夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『THE SCARLET PIMPERNEL』2017・星組(2)

2017-05-31 11:32:20 | 宝塚観劇つれづれ

東京では、5月の2週目と先週の2回、観てきました。
どちらも2階席。
ダンスのフォーメーションやデイドリーム号での着替えの様子などわかって、なかなか楽しかったです。


まずは“ 美しさは正義!” なかいちゃん@ロベスピエール。

第3身分の指導者のはずなのに、パーシーよりもピンパーネル団の貴族たちよりも、美しいロベスピエール。
東京公演ももう後半ですから、プログラムのかいちゃんのページから引用してしまいますが、「整った顔立ちで聴衆には女性も多かった。演説を聞きに来たいと思ってもらえるようなロベスピエールを創れれば」というあたりから、あのビジュアルを作り上げたのかな?
かいちゃんのことだから、今回も本を読みまくっていろいろロベスピエールについて調べたのでしょうね。(という事は前回もかいていました ^_^; 書いたことをすぐに忘れるのだわ)

ロベスピエールは劇場の桟敷席に2度座りますが、舞台はちらっと見るだけで、彼はおもに民衆の様子を観察しているのですよね。
「♪ ロベスピエールの焦燥」を歌うかいちゃんの表情もいいのですが、最後の登場場面、ギロチンのところに登場するロベスピエールの表情が切ないです……舞台前方でまこっちゃん@ショーブランが歌っているのですが、最初は革命の成功に笑顔のロベスピエールが、最後は肩を落としてギロチンの後ろに消えていく……ロベスピエールの行く末を暗示しています。
この舞台は1794年の話だから、ロベスピエールが断頭台の露となる日までは、もう秒読み段階なのですよね……

2日連続で観た友人によると、かいちゃんの役づくりは毎日違うのだとか。

で、フィナーレになって、階段を降りてきたかいちゃんは笑顔全開。
白い歯をみせてにっこり。
このダンスを踊るのが嬉しくてたまらないのだろうなぁ、と観ているこちらがほのぼのします。

宙組時代の無味無臭の(←褒めてます!)かいちゃんも良かったのですが、星組に来て“ ひろきのお兄様 ” としてキャラを打ち立てたかいちゃんが今後どうなっていくのか、とても気になるところです。
でも、ピュアなお嬢さんが男役になりました、というスタンスは持ち続けてほしいなぁ。


英真なおきさんのプリンス・オブ・ウェールズ。
彼はパーシーが スカーレット・ ピンパーネルだと気づいていますね。
わざとクラバットを解いて、ショーブランから離れようとしたり……
なかなかの喰わせ者というか切れ者ですね。
パーシーがそれに気づいてプリンスに話を合わせているのだとしたら、ショーブランは完全にパーシーの手の中で転がされているわけで。
初演、再演とプリンス・オブ・ウェールズは陽気なプリンスのイメージしかありませんでしたが、なかなか深い役だったのですね。


星蘭ひとみさんのルイ・シャルル。
大劇場での初見では、あまりに美人さん過ぎて、これは子役をやるキャラではないと思ったりしたのですが……王家の人間だし、整った顔立ちの生徒が良かったのでしょうね。
さすがに東京では見慣れました (^-^)
すごく上手い!とは思いませんが、破綻なく演じていたと思います。


紅子さんのパーシーは、大劇場よりもちょっと軽めかなぁ?紅子さんにとっては徐行運転だったのが通常運転になっただけのことかもしれませんが。パーシーとグラパンのキャラの差が縮まってきているような感じがします。
あーちゃんのマルグリットは、ふだんよりも低めの声をつくっているので、歌はともかく、台詞の声に無理がかかってこないか心配です。
ふたりのデュエット・ダンスは、あれは振り付けがどうもね。リフトすると見せかけて一周もしない、という中途半端なことをやるよりは、もっとふたりに合った振りにすればいいのにと思います。
まこっちゃんは安定のショーブラン。
ピンパーネル団の面々も相変わらず麗しかったです。


もう実際の舞台は観れないと思いますが、千秋楽のLIVE中継を観ます。
あと約10日間ですが、舞台がますます進化・深化していきますように (^_^)v

コメント (2)
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ラインナップいろいろ(宝塚2017秋〜2018春)

2017-05-25 20:34:49 | 観劇の周辺

書く気力が起こらない宣言をしたら、書く気力が甦ってきたという不思議❓

これでは、狼少年ならぬ狼おばちゃんですね。
せせら笑ってやってください。

さて、何と言っても1番の話題は、

🌹『 ポーの一族 』🌹

来年のお正月〜に大劇場で、2月から3月にかけて東京で、花組が上演します。
小池修一郎センセが、30年前から上演を熱望していたとか。
萩尾望都先生の作品の舞台化というと、Studio Life が真っ先に思い浮かびますが、『ポーの一族』は萩尾作品の聖域ですから手を出していないのですよね。
その昔、N○Kで『11人いる』もTVドラマ化されました。

『ポーの一族』の主役は、永遠の14歳、エドガーです。
そしてやはり少年のアラン、エドガーの妹のメリーベルは登場人物から外せないでしょう。

研15のみりおくんがエドガーよね?
アランは研11のキキちゃん?
メリーベルができる娘役さんはいるの?

と誰しもが思ってしまうはず。
『スカピン』の幕間に、いっしょに観劇していた友人とも話していたのですが、エドガーの年齢をそっと18歳くらいに引き上げてしまったりするかな?とか。
すごく前ですが、『オルフェウスの窓』の制服姿のビジュアルは厳しいものがあったので^^; 『ポーの一族』の中でもギムナジウムが舞台になる「小鳥の巣」はやめて、せいぜい20世紀のはじめ、上流階級の衣装がとても美しかった時代あたりまでを舞台化してほしいな〜とか。

昔の絵柄の『ポーの一族』と、その頃の少女漫画が醸し出す、たゆたうような世界観を覚えているおばちゃんは、いろいろ気をもんでしまうのでした(苦笑)


小池修一郎センセのオリジナルのヴァンパイアもので思い出されるのは、月組の『薔薇の封印』ですね。
紫吹淳さんのサヨナラ公演で1本ものでした。
確か4個のエピソードを繋げ合わせていたような。
中世の薔薇の谷からはじまり、怪しげな現代の研究所まで。


なので、全くの私感ですが……
『ポーの一族』もエピソードをいくつか繋げ合わせるのではないかな?
だとすると、メリーベルは全幕通しで出ていなくていいので、若手の可愛い娘役さんを抜擢するかな?

楽しみに待つといたしましょう。

その前に、小池センセ久しぶりオリジナル。

🌞『ALL FOR ONE』🌞

三銃士とダルタニアンというとルイ13世の時代と相場が決まっているのに、敢えてルイ14世の時代にして、さらにルイ14世の秘密(鉄仮面のことかな?)を絡ませるという大胆な設定!
かなり楽しみにしています。
まずはこちらをバッチリ仕上げてくださいませね!


🚲『はいからさんが通る』🚲

こちらは、面白そうとは思いながらも、観にいかない(チケットがなくて観に行けない)だろうと思っていました。
でも、ちなつちゃんが青江冬星役なのね。
行きたいな。
アニメ映画の方は、前編が11月11日、後編が来春公開されるそうですよ(^-^)


⚓️『CAPTAIN NEMO』⚓️

こちらもわざわざ観に行かないだろうなと思っていました。
でも、みつるくんが出るのですよね……
DCだとまぁさまのサヨナラ公演と日程が重なるから、うまく日程を組めばいいのかな?
でもチケットって取れるものかしら?



以上、歌劇団に踊らされて?楽しくジタバタしながら書いてみましたが……

こうやって、いろいろ夢想しているうちが花💐ですね、きっと。




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五月病?

2017-05-22 08:15:35 | 日々のつれづれ

お久しぶりです。

1年のうちでいちばん爽やかな季節です。

庭仕事が大好きな知人は「この季節は朝になるのが待ち遠しい」と話し、4時起きという完全に朝型の知人は「夜明けが少しずつ早くなるのが嬉しい」と話し、そういうのっていいなぁとうらやましくなります。
そのためには、早寝!早寝!ですね。


さて……

格別に忙しいわけでもなく……

体調を崩しているわけでもなく……

ブログのネタもあるのに……

どうも書く気が起きません 😥


とはいえ、ブログを閉じる気はまだないので、ほそぼそと続けていきたいとは思っています。

たまーにお暇な時に覗いていただければ幸いです。

久しぶりの更新が爽やかな季節にそぐわない、ぐうたらな内容ですみません m(._.)m


せめて どん兵衛 の写真でも。

『ベルサイユのばら』とコラボしているのを、先日見つけました 😀

携帯からだと写真が反転していますね(涙)
プレビュー画面やPCだと正常になっているのになぜなのでしょう?
すみませんが、手に負えないので、このままでm(__)m







お揚げを手ぬぐいがわりにして、どん兵衛のお風呂に入るというHP(でしたっけ?)の画像は許せませんけれどね 💢💢💢
全く理○子プロのなんでもOK✌️なんでも有り😀の姿勢には呆れてしまいました。
まあそれは、私が狭量なおばさん目線でしか『ベルばら』を語れないからなのでしょうけれどね(苦笑)
でも、○代子先生は「オスカルに食べさせてもらっています」って話されているのよね?
もっとキャラクターを大事にしましょうよ……

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『グレート・ギャツビー』

2017-05-11 11:35:00 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

日生劇場で『グレート・ギャツビー』を観てきました。

演出は小池修一郎センセですし、宝塚OGがたくさん出演していますが、音楽をすべて一新しての新演出版🆕
とはいえ、冒頭の芳雄くんの衣装というか、設定に目を奪われたものの、基本的には宝塚版の演出を襲踏している感じです。


ジェイ・ギャツビー … 井上芳雄
デイジー・ブキャナン … 夢咲ねね
ニック・キャラウェイ … 田代万里生
トム・ブキャナン … 広瀬友祐
マートル・ウィルソン … 蒼乃夕紀
ジョージ・ウィルソン … 畠中洋
キャサリン(マートルの妹) … 音花ゆり
ジョーダン・ベイカー … AKANE LIV
エリザベス・フェイ(デイジーの母) … 渚あき


大河ドラマや朝のバラエティーでちょっとお顔を拝見したけれど、歌声を聴くのは約半年ぶりの芳雄ギャツビー。
いつもの安定の芳雄くん(に聴こえました)。
主役の貫禄の歌声🎶
スーツの着こなしが綺麗。
虚飾だらけだけれど、自分で切り開いた人生に揺るぎはなかったはずなのに…
自分のピュアな感情を圧し殺しては生きていけなかったんだね…
宝塚版の「 ♪ 朝日の昇る前に」にあたる新曲「 ♪ 夜明けの約束」を、1幕、2幕の最後に芳雄くんが歌っていますが、なかなかいい曲でした。(『グレート・ギャツビー』のHPで聴くことができます。また、芳雄くん、杜けあきさん、瀬奈じゅんさんの3ギャツビーの鼎談も読めます✌️)


夢咲デイジーは、予想よりも常識的な女性でした。
もう少し精神的に追い詰められているかと想像していました。
“綺麗なおバカさん”が印象的。

マートルの蒼乃夕紀ちゃんの、自分は本来はジョージのような男と結婚するべきではなかった、というような焦燥感が伝わってきました。
何とか這い上がりたいけれど、トム・ブキャナンはあくまでも愛人としか扱ってくれない。
トムの階級の人間にとっては、労働階級に属する女性はあくまで遊びなのですよね。
それがわかっているマートルが哀れでした。


ねねちゃんも蒼乃夕紀ちゃん音花ゆりちゃんも、フラッパー風の衣装が無理なく似合っています😀


田代ニックは、いちばん観客寄りの視点で、なかば俯瞰で登場人物たちを見ています。
パンフレットでも語っていましたが、意外に台詞が多い、というか、歌が少ないのがちょっと残念。


トム・ブキャナンやジョーダン・ベイカーの衣装や行動や言動に、rolling 20'sを謳歌する上流階級の人々の傲慢を感じられ、好景気にもかかわらず底辺に生きるしかないジョージ・ウィルソンとの対比がはっきり分かり、最後のジョージの行動が腑に落ちました。
愛憎だけではない社会の歪みが、宝塚版よりも伝わってきた気がします。


知っている作品ということもありますが、分かりやすいミュージカルでした😀

機会があれば、もう一度観てみたいです。




🌸どうでもいい個人的余談🌸

『グレート・ギャツビー』の主な舞台は1920年代後半のニューヨーク。
ジークフェルト・フォーリーズのレビューというセリフもあり、『華やかなりし日々』や『THE LAST PARTY』と同時代なのね〜とちょっと感慨深かったです。
『The Lost Glory』も1920年代のニューヨークが舞台ですね。
そして1928年のベルリンが舞台なのが『グランドホテル』。
1929年には世界は大恐慌に突入します。
宝塚歌劇で学ぶ歴史😊

今から9年前。
ところも同じ日生劇場で瀬奈じゅんさん主演の『グレート・ギャツビー』を上演していたとき、お隣の東京宝塚劇場では安蘭けいさん主演の『スカーレット・ピンパーネル』を上演していて、はしごして観た記憶が……
その星組の初演に出演していた、ねねちゃん、蒼乃夕紀ちゃん、音花ゆりちゃんが今度は『グレート・ギャツビー』に出演していて、お隣ではやっぱり星組の『スカーレット・ピンパーネル』。
不思議な巡り合わせですね👀
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