安珍清姫は、実はこのエピソードを曖昧にしか覚えていないワタクシは、観たあとで、wiki 先生のお世話になったのでした(苦笑)。で、清姫は蛇に成ってしまったのね、と納得。宝塚的な終わり方でしたね。そして全てが終わったあとに雪が舞い、和海しょうくんがソロを歌っていたのが嬉しかったです (^∇^)

そうして、フィナーレは春に戻りまして、華やかな桜の景の総踊りで幕となりました。松本先生もいらっしゃいましたが、みりおくんがトップスターの華と風格があって、今までよりひとまわり大きく感じました。
男役さんはそこそこ活躍の場がありましたが、娘役さんは、花乃さん、桜咲さん、仙名さん以外はほぼモブで、短くても娘役さんだけの場面を作ってあげたらよかったのに、などとも考えました。


衣装については、着物の柄ゆきとかまるで無知なのですが、ボケーッと観ながら、歌劇団の衣装部の着物の在庫はすごいなぁなどと感心していました。もちろん、真ん中とその付近は新調なのでしょうけれど。色は氾濫していますが、煩さを感じない舞台でした。
あとからプログラムを買って、見たら、衣装デザインに丸山敬太氏のお名前がありました。

お化粧については、初日近くに観た友人によれば、きれいになっているとのことです (^_^)

出演者も衣装も背景も、目にも耳にも幸せな『雪華抄』。
宝塚ならではの、というか、宝塚にしかできない日本物レビューでした。
作・演出は原田諒センセ。『白夜の誓い』のとんでもない脚本がまだ記憶に新しいのですが、『ロバート・キャパ 魂の記録』の作者でもあるのですよね。『ロバート・キャパ』は好きでしたので、今回は、当たり!でした(^∇^)
ところで、「四季の移ろい」や「花鳥風月」をテーマにしたそうですが、なぜタイトルが『雪華抄』なのかな?花組が上演しているのだから、「花」という文字を使ってあげればいいのに、とぼんやり考えたりしたのでした。




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星組千秋楽 LIVE中継

2016-11-22 14:24:54 | ライブビューイング・配信

地元の映画館で、星組の千秋楽のLIVE中継を観てきました。
ですが、半分だけ(−_−;)
どうしても出席しなくてはならない会合がありまして・・・・・
『ロマンス』とみっちゃんのさよならショーだけ観ることができました。


以下、ご挨拶やカーテンコールでのひとこと等で印象に残ったことを思い出して書き残します。
例によって、言葉そのままではなく、あくまでも!雰囲気ということで (汗)(汗)(汗)

さよならショーの前に柚美組長がみっちゃんのプロフィールを紹介するのですが、泣いておられました。途中から鼻をすする音がマイクに。スクリーンにはみっちゃんの初舞台からの映像が出ています。
組長「みっちゃんが星組にいたのは1年半でしたが、とてもとても濃い時間でした」(この言葉は多くの組子さんたちが言っていますよね!)


美都くららさん「最後にみちこさんとお芝居でセリフのやりとりが出来て嬉しい。」
その後のご挨拶では「私は幸せ」を連発しておりました。


風ちゃん「宝塚が大好きで。相手役さんができて、恋をすることができて。私は世界中でいちばん幸せな宝塚ファン。」


美城れんさん。
お花渡しは、同期はあすかちゃん、専科から夏美ようさん。
「前日から考えずに、今感じたことを話そうと思いました。大好きなお芝居、大好きな歌、大好きなダンスをおもいっきりできました。みっちゃんのおかげでここに居れる。」
カーテンコールでは、「この場をお借りして」とご家族ひとりひとりに感謝の言葉を述べられていました。

美城さんは確か4回目の受験で合格しているのですよね。美城さんが宝塚歌劇を教えたお友達も受験して、先に合格してしまっても、美城さんは諦めずにチャレンジして夢を手に入れたそうです。受験生としても生徒としても大器晩成型なのだと思いますから、せっかく開いた花はもっと見ていたかったですね。専科生としてこれからも引く手あまただろうと思いましたのに。とはいえ、卒業の日の笑顔は飛びっきりの美しさでした。


みっちゃんの花はカサブランカ。開いた大輪の白と蕾のみどり、葉の深緑のシンプルな配色や、花束のデザインがとても素敵でした。香りも素晴らしかったでしょうね。
同期のお花渡しは、隼颯希さん。

「父や兄のように海上自衛官になりたかったけれど、気がついたら、宝塚の受験会場にいました。
予科に入って初めて声をかけてくれたのが美城れんさん、文化祭で初めてお化粧をみていただいたのが夏美ようさん、岡田先生の作品で初舞台を踏んで、初めての新人公演の担当は齋藤先生、出会うべき人に出会っていたのだなあと。
星組にきて良かった!!」

何回めかのカーテンコールで、舞台にみっちゃんひとり。
次期トップコンビを呼ぶ。
「さゆみちゃーん、あーちゃん」(紅子さんをさゆみちゃんと呼んでいたのね〜〜とちょっと新鮮でした。)
予想外のことだったらしく、ドギマギして上気した表情の紅子さん。
みっちゃん「アドリブには強いんじゃなかったの?」
紅子さん「いや‥予想してなくて‥‥」
「新生星組をよろしくお願いします」とみっちゃんに紹介される。


最後の銀橋でトップコンビふたりだけで。
風ちゃん「恋をさせてくれてありがとうございました」
みっちゃん「ありがとうございました」(風ちゃんの方に向き直って深々とお辞儀)「また、ふたりで観に来たいと思います」その瞬間の風ちゃんの幸せな笑顔といったら (*^◯^*) もうこれ以上はないほどの。
みっちゃん「こんなトップコンビ(笑)を今まで応援してくれて、どうもありがとうございました」



「 ♪ シトラスの風」ではじまり「 ♪ すべての山に登れ」で幕を閉じた、さよならショー。
みっちゃんはひとつの大きな山を登り切ったと思いますが、そこで満足せずに次の山を目指す、のがみっちゃんらしい選曲だと思いました。
「歌劇」誌で何人かの演出家の先生たちが書いておられましたが、どうやら劇団の方針にちょっとした変化があって、みっちゃんのトップは実現したようですね。
舞台は途絶えることはなかったけれど、着地点の見えなかった頃に歌っていた「 ♪ すべての山に登れ」は、みっちゃんの熱心なファンの方たちは涙無くして聴けなかったと思います。だからこそ、みっちゃんはファンの方々への感謝の言葉を惜しみませんでしたよね!そして、さよならショーのそれは、清々しく、後輩へのエールとなって聴こえました。
北翔海莉はこれからどのようなエンターテイナーになっていくのか予想がつきませんが(あまりに多芸なので)、近い将来に、たくさんのジャンルで活躍してくれそうですね。個人的には、新橋演舞場か明治座で座長公演を演ってほしいです (⌒▽⌒)
(来春のミュージカルで、出演者がほとんど発表されていないものがあるのだけれど、トップコンビどちらかの退団待ち…ということはあるかしら?)


みっちゃん、風ちゃん、美城さん、くららさん。
どうかお幸せに!!
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おちゃかい

2016-11-15 20:09:42 | 観劇の周辺



今年は私には珍しく、お茶会にいくつか参加しました。(来月あともうひとつ、行きます^_^ )
web上でのレポ禁止(来月のもレポ禁のはず)のものもありますので、なかなか書くのは難しいのですが。

司会の方が、webには上げないでください、とおっしゃらなかったので、大丈夫だと思いますが💦

先日は友人に誘ってもらって、かいちゃんのお茶会にお邪魔してきました。
最初はwebに上げるつもりはなかったので、ウエルカムボードの写真さえ撮らず、友人が撮ったホテルの前の通りのイルミネーションを転送してもらう始末です……(どうもありがとう😊)

早めに会場のホテルに着き、お向かいに今春オープンした紀尾井タワーで軽く食事とお茶をしました。
暗くなってから行ったのでよくわかりませんでしたが、ネットで見ると、紀尾井タワーはエントランスや中庭やとても手の込んだ造りになっているみたいで……夏のお茶会の前なら景色も楽しめたのかな?


さて、我らが かいちゃん ❤️
立派な男役🌟になったなぁというのが最近の印象。
『カサブランカ』から舞台上で 七海ひろき を認識して観るようになりましたが、ゆうひさんトップ時代はまだ、一期上や同期の男役の影に隠れがちで……かなめさんがトップになって、大きく開花🌸した印象です。
単に長期間在団しているからポジションが上がっていったのではなくて、かいちゃんの姿勢や個性がうまい具合に表面に出てきた感じでしょうか?
真っ直ぐな人柄も人を惹きつけるのでしょうね。

以下、まあこんな話題でしたよ、ということで、雰囲気をちょっとだけ感じていただけたら💦

『桜華に舞え』の川路さんは、演出家のセンセからは「悪役で」と言われたが、川路さんのことをいろいろな書籍で調べるうちに、川路さんが大好きになった。
みちこさんの桐野さんは、川路のことがあまり好きではないらしく、帰国してすぐ「大久保卿に報告を…」と仕事モードになっている川路に対して桐野さんは嫌な顔をみせる……という芝居をみちこさんがするようになった。
ぽこちゃんとまこっちゃんが戦っている場面で、セリフはないけれどしーらんの山縣と小芝居をしている。このお芝居全体の中でこの小芝居がいちばん力が入っているのでは?というくらい。毎回、終わったあとで、しーらんとダメ出しをしている。
ショーは、場面ごとに違う人物になれるようにしている。

などという公演のお話を。
またプライベートでは、組旅行の幹事をしたお話。

ただひとつ、しーらんのお誕生日をサプライズで祝うために幹事になった。
しーらんは察しが良くてなかなかサプライズを仕掛けられないけれど、うまくいって良かった!
星組に移動になった時に、しーらんが上級生や下級生との間を取り持ってくれて、しーらんには感謝している。同期っていいなぁと思った。

そして。

来春のバウホール公演のポスター撮りは、演出家のセンセがポーズを全部決めてくれて、さっさと3時間くらいで終わった。きっといい写真になっていると思う。
今はバウホール公演が楽しみで仕方がない。

というようなお話でした。
一応、雰囲気だけをお楽しみください。

いちばん端のテーブルだったのですが、ここが良いお席で、歩いてくるかいちゃん、握手をしているかいちゃんがすぐそこに😍
かいちゃん、ずっと応援しますね 🐬 ← あざらしの絵が無いので代わりに💦


お誘いくださって、どうもありがとうございました❗️
コメント (2)
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『ロマンス!! 』

2016-11-11 20:41:46 | 宝塚観劇つれづれ

全くショーに関係ない画像ですみません 💦
これはですね〜
明治神宮のご利益の賜物です。
私も友人の 福 を分けていただきました 😄

10月30日のオハナシ。
11時公演を観るために、私の到着時間に合わせて10時頃に待ち合わせた友人と私は、劇場の2階ロビーでコーヒーを飲んでいました。友人はここに来る前に、明治神宮にお参りをしてご朱印もいただいてきたとのこと。新幹線の中で爆睡💤していた私とはえらい違いです。
すぐ横には中年のご夫婦がおられて、やはり開演前のお茶をされていました。
その奥さまが、自分たちはすぐに帰るので終演後にどうぞ、と帝国ホテルのティーラウンジのケーキセットのチケットを2枚くださったのです。
ありがたく頂戴し、終演後すぐにティーラウンジへ。お昼がまだだったので、カレーをいただき(こちらはもちろん自分で支払いました。)、ケーキとコーヒーをいただき、お腹いっぱいになりました。カレーは小さいサイズで頼んだのに、これが結構な量があるのだわ。🍛🍰☕️
という次第。
明治神宮のおかげだよ〜、ありがとうね〜 😀


🌟 さて『 ロマンス!! 』

びっくりマークふたつは藤井センセの専売特許(笑)と思いきや、岡田センセの久しぶりのショーです。
前作が『Amour それは…』ということですので、7年ぶりの本公演のショー作品ということになりますね。

確かにショーとしては雰囲気が古いのですが、これはレビュウよね、という事で、昭和なワタクシはちゃんと楽しめたのでした (⌒▽⌒)
何よりも、現在のトップで岡田センセのレビュウが似合うのは、もう、みっちゃんしかいないし、先行き不透明な専科時代にみっちゃんは岡田センセといっしょにいろいろと歌の仕事をしていますしね。

ちょっとデジャヴ感があるプロローグから始まって、宝塚の王道のようなレビュウでした、と言いたいのですが、みっちゃんの退団公演なのに大階段の黒燕尾がありませんし(涙)、みちふうのデュエットダンスが中途半端…という不満はあります。
せめて「裸足の伯爵夫人のボレロ」で、みっちゃんと風ちゃんを組ませてあげられなかったのかな〜?
だって、次の場面の風ちゃんが、何か寂しそうにみえました。衣装もしょぼいというか、センスがイマイチというか(涙)

「友情」と「イル・モンド」という大きな場面をふたつ終盤に持ってきたので、大階段での男役群舞にまで手が回らなかったのでしょうか?
それと「イル・モンド」に美城れんさんを出してほしかったです。最後の黒燕尾姿を拝見したかったと思います。

みっちゃんが歌手であることを反映してか、歌で印象的な場面が多かったです。ちえちゃんが真ん中のショーは、ダンス場面の印象が強いので、星組の生徒さんたちはいろいろと経験出来ていますね。

また、みっちゃん→紅子さん→まこっちゃん→かいちゃん、と男役の番手をきっかり守って、その下の方も路線の男役ばかり目立つ場所に起用するので、しーらんやみっきーといった中堅どころの手持ち無沙汰感が否めませんでした(涙)そんな中で、歌えるという事で、夏樹れいちゃんが要所要所で歌声を響かせてくれたのは、嬉しい限りです (o^^o)

みっちゃんの歌はとにかく男役として正統派の歌い方で、聴かせることに徹していたと思います。
風ちゃんはね〜、みっちゃんのそばで幸せで蕩けそうな風ちゃんをもっと観たかったです。
紅子さんは歌が徐々に上手くなってきましたね〜。(わたしは紅子さんのパーシーについてはあんまり心配はしていないのです。むしろマルグリットが……💦)娘役と組むときは、必ず“ 次期トップコンビ ” になっていましたね。それもいいのだかどうなんだか……
かいちゃんは、お歌がんばれ!なのですが、美形ですからね〜✨美は強し❗️
まこっちゃんは女役は自然に可愛いのですが、男役の方もだんだん骨太になってきた感じです。
美城れんさん、お疲れさまでした。『ロミジュリ』の乳母と『1789』のルイ16世が好きでした。パレードのときの美城さんへの拍手がすごかったですね 😄

『ロマンス!!』は傾向としては前作の『THE ENTERTAINER !』と被る部分もあるのですが、では、みっちゃんの退団公演はどんなショーが似合うの?となると、『ロマンス!!』で良かったのでしょうね (*^_^*)
がんがん踊る場面がなかったので、ダンサーの生徒さんとファンには物足りない部分があると思うのですが、昭和なワタクシはほのぼの楽しめたのでした。






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『 桜華に舞え 』(3)

2016-11-08 00:30:24 | 宝塚観劇つれづれ

思い出しながら、書いてみます。
衰えた海馬、がんばれ‼️


★川路利良 〜 かいちゃん

かいちゃんの演じる警察トップの川路利良は、ぶれない理論派でした。
というより、自分がぶれないように感情を律しているふうに見えました。
唯一、川路の感情が表に出てきたのが、「自分は郷士の出で、薩摩では上士たちにさんざんばかにされたことは、決して忘れない!おまえは悔しくはないのか?」と同じ郷士の出である隼太郎につめよる場面でしょうか?
彼が薩摩よりも日本を選んだのは、薩摩にはあまり良い思い出がなかったせいもあるのかもしれませんね……
かいちゃんはきれいになりましたよね〜✨
特に横顔のラインが好きです 💜
思ったよりも出番が少なかったのですが、めったにお目にかかれない、前髪を残したサムライ姿が麗しかったです 🌟


★岩倉具視 〜 美稀千種さん

今回は特に、みきちぐさんの演技を上手いなぁと感じ入りました。
西郷隆盛の訪韓を奏上するように迫られて、(自分は倒れた三条実美の代わりではあるけれど)「われは三条実美ではないゆえに」ときっぱりと奏上を拒否するあたり、説得力があるなぁと思いました。
大久保利通の夏美ようさんや、西郷隆盛の美城れんさんもそうですが、ちゃんとキャリアを積んだ生徒さんが、人生のキャリアを積んだ役を演じていたことが、この作品のレベルを押し上げたと思います。
やはり歴史モノは、重鎮と言われる人物の比重が大きくなりますからね〜
かいちゃんやまこっちゃんの出番が少なくなるのも仕方ないかな〜。


★大谷吹優 〜 風ちゃん

最後の作品だというのに、ちゃんと結ばれる役ではないのね (涙)
とてもけなげで一途な吹優。
いさましい会津の武家娘の装束がとても似合っていました。
吹優は利秋の死後に薩摩を訪れたときに、初めて利秋に妻がいたことを知ったのでしょうか?
もし、そうなら脚本にデリカシーがなさ過ぎます。(妻であるヒサの立場からしたって。)
たとえ吹優が利秋に妻がいることを知っていたにしても……あのような形での吹優とヒサの出会いは、お互いに残酷ですよね。


★その他、思いつくままに……

気になってる夏樹れいちゃん 💜
今回は村田新八という通し役で、セリフもそこそこあって嬉しかったです。
その一方で、天寿みっきーや、十碧れいやちゃんや、瀬央ゆりやくんが、どこにいるのかあまりよくわからなかった……(涙)
ヒサの綺咲愛里ちゃん。悪目立ちせず薩摩の郷の娘らしさがあったと思います。
音波みのりちゃんと夢妃杏瑠ちゃん。隼太郎と半次郎の母親です。息子役よりも下級生なのに、薩摩の様子を見にきた隼太郎を心を鬼にして追い返す場面や、薩摩に戻った半次郎とこれからの生活を語りながら銀橋を渡る場面など、ふたりとも下級生であることを感じさせませんでした。

まだ公演は2週間弱ありますね。
千秋楽のその日まで、無事に全員で駆け抜けることができますように‼️






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