宙組バウホール公演が、千秋楽なんですね。
おめでとうございます
一週間前になってしまいましたがせっかく観劇したことだし、感じたことなどを少し…
(偉そうに上から目線になると思いますが)
脚本と演出を担当した原田氏は、今作品がデビュー作ということですが、感性が若々しいな、と思いました。
もちろん、主題の捉え方とか、爽やかな後味の作品という意味もあるのですが、その若さゆえか、もっと深く描いて欲しい部分を軽く流してしまい、よくも悪くも“若手演出家のデビュー作”に相応しい作品に出来上がったと思います。
でも、大きな破綻や矛盾もなく、“これぞ若手主演のバウホール作品です”風味に仕上がっていて、楽しめました。
時代背景は、『カサブランカ』とほぼ同時代のパリから始まる、ということで、分かりやすかったです。
音楽は、主人公が、フランスの国民的な歌手である、シャルル・トレネということで、耳馴染みのある曲もいくつかありました。
恥ずかしながら、私は、シャルル・トレネさんの事をな~んにも知らなかったのですが知っている曲が流れると、なんだか舞台に親しみが湧きますね
衣装は、パリのレトロ感やセピア色の雰囲気を出したかったようで、ほとんどの出演者がベージュ系。後は白とか黒とか茶とかカーキ色。
最初こそ、色が反乱しなくてお洒落だな、と感じましたが、最後までその色調のままだったので、何人かの主要人物以外は、動く背景に見えてしまって、ちょっと気の毒でした
(戦後のパリの場面だけでも、もっとカラフルにするとか~)
では、出演者について少し…(ここでお名前を出していない方々も、みなさん好演していました)
☆美穂圭子さん‥‥雪組時代からとても好きな女役さんです。もっとちゃんと歌声を聴きたかったです…せっかく特出の専科さんなのに。こういう役に嵌まる女役さんは、貴重になりましたね…ただ、パリのレビューの女王に昇りつめたスター役なのに、「‥‥なんだよ」「‥‥だねぇ」という、下町のおかみさんの言葉尻は、違和感がありましたよ、演出家さま
☆花影アリスちゃん‥‥とにかく可愛い宙組にとって、二番手の娘役さんとして、アリスちゃんがいてくれるのはとっても嬉しいけれど、どこかでトップ娘役さんになれないのかな?健気で一生懸命なジジは、好感がもてました凪七瑠海くんとの並びは『カサブランカ』とはまた違って、爽やかなカップルあのポスターいいですよね?
☆春風弥里くん‥‥静の大人のナチス将校の役が嵌まっていましたあまり出番は多くないのですが、舞台を引き締めていました。ジジとの関係をもう少し深く書き込んで欲しかったです。(そうすると主題がぼけるかな?)フィナーレの黒燕尾は、かっこいいの一言に尽きました
☆月映樹茉くん‥‥『バレンシア~』の時から、なんとなく気になっている役者さん。『カサブランカ』でもちゃんと台詞を貰っていましたね。今回も、かなりの上級生と一緒に、遜色のないお芝居をしていて、今後が楽しみな役者さんです
☆凪七瑠海くん‥‥楽しそうに演じていました。第一部は等身大の役で、役柄も衣装も何もかもはまっていたと思います。研七で、ワークショップでなくバウホール公演に単独主演するというのは、凄いことですよね~しかも、新作をあてがきしてもらって、幸せな主演デビューを飾れて、良かったですね!
宙組の若手さんたちのことは余り詳しくないのですが‥‥
ダンサーの大海亜呼さんや綾瀬あきなちゃんが、もっと目立つ場面で踊っているのを観たかったな‥‥
歌が上手い松風輝くんや星吹彩翔くんのソロを、例え8小節でもいいから聴きたかったな‥‥
などなど思うところもありますが、久しぶりのバウホール公演観劇に、ワクワクしました
前回、バウで観たのは、『オグリ!』
『哀しみのコルドバ/Red Hot Sea Ⅱ』を梅田まで観に来た時に、足を伸ばしました。
その時の大劇場は、たにちゃんのサヨナラ公演中で、それも観ましたが、そこに祐飛さんが入るというのが、全く想像出来なくて、“この組で祐飛さんは本当にトップさんになるのだろうか?受け入れてもらえるのだろうか?”と漠然と考えてしまったことを思い出します。
杞憂でしたね
今頃『シャングリラ』は、あの広い青年館の空間で、どのように息づいているのでしょうか
おめでとうございます
一週間前になってしまいましたがせっかく観劇したことだし、感じたことなどを少し…
(偉そうに上から目線になると思いますが)
脚本と演出を担当した原田氏は、今作品がデビュー作ということですが、感性が若々しいな、と思いました。
もちろん、主題の捉え方とか、爽やかな後味の作品という意味もあるのですが、その若さゆえか、もっと深く描いて欲しい部分を軽く流してしまい、よくも悪くも“若手演出家のデビュー作”に相応しい作品に出来上がったと思います。
でも、大きな破綻や矛盾もなく、“これぞ若手主演のバウホール作品です”風味に仕上がっていて、楽しめました。
時代背景は、『カサブランカ』とほぼ同時代のパリから始まる、ということで、分かりやすかったです。
音楽は、主人公が、フランスの国民的な歌手である、シャルル・トレネということで、耳馴染みのある曲もいくつかありました。
恥ずかしながら、私は、シャルル・トレネさんの事をな~んにも知らなかったのですが知っている曲が流れると、なんだか舞台に親しみが湧きますね
衣装は、パリのレトロ感やセピア色の雰囲気を出したかったようで、ほとんどの出演者がベージュ系。後は白とか黒とか茶とかカーキ色。
最初こそ、色が反乱しなくてお洒落だな、と感じましたが、最後までその色調のままだったので、何人かの主要人物以外は、動く背景に見えてしまって、ちょっと気の毒でした
(戦後のパリの場面だけでも、もっとカラフルにするとか~)
では、出演者について少し…(ここでお名前を出していない方々も、みなさん好演していました)
☆美穂圭子さん‥‥雪組時代からとても好きな女役さんです。もっとちゃんと歌声を聴きたかったです…せっかく特出の専科さんなのに。こういう役に嵌まる女役さんは、貴重になりましたね…ただ、パリのレビューの女王に昇りつめたスター役なのに、「‥‥なんだよ」「‥‥だねぇ」という、下町のおかみさんの言葉尻は、違和感がありましたよ、演出家さま
☆花影アリスちゃん‥‥とにかく可愛い宙組にとって、二番手の娘役さんとして、アリスちゃんがいてくれるのはとっても嬉しいけれど、どこかでトップ娘役さんになれないのかな?健気で一生懸命なジジは、好感がもてました凪七瑠海くんとの並びは『カサブランカ』とはまた違って、爽やかなカップルあのポスターいいですよね?
☆春風弥里くん‥‥静の大人のナチス将校の役が嵌まっていましたあまり出番は多くないのですが、舞台を引き締めていました。ジジとの関係をもう少し深く書き込んで欲しかったです。(そうすると主題がぼけるかな?)フィナーレの黒燕尾は、かっこいいの一言に尽きました
☆月映樹茉くん‥‥『バレンシア~』の時から、なんとなく気になっている役者さん。『カサブランカ』でもちゃんと台詞を貰っていましたね。今回も、かなりの上級生と一緒に、遜色のないお芝居をしていて、今後が楽しみな役者さんです
☆凪七瑠海くん‥‥楽しそうに演じていました。第一部は等身大の役で、役柄も衣装も何もかもはまっていたと思います。研七で、ワークショップでなくバウホール公演に単独主演するというのは、凄いことですよね~しかも、新作をあてがきしてもらって、幸せな主演デビューを飾れて、良かったですね!
宙組の若手さんたちのことは余り詳しくないのですが‥‥
ダンサーの大海亜呼さんや綾瀬あきなちゃんが、もっと目立つ場面で踊っているのを観たかったな‥‥
歌が上手い松風輝くんや星吹彩翔くんのソロを、例え8小節でもいいから聴きたかったな‥‥
などなど思うところもありますが、久しぶりのバウホール公演観劇に、ワクワクしました
前回、バウで観たのは、『オグリ!』
『哀しみのコルドバ/Red Hot Sea Ⅱ』を梅田まで観に来た時に、足を伸ばしました。
その時の大劇場は、たにちゃんのサヨナラ公演中で、それも観ましたが、そこに祐飛さんが入るというのが、全く想像出来なくて、“この組で祐飛さんは本当にトップさんになるのだろうか?受け入れてもらえるのだろうか?”と漠然と考えてしまったことを思い出します。
杞憂でしたね
今頃『シャングリラ』は、あの広い青年館の空間で、どのように息づいているのでしょうか