夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

「繕い裁つ人」

2015-04-26 07:42:25 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

『繕い裁つ人』 という映画を見てきました。

友人が blog で紹介していて、こういうのいいなぁ~ と思ったのがきっかけです

祖母の洋裁店を引き継いだ2代目の南市江(中谷美紀さん)。
“人の顔の見える服”“人に寄り添う服”にこだわり続ける市江の前に現れたのは、百貨店のバイヤーの藤井(三浦貴大)。
受け継いだものを守りつづけること と 新しいものに挑戦すること。
前者一辺倒だった市江の姿勢が、藤井の出現によって、漣のように揺らぎはじめる‥‥


ゆっくりと丁寧に時間が流れていく物語でした。
言葉づかいもとてもきれい。
オール神戸ロケ で撮られた映画だそうで、画面もとても美しいというか、ノスタルジック。
丁寧に暮らすこと の良さがとても実感できました。
せつなくて、懐かしくて、何度も泣きそうになりました‥‥
それでも、守りつづけてそれで良しではだめだなぁ、と考えさせられもしました。


思えば、子供の頃の、お出かけの洋服は、自宅で洋裁を仕事にしている人に作ってもらっていました。(母は簡単な普段着しか縫えませんでしたので。)
既製服も着ていましたが、“洋服を仕立ててもらう”のが当たり前の時代でした
足踏みミシンも家にありましたし、洋裁学校もたくさんありましたし、当時住んでいた家の隣は、紳士服のテーラーでした。
夏の日盛りに、母に手を引かれて採寸に行ったことや、背が伸びるとワンピースの裾を出したことや、最後に仕立てて貰ったのは、中学生の頃のチェックのスーツだったとか‥‥いろいろ思い出せて良かったです


この映画の原作はレディースコミックなんですね。
全6巻で完結しているそうですが、やはり映画とはストーリーも少し違うようですね‥‥
今は、スクリーンの上の感動に留めておきましょうか


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『 TOP HAT 』

2015-04-22 16:45:43 | 宝塚観劇つれづれ

千秋楽おめでとうございます。
でも、休む間もなく24日が集合日なんですね。
どうか退団者がいませんように

ということで、先週になりますが、まぁさまの プレお披露目 『 TOP HAT 』を観てきました

評判がいいので、楽しみにしていました~
ミュージカルの王道 とでもいうべき、楽しい作品でした。
勘違いからくるドタバタ劇で、オチもものすごく単純なのですが、ハッピーエンドで終わるミュージカル
ストレスのないストーリーで、観終わってすっきり

齋藤吉正氏は、今回はご自分の趣味に走らずにレトロだけれどおしゃれな正統派の演出をしていました。
歌唱指導を島田歌穂さんがなさっているんですね


まぁくんは、のびのびと歌って踊っていました。
小粋で真摯なチャラ男くんが似合ってました
発声を変えた?
それとも、ハッピーミュージカルだから、発声を意識している?
まぁくん史上、いちばん滑舌が良かったような気がします ←上から目線、すみません_(._.)_
今まで、弟キャラとか悩む役が多かったように思うので、こういう、明るいまぁくんを観るのは、久しぶりかも
それに、男役としての風格が出てきたように思います。
男役の象徴である燕尾が似合っていてシルクハットにステッキという must な持ち物もバッチリで真ん中でタップを踏む姿は、カッコいいの一言に尽きます。

大切に育てられて、満を持してのトップ就任のまあくん
まさか二番手が真風さんになるとは思いませんでしたが、また海外ミュージカルが回ってくるといいな
個人的にはまぁくんで『ミー アンド マイガール』が観たいです


ジェリー@まぁくんに恋するデイルは実咲凛音ちゃん。
昨年の全ツの仙台のトークショーで、みりおんちゃんは実は弾けるキャラの持ち主だとわかったので、今回のデイルは嵌まり役なのでは と思いました。
こちらも明るくのびのびと
ジェリーとデイルが雨宿りしながらやがて踊り出す場面が好きです
思うに、かなめさまが相手だと、萎縮していた面とか背伸びしている感じが、なんとなく舞台に現れてしまって‥‥お試しもなくいきなり組んだコンビでしたし‥‥それでも最後の方はかなり息が合ってきたと感じましたが‥‥まぁくんだと、花組時代も組んでいるし(確か研1から『Exciter』でまぁくんと一場面組んでましたよね)、いよいよ本領発揮というところでしょうか


役としては二幕から登場のマッジ@純矢ちとせちゃん。
お芝居を締める存在感があります
せーこちゃんは今や宙組の貴重な戦力ですよね。


せーこちゃんのお尻に敷かれる旦那でプロデューサーのホレス@かいちゃん。
髭が違和感なく似合うようになりましたし、貫禄が出てきました
でも、振り回されて右往左往する様子が、やっぱりかわいい
宙組がこれで最後なんですね‥‥
次も、赤坂ACTシアターで『Catch me if you can』。観たいけれど、チケットが取れるのでしょうか?ナンバーは2曲しか聴いたことはないけれど、2曲ともすてきな曲でした


アルベルト@愛ちゃんはコミカルなデザイナーの役。
今回は役柄もあって、わざと高めの声で演じていましたが、下級生時代の愛ちゃんの声ってあれぐらい高かったよね、とちょっと懐かしくなりました。
それを思い出すと、愛ちゃんも堂々としてきました
舞台上でどんどん衣装を脱ぎ捨てていったときには、どこまで脱ぐのと、ドキドキしましたが


そして、忘れてならないのは、@すっしーさん。
さすがです
個人的には、ゴージャスなレディとゴンドラの船頭がお気に入り


幕開きや、一幕の最後や、フィナーレで、男役も娘役もほぼ揃いの衣装で踊る場面が、やはり圧巻でした

平日の昼公演を観たのですが、立ち見も出ていました。
まぁくんはプレお披露目に、まぁくんらしさを発揮できる演目が当たって良かったですね

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穀雨 @ひとりごとな《Diary》

2015-04-20 09:27:29 | 日々のつれづれ

二週間たつのは、あっ(・o・) という間ですね。

こちらは今、桜が満開です。
ところが、すっきりと晴れた日がないので、 青い空に華やぐ桜色 という光景がほとんど見れていません


うちから日帰りで行けるところでは、弘前城や角館(秋田県)の桜はいつか見てみたいです。
ではないけれど、福島の花見山にも行ってみたい
日帰りバスツアーが出ているようなので、いずれ…っていつだ

写真は、李(すもも)です


最近、驚いたことといえば…
バスに乗っているときに、“エリアメール”が来たことでしょうか
携帯はマナーモードにしてあったので、最初は自分の携帯が鳴っているって思わなかったのですね。
“エリアメール”の着信音、忘れているし
そうしたら、あちこちで同じ着信音が鳴り出しまして

以下、≪エリアメール≫の一部分をちょっと張り付けます。

~~~~~~~~~~ 

4月13日13時30分に、蔵王山において「噴火警報(火口周辺危険)」が発表されました。
火山活動がやや活発な状態が続いているため、火口周辺1.2キロメートルの範囲内に対し、避難勧告を発令しました。
火口周辺にいる方は避難してください。また、火口周辺には近づかないでください。

~~~~~~~~~~

蔵王では、山頂のお釜(火口湖)の水が濁っている、とか昨年秋あたりから言われていまして…
地元では、噴火の噂があるんですよ
でも、誰も本気にしてはいない、というレベルです
麓の温泉街は火口から5㎞離れているので大丈夫なはずですが、これからの季節は例年ならば、観光の他に、スポーツや音楽の団体の合宿でも賑わうので、風評被害が心配ですね


さて…
前回の記事の『男役』という小説、ヅカファンの友人も読んでいまして、「ねえ、これ読んだ?」と本の画像を見せられました。
友人は図書館のリクエスト待ちで借りたそうで、「次に待っている人がいますから」とも言われたそうで…
こんな田舎でも、需要は有るのね~と、嬉しくもちょっと驚いたのでした

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「男役」 by 中山可穂

2015-04-07 19:13:19 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

晴明 の記事に書いた本を読んでみました。

「男役」 中山可穂:著 (角川書店 1,600円+税)

まずは、帯に書かれた文章を引用します。

“大劇場に 夜の帳が降りるころ 伝説の男装の麗人が 奈落の底から よみがえる”

“男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切なる恋愛幻想譚”

まず、この文言を読んで、 宝塚歌劇に名を借りたただのファンタジー?つまらないのでは!? と危惧したのですが‥‥あるあると頷いたりしながら、さくさくと面白く読めました

以下、多少はネタバレしています。
(感想部分※は“読書メーター”のマイページに投稿したものに、手を加えました。)

※ 大劇場には“ファントムさん”と呼ばれる、50年前に事故でなくなったトップスターの亡霊が棲んでいるのです。
ひとつ間違えると露悪趣味になってしまう題材ですが、“ファントムさん”という存在が緩衝材になって、ある種のファンタジーとしての読み物に仕上がっていたと思います。
しかし、ファンタジーとはいいながら、トップスターの有り様や、男役と娘役の関係や、上級生から下級生へのアドバイスなど“宝塚あるある”的で、かなりリアリティーがありました。
取材もしっかりなされていたようで、舞台や稽古場の描写などにも違和感はなく、抵抗なく読み進むことができました。
ただ、宝塚歌劇をほとんど観たことのない人がこれを読んだら、暗黙の了解事項が多くて、とまどうかな、とは思います。 ※


中山可穂さんは、かつて熱烈なヅカファンだったそうで、長いブランクの後に、また観劇するようになったそうです

ある元男役トップスターとじっくり話す機会があって、この作品を書くインスピレーションをもらったと、あとがきにありました。
誰かな~?
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episode 6.6

2015-04-05 07:46:32 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

まさかこんなに長くなるとは思いませんでした

盛大なネタバレ続行中ですので、お気をつけくださいませ


“できちゃった婚”については、別にいいのですが、森のなかでああなるなんて あれは嫌です
(アニメの 蛍 もねぇ)

フランソワがマリア・テレジアと結婚したのが、1736年だから、レニエとジョルジェットの結婚もだいたいそのあたりですよね。
オスカルは1755年生まれだから、そうすると長女のオルタンスはオスカルよりも15歳以上は年上のはず。こういうことがわかって、ちょっと嬉しい

ただ、その昔、まだ昭和の頃「ベルサイユのばら 大百科」(書名はあやふや)みたいな本が集英社から出まして、それによると、オルタンスお姉さまは三女だったのです。あの本によると、上から、マリー・アンヌ、クロティルド、オルタンス、カトリーヌ(これは自信がない)、ジョゼフィーヌ となっていたのでしたが、もうそのような情報はなかったことになっているのですね‥‥

さて、次。
オスカルさまの最後の肖像画を描いた画家さんは、本編では、オスカルとあの時が初対面のような感じでした。
でも、今回のepisodeでは、ジャルジェ家のお抱え画家のような雰囲気なので‥‥パリで見かけたあの少年近衛兵がオスカルであるとその場でわかりそうですね。
画家さんは、あの少年近衛兵を、いつか描きたい、描きたいと長い間、願ってきて、思いがけずその機会が与えられて、それであの大作になったのよね
なーんか釈然としないものを感じたのでした。
(絵のモデルになっている場面で、下の4人のお姉さまたちのドレスがお揃いなのは可愛いです)


こういうふうに、重箱の隅を突っついてばかりいるから、せっかくのepisodeを心から楽しめないのは、重々、承知しています

名作と言われる作品のスピンオフ作品は、往々にして、本編との矛盾点が出てくるのは、世の常だということも、重々、承知しております

理代子先生は、さらに episode の執筆を続行するようなので‥‥次回からは過度の期待はしないで、肩の力を抜いて、楽しめたらいいな~ と思います
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