日本青年館ホールで『不滅の棘』を観てきました。
友人が、6列目のセンターという超良席を当ててくれまして、眼福この上ありません💖
日比谷で公演中の雪組が休演日なので、客席も豪華❇️✴️✨
その上、まぁさまと大ちゃんという美形な88期OGもご観劇😆
まぁさまは、男役が抜けてモデルのような美人さんになっていました。
青年館ホールの緞帳。
『不滅の棘』は春野寿美礼さん主演の映像を見たことはあります。
おささんに当てて描かれたような役で、歌も多く、何より衣装も装置も白い舞台がとても印象的でした。
そのエロールという役に、愛月ひかるくんがどう挑むのか⁉️
結果としては……
愛ちゃん、やったね❗️
最初のうちこそ、おささんの影がちらついたのでしたが、だんだん愛ちゃんに惹きつけられていきました。
以前は、愛ちゃんの男役声に成りきれていない高めの声が苦手だったのですが、声が安定して、歌も上手くなっていました😃
顔つきや身のこなしも、以前よりシャープになって、いい感じ💖
モフモフのコートの愛ちゃんは可愛かったです😉
『不滅の棘』はきっと愛ちゃんの代表作になると思います。
が……
惜しむらくは、脚本が淡々とし過ぎていて、ただひとり愛したフリーダの影を慕いながら、348年も生きなくてはならなかったエロールの苦悩が、いまひとつ伝わってきません。
フリーダは遥羽ららちゃん。
いちばんの肝となる、エロールと愛し合ったフリーダ・プルスの出番が少なくて、唐突に時代が変わってしまうのが、観ている方としては「え?」という感じ。
このフリーダをららちゃんは丁寧に演じていたと思います。
そして子孫にあたるフリーダ・ムハ。
「お金がほしい!」と言い張るフリーダは、最終的にはエロールを愛したのか?同情なのか?いまひとつよくわからない脚本でした。
フリーダの弁護士の凛城きらくんは、こういう壮年?中年?の役が不自然ではなくなりましたね。
その息子のアルベルトの澄輝さやとくんは、まず美しい❇️
ただしこの役はなんだかしどころがなくて残念な感じ。
と、思っていたら、最後に見せ場があって良かったです😃
男爵家の女主人のタチアナの純矢ちとせさんは、あくが強い女の役をきばらずにさらりとこなしていました。
娘のクリスティーナの華妃まいあちゃんは、内気で可憐な令嬢が似合っていました。
劇場に来たときの白のマフがついた衣装が可愛い🎀
兄のハンスの留依蒔世くんは、人生に絶望して酒に走る酔っ払いの演技が上手かったです。
が、るいくんは歌のひとなので、ハンスの心情とか歌で聴きたかったかなぁ。
50年前のエロールと出会っていたカメリアの美風舞良さんは、迫真の演技の老婆でした。
その他、いろいろな生徒さんに少しずつ見せ場がありました。
白い衣装は、いろいろなデザインがあって、金色のアクセントも入っていたので、単調に見えてしまうということもなく。
白い舞台装置は革新的で、映像ではなく実際に見ても、面白いと思いました。
でも、これは私たちが前方席で観れたから言えることであって、2階席から、白い舞台、白い衣装ばかりを観ていたら、また違った感じがするのかもしれません。
ほんとうに超良席をありがとう🍀
次の本公演で、愛ちゃんがどういう立ち位置になるのか?気になるところです。
個人的には、ゆうひさんの役を新公主演した生徒さんに、トップになってほしいのですよね。
もう、愛ちゃんにしか、可能性がないのよね……
愛ちゃん💖がんばれ😄
でも、キキちゃんのことも大好きなので、今後の宙組公演は悩ましいです……😧