夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『クラシカル・ビジュー』

2017-11-25 00:37:59 | 宝塚観劇つれづれ

※ 今さらなのですが……少し下書きがありましたので、書き足してUPします。
まぁさま最後のショーですしね💧
でもショーについて書くのってすごく苦手なのだわ😥
案の定、『VIVA FESTA!』も記事にしていませんね💦



両花道の宝石のモチーフが、赤、緑、黄色、青、紫と色を変え、プロローグの娘役さんたちのドレスの袖も宝石をあらわした色になっていて、ハッピーでわかりやすいテーマのレビューです。

まぁさまは 太陽色のダイヤモンド ✨

うららちゃんがソロで歌う唯一の場面は、Ruby。
背中のあいた真紅のドレスで、すっしー組長とアダルトに登場します。
ここでも背中の飾りが綺麗。
まぁさまとタンゴっぽい感じで踊ります。
迫力も色っぽさもあって美しい。
で、何だかんだあって、うららちゃんの歌になるのですが、音域が合っているのか、危なげなく、上手いのだわ😄
ここは、銀橋から登場するまぁさまが歌う「 ♪ 朝日のあたる家」もいいし、ジャズのアドリブのような音楽で踊るシーンもいいのですが、まぁさまがあっけなく撃たれてしまうという構成が好きではないなぁ……

トップ娘役がいないので、まぁさまと真風くんとのデュエットダンスが2場面あります。
Sapphire の場面では、大劇場の中盤頃まで、真風くんがまぁさまを真っ逆さまにするという、前代未聞のリフトをしていましたね 😱
あまりに危険過ぎて拍手する気も起こらなかったのですが、それが無くなったのは、ホッとしました。
観客からの抗議で無くなったかどうかはわかりませんが、演出家は、振り付けを一任せず、危険なものは排除する姿勢を持たなくては❗️
黒燕尾でのまぁさまと真風くんとのダンスは、宙組を託す者への想いが伝わって良かったです💕
そのあとの流れも良かったしね。
まぁさまが飾りがないシンプルな黒燕尾だったのもすてきでした✨
ホルストの「惑星」を「木星」を中心にいいとこ取り?してアレンジした音楽もとてもすてきでした。
でも、さすがにあの部分は録音なのね〜。フルオーケストラの演奏だから、オケピの編成では手が回りませんものね。






真風くんは、まぁさまの相手役をしたり、うららちゃんと踊ったり、特に後半はなかなか出番が多かったです。
その「Cats eye」の場面の美風舞良さんの歌唱に聴き惚れました。
チャイコフスキーの「悲愴」。
副組長ならば後進にチャンスを与えては?となるところですが、この歌唱を聴かされるとそうは言っていられないです。
まぁさまと組のみんなが別れを惜しむように踊る場面では、組長と副組長はまぁさまと強い握手。
上級生では、せいこさんも大階段でソロを歌って、まぁさまとの別れを惜しみます。
歌詞をよく聴いたり、振り付けをよく見ていると、さよなら感が満載なのですが、宙の太陽なまぁさまらしい明るくてスケール感があるショーでした。
でも、まぁさまとうららちゃんのちゃんとしたデュエットダンスがあったら良かったのにね。
きっとクラシカルで、 THE・宝塚な雰囲気になったと思います。
それをさせないのが、劇団の意固地な体質だわね〜😰

宙組では久々にショースターのトップのまぁさま💜
まぁさまのためのショーは3作だけでしたが、全場大階段を使ったり、熱くて漢な「YOSAKOI ソーラン」があったり、目新しい場面がいろいろありました。
卒業記念の『A motion』もありましたしね😄
まぁさま率いる宙組のショー、どれも見応えがあって楽しかったです。

さて8代目になったらどのようなショーになるのでしょう?
真風くんのパレードでの歩き方って、柚希さんと似ていると思うのは私だけかな?💦
キキちゃんも星組出身ですが、真風くんと再会して星組DNAが出てくるのかな?
まずは、WSSですね😄

と、またしても、だらだらとした文章になってしまいました m(_ _)m







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宙組 千秋楽 LIVE中継

2017-11-20 00:26:38 | ライブビューイング・配信

映画館で千秋楽のライブ中継を見てきました。

まぁさまの退団を悲しむように、朝からときおり、小雪がちらつきました。

『神々の土地』は、やはり、ドミトリーのイリナへの想いの深さにうたれましたし、ドミトリーの想いに応えるようにマリア皇太后の舞踏会で踊るイリナの想いも激しかったです。ふたりのダンスはとても見応えがありましたし、とても美しかったです✨
また、時々、フェリックスの表情がアップになるのですが、彼がいかにドミトリーを気にかけているかが、よくわかります。
そして、ラスプーチンがアップになると、かなり気持ち悪かった。(← 褒めています!)銀橋によじ登っての登場ですが、ちゃんと銀橋に手をつくところからアップにしてくれていました ( ・∇・)
ライビュだと、ここ大事だから見てくださいね!という部分をすくい取って映していくので、いつもはあまり気に止めない台詞や表情の意味をくみ取ることも出来て、今さらながら、良く出来た脚本だったのね、と感じ入りました。

『クラシカル・ビジュー』は、ただただ見入っていました。
ライビュでしたが、手拍子は入らなかったものの、拍手はしっかり入りました (^_^)
もともと Amethyst の場面からは大好き💕だったのですが、思わずこのショーは名作では?と思ってしまうほど😅最初から入り込みました。(ただ、まぁさまが殺される Ruby の場面だけは好きになれませんが……どうして演出家たちは飽きもせずに、ああいうシチュエーションを延々と繰り返すのでしょう?)
黒燕尾でソロで踊るまぁさまは、もうなんというか、美の極致✨✨
「 ♪ 木星」のアレンジも大好きです。
ショパンで踊った『HOT EYES』もそうですが、クラシック音楽で踊るまぁさまが好き💕ジャンプは高くきれいだし、指の先まで悉く美しい✨
羽山紀代美センセの振り付けは、「オマージュ」を思い出させるのですが、黒燕尾のダンスを継承していきたい、と語ったまぁさまの最後には相応しい、正統的でクラシカルな場面だと思います。


そして、さよならショー。
構成がとても良くて、ちゃんとひとつの作品になっている、という大劇場での高評価をきいていましたので、楽しみにしていました。
全くその通りで、いっしょに退団する娘役さんたちにも花をもたせつつも、まぁさまの魅力満載のさよならショーでした。
最初にちょっとだけ『マラケシュ』のイントロを使った他は、トップになってからの作品+『翼ある人々』(うららちゃんとのデュエットダンス)で構成されていました。
ラダメスに始まり、ダニエルも北白川右京先生もトート閣下も登場しました。(ついでに、スタンと早見リツ子さんも😄)
「YOSAKOI ソーラン」では、まぁさまの客席降りもあって大盛り上がり。
「CHEEK TO CHEEK」を黒燕尾で歌うまぁさまを見て、こういう感じの海外ミュージカルが似合う華やかなな人だったのだから、ちょっと古典的な海外ミュージカルを見たかったなぁと。まぁさまはほんとにキラキラしていました✨
そして最後は、全員で「Will in the World」。


組の全員からのコールは「まぁさま〜❤️」
まぁさまの最後の階段降りは黒燕尾で。
同期からのお花渡しは、桜乃彩音さん。おかあさんになられたはずですが、黒のロングのワンピースが似合うスレンダーな美人さんでした。
花束は白薔薇。
大劇場では真紅の薔薇だったようですね 🌹

カーテンコールは5、6回あったでしょうか?
幸せです❣️を繰り返していました。
「ゆりか」と言って真風くんを呼んで、「今までありがとう」。真風くんは感極まって「こちらこそ……感謝です……」……💧💧💧
さらに、まどかちゃんを呼んで、「真風と星風の率いるこれからの宙組をよろしく」。
最後はひとりで幕前に出てきて、投げキッスを何度か。いよいよ、まぁさまの本領発揮❣️でしたが、これでサヨウナラだったのでした。

まぁさまの次の道にも たくさんの温かい光が 降りそそぎますように 💖


まだ現役の生徒だったから発表はありませんでしたが、来年2月の宙組20周年イベントにはきっと元気なお顔を見せてくれると信じつつ……

まぁさま 今までたくさんたくさん ありがとうございました❣️



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『神々の土地 〜ロマノフたちの黄昏〜 』(4)

2017-11-18 00:35:02 | 宝塚観劇つれづれ

まぁさまの退団が明後日に迫ってしまいました。

今日(17日)、最後の観劇をしてきました。
入り出のFCのウエアも白になって、6月の『A motion』あたりから続いていた、まぁさま退団に向かうウエーブが、いよいよ最高潮を迎えますね。
さすがに最後の日のチケットが手に入るはずもないので、千秋楽は地元の映画館のスクリーンで、まぁさまをお見送りします。




さて、公演の話。

ドミトリーの3人の同僚たち。

澄輝さやとくん(あっきー)のコンスタンチンは、ジプシーのラッダ(瀬音リサちゃん)を本気で愛しますが、庶民と感覚がズレているということが、とてもリアルに感じられます。
あっきーのロイヤルな顔立ちが、美しいものだけに囲まれて育った雰囲気で、だから美しい花は最高の贈り物と信じて疑わないピュアな感じがします。

蒼羽りくくんのウラジミールは、ドミトリーが3人の中でいちばん心を許している感じがします。
りくくんのお芝居は堅実。

瑠風輝くんは、新公でまぁさまの役を何回か演じているホープですね。
ゆうひさんの退団公演で初舞台を踏んだ瑠風くんが、新公主演をすることに、時の流れの速さを感じます。


今日は前回からほぼ2週間ぶりの観劇でした。

ラスプーチン(愛月ひかるくん)がなんだか少し落ち着いた感じ、でも凄みは増した感じになっていました。

フェリックス(真風涼帆くん)は、ソフィスティケートされた感じ。



農夫のイワン(風馬翔くん)がドミトリーにかける「待っとります」というひと言に泣かされました。


そして、まぁさまのドミトリー。
力が抜けて、自然体なのだけれども、熱い……という感じでしょうか?
イリナへの想いがとても深い。
最後に「イレーネ」と呼ぶのだけれど、その理由が「結婚前の名前で呼んでみたかった」。《自分が過去にイレーネと呼ぶことが出来ていたら、どんなに幸せだっただろう》という手に入らない憧れが、せつないです……
それと、まぁさまの歌が、宙組にきてどんどん上手くなってきましたよね。

今日が、まぁさまの男役芝居を生で観れる最後の日で……
もっと東京で観たかった〜とも思いましたが、大劇場にも行ったし、千秋楽のライブビューイングも見るし、私なりにそこそこ応援できて、良かったかなと思います。

宝塚劇場前のホテルに泊まっているのですが、帝国劇場からの帰り、午後9時半頃に宝塚劇場前を通ったら、出待ちの人がたっくさん。ほんとにたくさんの人。
さよならショーのお稽古をしていたのでしょうか?

あと2日。
まぁさまはじめ、全員が一丸となって、無事に千秋楽の幕を下ろすことができますように❣️



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「木原敏江 エレガンスの女王」

2017-11-09 11:53:45 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

木原敏江先生の特集本が出ました。
デビューして48年になられるそうです。

「総特集 木原敏江 エレガンスの女王」
河出書房新社 価格1,800円(税別)


・華やかなカラーページを挿入しながらの、木原敏江先生への2万字インタビュー

・青池保子先生と萩尾望都先生と3人での鼎談

このふたつの記事がメインです。
その他に、「封印雅歌」と「夢占舟」の小品が2作再録され、簡単な作品解説、全作品リスト、年譜も掲載されています。
池田理代子先生と坂田靖子先生と松田奈緒子先生からの1〜2ページの、木原先生との思い出を描いた COMIC も載っています。
理代子先生とは、本好きという共通項で親しくなられたそうで……理代子先生の『おにいさまへ…』にはDOZIサマがモブで登場していますね


《2万字インタビュー》では、デビューから現在までの創作の歩みを語っておられます。
自分を盛り立てて応援してくれた編集さん。
どうしてもそりが合わない編集さんの時は、作品自体も予定より短くせざるを得なかったこと。
「マーガレット」は『ベルサイユのばら』と『エースをねらえ!』が圧倒的に人気がありましたが、木原先生にもふたつの作品に負けないくらいたくさんのファンレターが届いたこと。
この当時の絵が、元気!超元気!だったとこと。
その後、別の雑誌では、好きなように描かせてもらっていたが、そのシリーズの最後の方では読者の反応がほとんどなくなってしまったこと。
編集さんとなじめなくて、そろそろこの雑誌ともお別れかな?と感じると、うまい具合に別の雑誌から声がかかること。
目を痛めたりストレスを溜めこんだりで、もう描くのはやめようと思ってアシスタントさんたちに解散してもらったこと。
今は不定期に手伝ってもらいながらほぼひとりで描いていること、などを語っておられます。
今も隔月ですが連載作品を描いていて、その作品には昔の自分の絵が合うので、少しでも昔の絵に戻したいと思って描いている、というのがすごいと思いました。
木原先生は、ラストシーンを決めてそこに向かって描いていかれるそうで、連載中の『白妖の娘』は4巻で終わり、とおっしゃっていました。


《木原敏江✖️青池保子✖️萩尾望都 スペシャル鼎談》では、出会った頃の思い出話や、お互いの作品のどういうところが好きか?とか、カラー絵の描き方についてとか、かなり興味深い話題が満載です。
お三方ともそろそろ古希を迎えられるので、やはり描くのは体力的に大変そうです。
萩尾先生はデジタルを使ったりしていますが、木原先生と青池先生は、アナログのまま、「絵は手で描くもの」というスタンスだそう。
そしてお三方とも、作品が宝塚で舞台化されていますが、みなさん、『ポーの一族』の舞台化はとても楽しみにされているようです。
自分の作品をこんな綺麗な人たちが演ってくれる、生きて動いている、衣装も豪華で音楽もついて……で、感激なさるそうですが、青池先生や木原先生は、演出家に希望はおっしゃったそうです。
少女マンガと宝塚の舞台の親和性は “ 愛こそすべて ” というのに納得❤️


『アンジェリク』のジョフレ。



『とりかえばや異聞』の碧生と紫子。




現在、木原敏江先生の原画展が銀座で開催されています。(すみませんが、検索してくださいませー)
11月14日(火)まで。

あと2日間延ばしてくれたら、見に行けたのですけれど。
東京宝塚劇場のすぐ近くですし……タイミングが悪かったですね (涙)


〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜

まだ、木原としえ というお名前で描いていられた頃。
『ベルサイユのばら』の途中から『オルフェウスの窓』の第1部終了までは「マーガレット」をずっと読んでいたので、そこに掲載された作品を読んだのが、木原作品との出会いかな?
『天まであがれ!』や『花ざかりのロマンス』が印象深いです。

当時、創刊されたばかりの「LaLa」も読んでいまして、そこで『摩利と新吾』シリーズに出会いました。
ただこれは、完全には読んでいない気がします。
作品リストを見たら、番外編とかもあるようで……

『アンジェリク』は単行本で読みました。
月組と雪組で舞台化されましたね。どちらも観れませんでしたが。

『夢の碑』シリーズは、雑誌掲載で読んだのもあれば、単行本で読んだのもあり、色々です。
このあたりになると、木原先生の、豊富な古典文学や古典芸能の知識に、いちいち舌を巻いていました。
とにかく絵がとても綺麗で、ストーリーは切なかったです。

その後はあまり木原先生の作品を読む機会がなくなりましたが、『大江山花伝』と『紫子』が再演された時は、改めて文庫本を買って読み直して、久々に木原ワールドに浸りました。
そして、木原先生がサン・ジュストを主人公にした『杖と翼』という作品を描かれたことを、連載終了後、かなり経ってから知って、文庫本で読みました。(『杖と翼』は文庫版にする際に、160ページもおひとりで加筆なさったそうです。)


少女マンガというジャンルが、24年組と言われた先生方の活躍によって、飛躍的に発展していった時期に、木原先生はじめいろいろな先生方の作品に出会えて、幸せだったなぁ💖と思います。
これからも、活躍し続けてくださるとうれしいな💜
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『神々の土地 〜ロマノフたちの黄昏〜 』(3)

2017-11-07 11:07:24 | 宝塚観劇つれづれ

前回はあまりにもまとまりのない駄文でしたので、少しはまともなことを書かなくては 💦

退団する娘役さんを中心に。

伶美うららちゃん。
この物語のヒロインです。
宝塚の娘役の王道からちょっとはずれた個性のうららちゃんは、上田久美子センセの理想のヒロイン。
うえくみセンセは自分がもう一度宙組を担当するまで、うららちゃんが退団しませんように(^人^)とひたすら願っていたと、『歌劇』の11月号の、うえくみセンセからうららちゃんに送る言葉の中にありました。
うえくみセンセの願いが叶い、うららちゃんにとっても花道を飾る役で退団です。
前回も書きましたが、背中が大きくあいたドレス(水色も白も)の背中にあしらったアクセサリーがとても綺麗✨
下手花道のつけ根で手紙を読むほんの短い間にも、ちゃんとした看護婦さんのコスチュームを着ていて、演出家の愛を感じます。
雪原での「ロシアの匂いがする」というセリフが印象的。
イリナがドミトリーとのダンスを封印したのは、踊ってしまったら、ドミトリーへの想いが溢れだしそうだから……
と、ヒロインとして丁寧に描かれた役ですが、トップ娘役の称号はないのよね(涙)
真風くんのプレお披露目に水面下で『WSS』が決まっていて、マリアはうららちゃんではちょっと……という事と、まぁさまの最後の公演限定の1作娘役トップにはいくらなんでも……という事なのでしょう。
うららちゃんを私がはっきり認識したのは『ルナロッサ』でしたから、そこからでも6年。
お歌がー(涙)という致命傷💦はあったものの 、誰もが認める美貌の娘役として、9年間お疲れさまでした。
次の道に幸せが降り注ぎますように ✨

瀬音リサちゃん。
『美しき生涯』で新公のヒロインを演じたときは、これから出てくるかな?と思いましたが、うららちゃんに押されてしまいました💧
とはいえ、全てに及第点の娘役さんでしたから 、重宝に使われていましたね。
かなり前の作品ですが『仮面のロマネスク』のジュリーと、『白夜の誓い』のラウラが好きでした。
(ということは、最近は若手に押されて役が小さくなってきたということかも……)
最後の役、ラッダは思いきり歌えて、澄輝さやとくん演じるコンスタンチンとの関係もしっかり描かれていて、やりがいがある役でとても良かったと思います。(ラッダは新公でまどかちゃんが演じるのですね👀)
やっと時間を見つけた密かな逢瀬にもかかわらず、コンスタンチンがすぐに去ろうとするのを、咎めだてするラッダは、このあたりになると本当にコンスタンチンを愛していたのでしょうね。
でもコンスタンチンが「セルゲイ大公妃を迎えに駅に行く」と明かしたことに端を発した悲劇は、人間の命のあっけなさをまざまざと私たちに見せつけてくれます……
リサちゃんも花道を飾れるような役を最後に退団ということで、良かったです。
どうかお幸せに。

彩花まりちゃん。
以前も書きましたが、『シャングリラ』で研1で祐飛さんのソラの子供時代、『美しき生涯』で子供時代の豊臣秀頼?(スミマセン💦記憶が曖昧です……)を演ったあとは、「実力派なのになんで使われないのだろう?……」と感じていました。
だから『メランコリック・ジゴロ』のティーナを観たときは、良かったなと思いました。
博多座『王家〜』のアムネリスも演りましたね😄
最後の役のアリーナは、ニコライ二世の妹のクセニヤの娘です。
フェリックスの妻になります。
セリフはあまり多くはありませんが、格式高い役が似合っていたと思います。
歌も上手く“ 女役 ” がきちんと出来る人なので、退団は残念です💧
どうかお幸せに。

美風舞良さんは安定の実力と役。

純矢ちとせさんは、フェリックスの母親のジナイーダ。
フェリックスの「ママ」呼びが微笑ましいです。
反アレクサンドラ皇后の一派として、歯に絹着せない言動が多々あって、ジナイーダの性格がわかります。
ロシアを愛しているけれど、合理的で進取の気性の持ち主。
だから亡命先にNYを選んだのね。(あくまでも作劇上の事です。)
おかげで、ペテルブルク→ペトログラードの呼び名の変化の由来が、初めてわかりました。←無知(-_-;)

ラスプーチンの狂信者(聖痴愚)のふたりに、花音舞さんと瀬戸花まりさん。
聖痴愚について、ちょっとだけ調べたら……人間の枠を超えた生き方をしているのですね。
確かにインパクトが大きい役でした。

オリガの妹のタチアナは遥羽ららちゃん。
ラスプーチンに心酔しているというか、両親が大切にしているものは、迷わず大切に思う、という雰囲気。
タチアナはふつうにワンピースなのに、オリガが軍服の上着を羽織っているのはなぜなのでしょう?

皇太子アレクセイは花菱りずちゃん。
病弱で神経質な感じがしますね。(実際は、壊れやすい陶器の置き物を扱うように育てられたらしい。遠乗りなど以ての外。)
それだけではなく、ちょっと傲慢な感じもあって、皇太子らしい。

そしてオリガのまどかちゃん。
ドミトリーに連れてこられた酒場で、ドミトリーの友人たちに絡む?意見する?セリフの言い方が、キャンキャンしているなぁ……とは思うものの、聞きとりにくくはないのですよね。
憑依型ではなくて、堅実に役をとらえるタイプのように見受けられます。
着実に階段を昇ってきたのでしょうね。
20年目で、やっと宙組生え抜きのトップ娘役が誕生しますね🎉
実力は申し分ないと思うので、望むことは、真風くんの守備範囲をせばめない(作品の選択の幅をせばめない)トップ娘役さんになってほしいということです。
もちろん、まどかちゃんと組むことで真風くんの思いがけない個性が顕われることもあるでしょうが……真風くんで大人のラヴロマンスを観たい❗️ファンは多いはずなので。


主だった役が付いている娘役さんはこれくらいでしょうか?
でも、ひと言のセリフに心を込めて、ダンスの一振り一振りに心を砕いて、娘役さんたちはみんな頑張っています✨
男役が「男性」に見えるためには、娘役はふつうに、女性ではだめなのよね。
女性が自分の性を演じる娘役は、男役に対して一段低く見られがちですが、宝塚独特の娘役スキルによって、男役が成立していることがもっと認められて、娘役の人気がもっと上がってきたら良いな、と思います。



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