夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

【ライヴ中継】宙組『カジノ・ロワイヤル』②

2023-04-25 23:19:45 | ライブビューイング・配信
更新の間を開けてしまいました。
何事もひとくぎりつくまでは勢いに乗ってやらないとだめですね😢

千秋楽の場合、フィナーレのパレードが終わって一旦幕が下りますと、幕前に組長さんが出てきて、今後の予定や退団者からのメッセージを紹介します。
今回は、ゆりかさんのサヨナラショーがあるので準備が整うまでの時間をゆりかさんのプロフィールとメッセージの紹介にあてるのですが・・・これをすっしーさんが行ったのでした。
たぶんずっと使い続けてこられたであろう藤色のカバーのついたバインダーを片手に、幕前に登場されたのでした。
最後の日までお疲れさまでした。
そして、すっしーさんへの同期生からのお花渡しは、高翔みず希さんでした。

ゆりかさんへの同期生のお花渡しは、副組長の松風 輝さん。
退団者の階段下りの司会をしつつ、お花渡しもしたのでした。
あと残っている92期生は、千海華蘭さん(もうすぐ退団)、鳳月 杏さん、真那春人さん、凛城きらさんだけかな?

紫藤りゅうさんへの同期生のお花は、和希そらさんが渡してくれました。


さて、『カジノ・ロワイヤル』に戻ります。

天彩峰里さんは、ル・シッフル(芹香斗亜さん)の片腕で愛人?アナベルという役どころ。
ちょうど、お稽古が始まるあたりで文春砲に名指しで攻撃され、おまけにキキちゃんの相手役は春乃さくらさんという発表があり・・・
精神的にとても辛い時期にお稽古から本番へと進んだわけですが・・・
アナベルは大胆で気っ風が良くて、ル・シッフルの片腕に相応しい雰囲気も品格もありました。
宙組の他の娘役さんでは出来ない役どころだと思います。

そして、次期娘役トップの春乃さくらさん。
今回の役柄のせいもあるかもしれませんが、せりふの声のトーンが落ち着いていていいなと思いました。

若手の男役さんでは鷹翔千空くんに大きな役が付き始めましたね。
また、すっしーさん演じるゲオルギーのふたりの息子役の、風色日向くんと亜音有星くんが、にぎやかしのような役でしたが、これからどんどん役が大きくなっていくのだろうな😃

冷静に見れば突っ込みどころがたくさんあるのでしょうが・・・
小池先生の「好き」「楽しい」「懐かしい」をめいっぱい詰め込んだ『カジノ・ロワイヤル』だったのでした。

休演も休演者もなく、全員揃って完走できて、おめでとうございました🎉
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【ライヴ中継】宙組『カジノ・ロワイヤル』①

2023-04-21 23:38:58 | ライブビューイング・配信
ゆりかさん(真風涼帆さん)の大劇場のラストステージをライヴ中継で見てきました。

🔫『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』


※プログラムの上の長方形のカードは、ライヴ会場で配られたものです。

脚本・演出は小池修一郎先生。良くも悪くも巨匠らしさ満載の作品でした。
舞台を世界の歴史や文化が動き、パリで5月革命が起きた1968年に設定したり、ロマノフ一族を救いだした戦艦「マールバラ」のエピソードを上手く使ってロマノフ一族を登場させたりと、綿密な設計図のもとに組み立てられた物語です。
とはいえ、ものすごく乱暴に言ってしまうと、いろいろ有って卓袱台返しをしたら、全て解決しました~みたいなハチャメチャさがあって、やりたいことを全部詰め込んでみました感が残ります。
巨匠にしてやられました。
でも、ワクワクと面白かったですよ。
巨匠の演出のお約束で、出演者が全員出てきたのでここで一幕が終わりね、と思ったらそのとおりだったり、『エリザベート』のルドルフの場面の台詞を少しですがパロディにしていたり。
深く考えずに、ドタバタハチャメチャを楽しめたらそれでOKな作品だと思いました🙆


ゆりかさんのジェームズ・ボンドはとにかくかっこ良くて、最後の作品がエンターテイメントなスーツ物👔で良かったと思いました。
身のこなしかたがスマート。
恋愛要素はあるものの、大恋愛ものというわけではなく、ちょうど良い感じ。

潤 花さんのデルフィーヌは'68年当時の髪型やファッション(ミニスカートね😃)がよく似合って、知的な雰囲気もありました。

フィナーレでは当然、デュエットダンスがありましたが、リフトのし過ぎ。
その点だけが不満🥺でした。

思えば……ふたりのお披露目公演の『ホテル・スヴィッツラハウス』のライヴ中継(無観客の公演でした😢)を見たときに、最初のゆりかさんのあまりの男役の完成度に圧倒されたのでした。
これは全くの私見ですが、潤 花さんが相手だと自分の男役の全てを押し出しても大丈夫!と確信したのでしょうね。

キキちゃん(芹香斗亜さん)は、ラスボス感がありながら、どこか抜けている部分もあるル・シッフル。
眉間にシワを寄せながらも、楽しそうに演じていた気がしました。

ずんちゃん(桜木みなとくん)のミシェルという学生運動のリーダー的な役は、何だか物語の中での立ち位置が不明で、役不足な印象を受けてしまいました……それは単に私の理解力不足なだけなら良いのですが……

公演毎にかっこよく成長しているなぁと感じるのが、瑠風 輝くんです。
男役としての押し出しが強くなったというか……
フランスのスパイの役でゆりかさんとの芝居も多くて、また春乃さくらさんの恋人役でもあり、いい役でした。

もうひとり、ゆりかさんとの芝居が多かったのは、CIAのスパイの役の紫藤りゅうくん。
退団なんですね。
最後のお役がたくさん活躍できる役で良かったです。
いろいろ言われる96期ですが、紫藤りゅうくんのことは好きでした。

そして❗️
忘れてはならないのが、すっしーさん(寿つかささん)。
巨匠がプログラムの中で、「お間抜けな欲深男で申し訳ない」と謝っているとおり、ロマノフ家の財宝に目が眩んだゲオルギーというロマノフ一族を率いるような役。
すっしーさんが演じると、欲深男でも「(今回の役に限らず)こいつはドジって成功しないよね」となぜか思わせ、憎めなくなるのでした。
15年間も組長を勤められ、本当にお疲れさまでした。
(ですが、大劇場最後のこの日にも、組長のお仕事をなさったのです👏)

(長くなったので、一旦ここまでm(__)m)

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『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』

2023-04-17 22:59:09 | 宝塚観劇つれづれ
月組公演のショーです。

『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』
作・演出……稲葉 太地

誰も見たことがない海の底の世界で繰り広げられるカルナバル、という体(てい)ではありますが、いわゆる黒塗りのラテンショーです。


2階席だったので、舞台の上部が欠けてしまいました。

ショーは、予想はしていましたが、生の舞台と映像とではやはり印象がかなり違いました。

ライビュの映像で見たときは、先ず衣装のヒラヒラやらギラギラやら色の氾濫に疲れたのですね。
もう少しシンプルなデザインでまとめる場面が作れないものか?とか思ってしまったわけです。
しかし!
あの衣装というのは、劇場の大きさに映えるデザインなのだなぁということが、今さらながらにわかったのでした。(そのデザインが好きかどうかは別にして。)

また、劇場の奥行き感も映像ではなかなか実感として感じられませんね。

そして、目が足りない❗️

目は足りないのですが、こちらでもちなつさん(鳳月 杏さん)にロックオン。
ちなつさんが女役でれいこさん(月城かなとさん)と組んで踊る場面は、特に眼福❤️でございました。
歌っているおだちん(風間柚乃さん)の表情も見たいのに、まさに目が足りない状態。

歌といえば、光月るうさんにも、千海華蘭さんも歌手として目立つ場面があって、良かったです😃

また若手の男役娘役が8人ずつで一場面をもらっていたのですが、以前はこういうピックアップの場面は男役だけのことも多かった気がします。
が、最近は、この月組に限らず娘役さんが脚光を浴びる場面が増えてきたかな?と感じて、いい傾向だなと思いました。
で、この場面では、たぶん、礼華はるくんと彩海せらくんが、それぞれ舞台でひとりで踊っていたのですよ。
こういう場面では、映像ではわかりづらい舞台の広さと奥行きがわかるので、ひとりで踊るということの貴重さや重責を感じます。
時間にして30秒ないと思うのですが、得難い経験をさせてもらって良かったね❗️と思います😃

フィナーレはラテンショーの定番?「♪ベサメムーチョ」をれいこさんを中心にして。
「♪シボネー」(でいいのかな?)をちなつさんと男役で。
トップコンビのデュエットダンスは、ロシア民謡の「♪黒い瞳」をタンゴにアレンジしたもの。
特にくらげちゃん(海乃美月さん)の衣装が大人っぽくて、アダルトな雰囲気でした。
フィナーレしか曲名がわからなかった……

エトワールは5名の娘役さんが交替でつとめます。
この日は、きよら羽龍さんで、高音がとてもきれいに出ていました。
(大劇場の千秋楽もきよら羽龍さんでした。)
オーディションで5名に絞って、再オーディションをしても決まらなかったのでこういう形にした、と、どなたかのブログで読みました。
ひとりに決められない演出家を優柔不断と評することも出来ましょうが、私はこの形は良いと思いました。
毎公演こういうことは出来ないとおもいますが、歌を頑張ればいつか陽の目がみれる🎵というモチベーションのアップに繋がりますし、百回の稽古よりも一度の本番(回数あっているかな?💦)とも言いますし。

れいこさんは安定のトップスターで、なにより品がありますね。

海神たちの~と銘打っていますが、特に新しい感じはしなくて、ラテン風味濃いめの定番の構成のショーという感じでした。
目が肥えている方には物足りない向きもあるのでしょうが……久しぶりの観劇でしたからね😃「お芝居ショーともに当たりだわ❤️」とニコニコしながら帰路についたのでした。
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5000日

2023-04-13 21:58:13 | 日々のつれづれ
4月12日はこのブログを始めて5000日目でした。
2009年8月3日に「今、ブログを書きたい❗️書かなくては❗️」と衝動的にブログを立ち上げて、早くも14年経ちました。
当初は書きたいことも多く、けっこうくだらないことも書いていたのですが、だんだんと更新が間遠になってしまいました。
(間遠になったからと言って、内容がグレードアップしたとかは全然ないのですが⤵️)
それでも何とか続けてこられたのは、読んでくださる方々のおかげです。
どうもありがとうございます。

このブログについては、そろそろ潮時かしらね~と、特にコロナ禍になってからは何回か思いました。
ただ、何かしら思いを発信するツールは持っていたい気持ちはあって、今に至ります。
(メインをTwitterやInstagramにするのは、性格的に合わない気がします。)
このようなブログではありますが、引き続き、たまに思い出して、読んでいただけると嬉しいです。
今後ますます、ごった煮感が強まる予感・・・


さて話題は急に変わりますが、最近三浦しをんさんのエッセイを読みました。
その中にとても響く言葉がありました。

❇️「この世界のうつくしさの根本は〈多様であること〉〈自分の意のままにならぬこと〉こそにあるのだと(以下略)」

❇️「まあ一言でいえば〈多様性〉ということになるのだろうけれど、〈自分と異なる存在〉は、世界をなんて新鮮に、刺激的に、うつくしいものにしてくれるのかしらと(以下略)」

『好きになってしまいました』(大和書房)より引用

この部分だけ紹介されても「はてさて?」と思われるかもしれません。
しかし、他人や世の中のスタンダードと、なにかと比べがちになっている昨今のわたしには、なかなかに響く言葉だったのです。

「あれ?もしかして今、マウント取られたかしら?」って思うこと、ありますよね?(例え相手にその気は無くても。)
そういうときに、内心カリカリしたり、落ち込んだりするのではなく、「こういうひともいるから、わたしの世界は広がるのね」と面白がるくらいの気持ちを持ちたいものだと、しをんさんのエッセイを読みつつ考えたのでした。

チューリップが咲き始めました。




もみじの葉がホワホワと出てきました。可愛い(´・∀・)




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『応天の門 -若き日の菅原道真の事-』

2023-04-11 21:50:49 | 宝塚観劇つれづれ
先週のことになりますが、約3年ぶりに東京宝塚劇場に行ってきました。
劇場は変わらずそこにあり、劇場前の歩道は華やかに装った人たちであふれていました。

ランクはプラチナからシルバーに駄々下がりしたのですが、幸運にも友の会とお友だちになれたのでした。

さて。



『応天の門 -若き日の菅原道真の事-』

大劇場千秋楽のライヴ中継を見ているので、ストーリーはわかっています。
なので、ほぼ業平さま(鳳月 杏さん)にオペラグラスをロックオン😃
眼福でございました🥰

原作は読んだことはありませんが、「仕官前の道真と業平(史実では20歳くらいの年齢差)が組んで、平安京に巣食う百鬼夜行を退治するハナシ」くらいの予備知識で大丈夫でした。
もちろん、業平と藤原高子との駆け落ち事件やら、藤原氏内部の権力争いなどの知識はあるにこしたことはありませんが。

菅原道真@月城かなとさん。
20歳少し前くらいの年齢設定でしょうか?
世の中を見下していた秀才青年が、事件に関わることで、いろいろな人と交わりながら、人としての生き方を考えるようになっていく、そんな感じでした。
仕官前の下級貴族なので、衣装は地味ですが、よくよく見ると凝った文様が入っています。
れいこさんなので、もちろん美しい✨
足元はブーツなのですが、古代の衣装にお約束のブーツを見ると、「ああ宝塚だわね」とニマニマしますね。
トップコンビのロマンスがないストーリーなので、帝の御前で舞う場面が唯一、トップコンビが組んだ場面でした。

昭姫@海乃美月さん
手広く商いをやっている店の、唐渡りの気っ風のいい女主人。
道真を「食えない坊っちゃんだね」と評しつつ、協力は惜しまない。
唐風の髪型や衣装が似合っていて、役柄もくらげちゃんに合っていたと思います。
道真と昭姫もロマンスではなく、バディ感がある関係でした。

在原業平@鳳月 杏さん
稀代のプレイボーイの役ですが、高子と引き離されてあまり時が経っていないらしく?まだひたすら高子を想っている。
また、「鬼」の正体をつきとめても、そこは世の中の荒波にも揉まれた業平なので、事件をうやむやにしようとして、道真に非難される。
藤原氏が席捲する世の中で「在原氏」は軽んじられていて、たぶん忸怩たる思いはあるのだろうけれど、飄々と生きているのだろうなと思わせる業平でした(業平は政治的には不遇な人生でした)。
最後は熱くなるけれどね😃
衣装は、廟堂での黒の直衣(ひとりだけちょっと光る地模様あり)、藤色の直衣(でいいのかな?)、橙色の検非違使の狩衣?の三着。
トップスターよりも上級生という立ち位置を生かした良いお役だと思いました。

藤原基経@風間柚乃さん
藤原北家の若きエース。
いわば敵役なのですが、眼の芝居が凄くて引き込まれます。
冷徹な雰囲気のメイクも素敵でした。

藤原良房@光月るうさん
藤原家の氏の長者。
基経を見込んで養嗣子にしたものの、権力はまだまだ手放さないぞ!という執着がありありとわかる良房でした。
退団されるのですね。
善人も悪人も男性も女性も違和感なく演じることが出来た方だったので、寂しくなりますね。
組長のお役目もお疲れさまでした。
(前の組長だった憧花ゆりのさんのブログに、組長のお仕事について書いてあって、一般人の目に触れないところでたくさんの役目をこなしていられるのだなぁと感嘆した次第です。)

清和帝@千海華蘭さん
老いも若きも自在に演じられる男役さんですが、こちらも残念ながら退団です。
清和帝は10代前半の設定でしょうか?
少年ながら帝らしい鷹揚さがありつつ、好奇心も持ち合わせている清和帝。
なによりも姿も声も可愛い。
ちなつさんと同期だから研18なんですよね。
お疲れさまでした。

白梅の彩みちるちゃんは可愛くて、紀長谷雄役の彩海せらくんとのコンビが嵌まっていました。
彩海せらくんはれいこさんの道真の学友というには、見た目若すぎるのですが、場の雰囲気が明るくなるお芝居がいいですね。

若手ではもうひとり、藤原常行役の礼華はるくんが目立っていて、妹(藤原多美子)思いで、基経に追いつめられて毒まであおってしまう役でした。
こちらも道真と並ぶとまだ下級生感がありましたが、それは仕方がないですよね。


お芝居に関しては、映画館で見たときと生の舞台とでは大きな感じ方の違いはなかったです。
でも、大きな映像だと、鬘の被り方のせいで額がものすごく狭くみえる娘役さんがけっこういました。
ですが、ふつうに舞台を観ていると気にならないものなのですね。

ということで、久しぶりの劇場にドキドキしながらも、楽しく観劇したのでした。

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