夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『Romeo & Juliette』(2) μ

2011-10-31 09:16:39 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

錦繍の関西観劇ツアー(笑)、ふたつめは、梅田芸術劇場で『Romeo & Juliette』です
前楽でした。

ロミオが山崎育三郎くん、マーキューシオが石井一彰くん、死が大貫勇輔くんというキャストが、約1ヵ月前に東京で観たのとは違っています。
ジュリエットは、東京と同じく昆夏美さん。

モンタギュー家の、ロミオ、ベンヴォーリオ(浦井健治くん)、マーキューシオの3人のチームワークがすごくいいと思いました。
これは、翌日会った友人も全く同意見で、盛り上がりました
友人も、城田・山崎の両ロミオを観ていて、ジュリエットは2回とも、フランク莉奈さんだったそうです

山崎ロミオは、モンタギューチームの末っ子的なキャラがよく嵌まり、ピュアで、いかにも危なっかしい恋をしそうに見えました。
仔犬がじゃれ合うようにして、3人は育ってきたのだろうな、マーキューシオを殺されてしまったロミオが、かっとなってティボルトを殺してしまうのも無理はないかと思わせるチームワークでした。

ふたりの死のダンサーにも違いを感じました。
前回の中島さんは、“そっと寄り添う死”今回の大貫さんはもっと荒々しく“挑発する死”とでも言いましょうか?

やはり、ミュージカルナンバーは名曲揃いだと思いました
乳母役の未来優希さんは、“舞台は楽しい”オーラにますます磨きをかけて、堂々の歌いっぷりで、とても大きな拍手に包まれていました
キャピュレット卿役の石川禅さんのソロ「娘よ」も心に響いてくるナンバーでした。
とても残念なのは、コーラスが録音だということです
エメ」をはじめ「世界の王」や「綺麗はきたない」などコーラスの力で聴かせる曲が揃っているのに、なんで録音にしちゃったのでしょう
マイクを付けているプリンシパルの他に、ダンサーさんの中にも歌っている人はいたような気もしますが…明らかにモグモグした口元をして、大コーラス部分を踊っているダンサーさんもいて、せめてきちんと口を動かしながら踊ってくれたら良かったのにね…


“メール”“フェイスブック”“ケータイ”には、今回は萎えました
前回は赤坂ACTシアターの2階席で、わりと客観的に観ていたせいもあるのでしょうね…
今回は前方席だったので、感情移入してしまうから。
それでも一幕は、あまり気にならなかったのです。
二幕の大詰め、ジュリエットの死をロミオに伝えるのは自分しかいないというベンヴォーリオの見せ場で、ケータイが出てきたとき
自分の緊張の糸がプッツンと切れたのがわかってがっかりしました。
せっかくの浦井健治くんのソロなのに



小池氏に望むこと。
外部での再演があるならば…
中途半端にぶっ飛んだ演出は止めてください。
コーラスは生でお願いします。


来年の秋に、オリジナルのフランス版『Romeo & Juliette』が上演されますね
フランス語のミュージカルは初めてなので、できたら観てみたいと思います
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いろいろ有りすぎ!

2011-10-30 00:23:25 | 観劇の周辺

錦繍の関西観劇ツアー(笑)から帰ってきて早一週間、メモを横目に観劇レポも書かずに、“紅葉論”(苦笑)でひとり、悦に入っておりましたら…

いろいろな発表が


まずは‥‥
きりやんの退団発表ですね

最後のショー『Misty Station』のサブタイトルの「霧の終着駅」って、いつ付いたのでしょう?
(確か、真飛さんの時も「聖なる時間(とき)」ってあと付けでしたね~
初めから付いていた「その男、Yによる法則」の真の意味は、あったのでしょうか

きりやん‥‥
いつも、ゆうひさんの側にいてくれたひと
ゆうひさんを「私の青春」と言ってくれたひと
“伝説の新公”と語り継がれる舞台を作り上げた実力者
肩肘はらない自然な笑顔を絶やさないひと


“霧矢大夢”を初めて認識したのは、『Guys and Dolls』のアデレイドでした。

きりやんの役で私が好きなのは、『パリ空』のギスターブ、『大坂侍』の又七さん、『夢の浮橋』の薫の君、『THE SCARLET PIMPERNEL』のパーシー。

20日に宙組を観に行ったとき、きりやんが来てくれていましたよ
月組の全ツの梅芸、『ハリウッド・ラバー』のバウホールの客席でもお見かけしました


退団公演、もちろん観に行きます
大野拓史氏&齋籐吉正氏ですね。
よい作品になりますように


ウィーンミュージカルコンサート 『M,クンツェ&S,リーヴァイの世界 2nd season』

一路真輝さんが出演します
2月26日~3月7日の、シアタークリエを皮切りに、梅田、博多、名古屋と回って、3月25日に東京フォーラムCで、スペシャルヴァージョンなのね
楽しみ~



東宝『エリザベート』2012

シシィが決定してました
おさあさ。
春野寿美礼さんと瀬奈じゅんさん
すでに動画も上がってました。
こちらも楽しみ~

一路シシィの復活‥‥見果てぬ夢なのかな‥‥


6月の帝劇が、宙組の東京公演と被るのね。

その頃、どんな気持ちで宙組公演を観るのだろう‥‥



明後日からは11月です。
はやいね~
“霜月”の名前のとおり、朝晩は冷え込むようになりました
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続・色づいている紅葉 .@《Diary》

2011-10-27 17:23:39 | 日々のつれづれ

そろそろ幕引きを考えて‥‥という話題は、広がりました。

「いつまでも遠征して観劇していられるとは思わないから、背中が丸まっても出来る趣味に、2、3年前から始めたことがあるの
と、わたしが告白しましたところ、友人も、
「わたしも前にやっていたことを、また始めたよ
と、趣味と実用を兼ねた製作(抽象的な言い方ですみません)の話をしてくれました。
彼女の場合は、同じ趣味を持つお友だちとふたりで、あるシリーズものを製作して、それをその趣味のライフワークとしたいそうで、すでに取りかかっているとか
その分野に疎いわたしにはよくわかりませんがかなりの大作になるみたいです

素晴らしいと思いました。
わたしもこうありたいと思いました。



わたしは、どう考えても、人生の折り返し点をまわりました。
青春~朱夏~白秋~玄冬というのが、人生の流れならば、白秋を生きていると思います
紅葉の季節なわけです。

仕事・趣味に限らず日常的な何気ないことがらでも、もみじが色づく前にバサッと散らないように、ちゃんともみじが色づくように、心構えが必要な年代になったのだな‥‥と友人と話ながら、改めて考えたのでした‥‥
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色づいている紅葉 @《Diary》

2011-10-25 12:03:09 | 日々のつれづれ
「散ることを知らずに咲いている花よりも、終わりを知って色づいている紅葉の方がいとしいかと‥‥」
『美しき生涯』の石田三成のせりふより。


桜花はもちろん大好きですが、紅葉の佇まいにも、以前にもまして心魅かれる、白秋なわたくしです。



大劇場の観劇に付き合ってもらった友人と、たくさん話をしました


「この年になって、最近、漫画をたくさん読んでいる
と、わたしが話したら、友人も
「わたしも
ということで、話が弾みました


まずは、里中満智子先生の一連の飛鳥~奈良時代の作品。

『天上の虹』(未完
『長屋王残照記』
『女帝の手記』

ふたりとも読んでいたので(但し、わたしの記憶はかなりあやしい…)、話題は多方面に及びました

この作品は絵が乱れている、とか、これを読んで時代の見方が変わったとか、このキャラはこういう感じで描いて欲しかったとか、宝塚での上演の可能性とか‥‥‥

そのなかで、「どうして里中先生は、時代順に『天上の虹』から完成させなかったのかな 」という疑問をわたしが口にしましたら、彼女が明確に答えてくれました

「里中先生にとって『天上の虹』はライフワークだと思う。ライフワークを描き上げてしまったら、力が抜けてしまって、続く時代を描きたいと思っても、余力がなくなっているかもしれない。そういうことを恐れて、長屋王や女帝を先に描いてしまったのでは?」

納得
心置きなく、『天上の虹』に取り組めますね
(それにしても、せめて1年に1冊は上梓してほしいなぁ…)

そこから“ライフワーク”の話になり、やはり今もご活躍の、青池保子先生の『アルカサル -王城-』について、彼女から教えてもらいました。
彼女が大好きな作品だそうです
(この作品は、わたしは未読です…ごめんね

『アルカサル -王城-』は一時、中断していた。
それが完結まで漕ぎつけたのは、青池先生がこの作品を“ライフワーク”と捉えていて、「今、描かないと描けなくなる」という危機感から完成させたのだと。


いわゆる“24年組”やその前後の、70年代の少女漫画界を牽引してきた先生方は、還暦を迎えられました。
レディースコミックに行かれた先生方、少女漫画の枠の中で作品を発表し続けた先生方、いろいろいらっしゃいますが、まだまだご活躍の先生方も多いです。

「そろそろ幕引きの時期にきているんだね‥‥」

秋の夕暮れに、しみじみとしたのでした

「理代子先生は若いときにあれだけの代表作を出しちゃったものね‥‥」

わたしたちが知り合うきっかけは、池田理代子先生の、あの作品なのでした。
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カナリア *

2011-10-21 16:06:36 | 宝塚観劇つれづれ

錦繍の関西観劇ツアー(笑)、ひとつめは、ドラマシティで『カナリア』です。

初演は、ルテアトル銀座('02年1月)で観ていますが‥‥
当時は、内容がよく理解できないまま劇場をあとにしました‥‥

9年ぶりのリベンジです

凰稀かなめちゃんと、大海亜呼さんがご観劇でした

ネタバレ&屁理屈っぽい解釈は願い下げという方は、ここまでということでお願いしますm(__)m



“カナリア”の意味するところはそうだったのか~、と自分なりに理解できた気がします。


キャストは、皆さん、はまっていると思います。

特に、えりたん。
自信満々の上から目線の悪魔とか、一転、気弱になったヴィムとか。
最後の、いちかちゃんとの場面の、清々しい表情とか。
DCの真ん中に立ってとても嬉しそうでした
まだ公演2日目なので、これから、まだまだ進化していくのでしょうね

いちかちゃんは熱演でした。
“カナリアを飼うホームレス”という、物語のキーパーソンとなるティアロッサミ役です。
初演の、未沙のえるさんの、すっとぼけておおらかな感じを思い出したのですが、いちかちゃんなりのティアロッサミでした。
最後の場面で、輪っかのドレスを着れてよかったですね

ヒロインのアジャーニ役の、実咲凜音ちゃんは、下級生ながらかなり上手かったと思います。
若いけれど落ち着いた娘役さん、という印象があるのですが、それが良い方にはたらいた、という感じです

注目したのは、ヴィムの助手ウカ役の水美舞斗くん。
まだ研3なんですね
臆せずのびのびと演じているなぁと思いました。(実は心臓が飛び出てるのかもしれませんが‥‥)
ヴィジュアルもなかなかよかったです
初演では、あさこさんが演っていましたね。

ヴィジュアルといえば、小悪魔役の天真みちるくん。
自身のキャラを活かした?鬘が、とても似合っていて和みました

和んだといえば、ディジョン役の月央和沙くん。
さんに成りきって可愛すぎる
初演ではらんとむくんの役で、「この役がきっかけで、自分を動物に例えると大型犬と言われるようになった」みたいな事をかつてWOWOWで話してましたね。



『カナリア』は正塚晴彦氏の作・演出なので、きっと氏独特の深い解釈があるのだと思いますが‥‥

私なりの、つたない捉え方としては‥‥
“カナリア”は“平和のシンボルの鳩”のような存在で、鳩がくわえている小枝が、カナリアのふんにあたるのかな?
あの小枝は、希望とか未来を意味していたと思う。
ヴィムは、人間界に送り込まれた時から、ティアロッサミの手のひらに乗せられていたのかな、と思います。
そうして、“人間はなにか良いことをしたい、良いことをすると心にぬくもりが生まれる…”という人間の底力のようなものをアジャーニを通してヴィムに見せて、その上でヴィムを天上に召喚したのかな、と思いました。
転じて、どんな人間も良い方に変わっていけるはず。それが人間というもの。


あくまでも自分なりにですが『カナリア』を消化できてよかったです


出演者のみなさま、30日までのDC公演、来月の日本青年館公演が、大成功しますように

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