夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編 』 (1)

2014-06-28 12:35:17 | 宝塚観劇つれづれ

鯱の國で花組の『ベルサイユのばら』を観てきました

明日海りおくんのお披露目公演の「フェルゼンとマリー・アントワネット編」です。

★ベースになっているのは昨年の雪組の「フェルゼン編」
★毒ワインはもちろん今宵一夜もない
★華形ひかるくんの役が“ド・ブロイ元帥”という新キャラクター
ぐらいの予備知識で観にいきました。

せっかく出かけるのだから、2回観ましょうということで、昼の部はかなり前方だけど最下手(けっこう見切れました…)、夕方の部は9列目の上手寄りのお席で観ました。
千秋楽の2日前、ということもあり当然満席。

昨年の雪組の通常ver.からバサッとなくなっていたのは、二幕の、フェルゼンとジェローデルが国境で警備兵たちと戦う場面。
その分はアントワネットの場面が増えているのですね。
その他にも少しずつ手直しされていました。
改悪はされていないように思います。


花組でトップになるとは思いませんでしたが、みりおくん、トップお披露目おめでとう
みりおくんのフェルゼンは美しかったです。
恋に焦がれる青年でした。

対して、蘭乃はなちゃんのアントワネットは、特に2幕に入ってからは、とても大人びてみえました。
らんとむくんと組んでいたときとは、少し雰囲気が変わった気がします。
アントワネットのためのソロ曲(新曲?)もあり、国王や子供たちとの別れやコンシェルジェリ牢獄での様子などとても丁寧な脚本で、この辺りはさすがに“アントワネット編”を謳っているだけありますね。

芹香斗亜くんのオスカルは、頑張っていました
きれいだし、歌えるし、セリフも明瞭でいいのですが、特に一幕は困ったような表情が多くて気になりました
それと明らかにみりおくんよりも背が高いので、フェルゼンと並んだ時のバランスが悪いのです…これは誰のせいでもありませんが…
バスティーユはなかなかしっかりしていて、見応えがありました

望海風斗くんのアンドレ。
このヴァージョンのアンドレは、だいもんには役不足だなぁ
ソロは聴き応えありますし、死ぬ場面もちゃんと目立っているのですが(わりとさらっと演じていました)、2番手のだいもんが演じるのだから、しかも外伝ではなく本編の『ベルばら』なのだから、“今宵一夜”は必要だと思うのですけれどね…

ジェローデルは鳳真由くん。
このヴァージョンですから、「身を退きましょう」はありません
一幕最後のフェルゼンの帰国の挨拶の宮廷の場面にも登場しません
でも、バスティーユでオスカルを殴ったりせずに、ちゃんと丁寧語だったのは、演出GJ
ジェローデルに対して観る側に思い入れがなければ、“オスカル隊長の忠実な副官”でしかない今回のジェローデル。
せめて、スウェーデンでフェルゼンと再会したときに、オスカルを想うセリフのひとつくらい有れば…と想うのですよね、ジェローデル贔屓としては
それと昔から気になっていたのが「死にました。」というセリフ。ここは「亡くなりました。」でしょってずうっと悶々としています…
(ジェロ贔屓ですからね語ってしまいました)
鳳真由くんは、鬘などもよく考えて、さわやかな青年将校でした。
みりおくんとのバランスも良かったです。


ジェローデルがフェルゼンを訪ねてスウェーデンにやって来たのが、1789年8月。ふたりがフランスとの国境に辿り着いたのが、1793年2月。
きっと亡命貴族たちに助力を仰いだり、フランスからの連絡を待っていたのでしょうね~~~
と、解釈することにして
続きます
コメント (2)
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『オーシャンズ11』を観てきました。

2014-06-12 12:00:21 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

香取慎吾さん、山本耕史さん、観月ありささんたちがご出演の『オーシャンズ11』を観てきました。

つい最近も足を運んだ東急theater orb にて。
チケット難の公演ですので(しかも今どき電話受付のみ)、取れたらLuckyくらいの気持ちで、あせらずゆるゆると電話
で、取れたのは、3階席でしたが、orbは上の方は音響は1階よりいいんですよね
オペラ片手に見下ろす感じで楽しく観劇してきました


脚本・演出はもちろん小池修一郎氏。
『オーシャンズ11』の脚本はしっかりと練れていますよね

配役は、上記のお三方が、ダニー・オーシャン、ラスティ・ライアン、テス・オーシャン。

橋本さとしさんがテリー・ベネディクト、霧矢大夢さんがクイーン・ダイアナなどなど。

慎吾くんのダニーは骨太で人を惹き付ける魅力にあふれ、山本耕史さんはさすがに何事もうまくこなしていて(ラスティの歌が増えていたかな?)、観月ありささんはまだ不慣れな部分も見受けられましたが、テスの真面目な面が出て、なおかつ美女のオーラがありました。

さとしさんのベネディクトは安定のうまさ。でもすでに完璧な成功者で成り上がりもののギラギラ感がなくて…と感じてしまったのは、紅ゆずるくんや望海風斗くんのベネディクトがインプットされているからでしょうね

きりやんのダイアナは、ひたすらテスの敵役に徹していた感じかな?
でもチャーミングで憎めないキャラクター
歌って踊っての華やかな役。
濃いめのメイクに長いダークブロンド、着こなしが難しい衣裳にも負けずに綺麗でした衣裳によって口紅も替えていました。
大きな劇場向けの発声ができていてさすがと感じました

3ジュエルズのひとりに元花組の真瀬はるかさんがキャスティングされていて、いきいきと歌っていました
昨年の一路さんのコンサートにも出てくれて、来月末からのゆうひさんの舞台にも参加してくれます
また歌声が聴けますね。


さて今回の『オーシャンズ11』は宝塚版の演出を基にしているので、流れは同じだしセリフもほぼ同じなので、余裕を持って観劇しました。
みっちゃんが命を懸けた(笑)ジョンソン先生のアドリブはありませんでしたが
どうしても、星組や花組の舞台が思い浮かんで、舞台では別の俳優さんが演じているのに、脳内では星組や花組のメンバーが演じていて…退団してしまった生徒さんや異動した生徒さんがたくさんいるなぁ…とか暫し感慨に耽ったりしたのでした。

『オーシャンズ11』に限らず、外部の舞台を観ていつも感じるのは、宝塚の娘役さんたちのスキルの高さ。
コスチュームものやショーガールとかは外部の舞台女優さんもちゃんと見えるのですよ。
でも、現代の普通の欧米系の女性だと宝塚の娘役さんにはとうていかなわないといつも思うのでした。
鬘の処理が断然上手いし、立ち居振舞いもぴしっとしていますものね

この舞台も衣裳担当は有村淳氏。
蛇をモチーフにした衣裳が多かったのですが、うーん
でも華やかでした

舞台装置はトランプやルーレットなどをイメージした台を組み合わせて、それを自在に動かしていました。中央の台は八百屋舞台になっていて、小池氏の中で八百屋がブーム?(でも『レディ・ベス』のように筋肉が鍛えられるような角度ではなかったです)
それと、宝塚版のように映像も多用。


私が観劇したのは、幕が開いた翌日の昼公演。
はっきり言って、手探り状態の部分や、段取りどおりにこなすので精一杯な部分もありました。(偉そうにすみません)

私はもう観劇できませんが、きっと日一日と進化を続けていってお祭りのような楽しい舞台になっていくのだろうなと思います。
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