夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『太陽王』観にいきました(^^)

2014-05-24 16:43:11 | 宝塚観劇つれづれ

久しぶりの 東急theater orb です

『太陽王 ル・ロワ・ソレイユ』を観にいきました

まず、幕が上がって礼音くんのダンスが始まったあたりから、外部の舞台を観ているような気になって、(耳慣れた“宝塚”の音楽ではなく、French pops が新鮮なせいもあり、)
「宝塚もなかなかやるじゃん薔薇に埋もれて、ごらんなさいと歌っているだけが宝塚ではないということを、もっと発信したほうがいいのでは
などと感じたのでした
レベルの高い舞台だということです。


出演者については、後日書くつもりですが、とにかく眼福な舞台でございました。
出演者ももちろんですが、舞台装置や衣裳もいいのです。

舞台装置はアイボリーが基本で究極なまでに簡素ですが、わかりやすいです。
階段を使っているので、奥行きも感じられます。
特に二幕のヴェルサイユ宮殿の建物と青空の景がいいなと思いました。

その分、衣裳に色を使っているのですが、娘役さんたちのドレスの抑えた色味と独特の配色やデザインに目を惹きつけられました
衣裳の担当は有村淳氏です。
この方の衣裳のセンスが好きです。
(『Rock Opera Mozart』を観たときすごくいいと思った衣裳があって、プログラムを見たら有村淳氏が担当していました。その他外部でもたくさんご活躍です。)
そんな中で、強烈に個性的な衣裳、鬘、メイクで登場するのが、紅ゆずるくん。衣裳にぜんぜん負けていません
鬘といえば、貴族で登場するときの、汐月しゅうくんの鬘が楽しい(しゅうくんは『ロミジュリ』の時も個性的でしたね)
役名がある男役さんたちの衣裳は、ノーブルで正統派。(時代考証は正確ではないですが、ぜんぜん気になりません。)
そして、礼音くんは、華やかな宮廷服にスターブーツです。
その他、踊るときの金色の衣裳が踊る国王らしくてすてき(何着かあるうち戦場の衣裳がいちばん好きです)

† † † † † † † †

踊る国王といえば、『薔薇の封印』で、ルイ14世役だったきりやんも踊っていましたね。
因みにムッシュウ(オルレアン公フィリップ)役はゆうひさんでした。
黒ミサの場面もありましたね。


また、ルイ14世と作曲家のリュリを描いた映画『王は踊る』も当時の風俗なども絡めて、かなり好きです

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episode4

2014-05-23 10:20:56 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

5月20日発売の「マーガレット」誌に掲載された『ベルサイユのばら episode4~アラン編~』を読みました

しみじみとした良いお話でした。
一足先に読んだ友人からいただいたメールには、
「理代子先生も本気出せばまだ描ける」
「アランの回想、全く不自然なところがなくて~」
「オスカルもまぁまぁ美しい」
などとあり、わくわくしながら読みました
確かに
同感です

以下、ネタバレしています。

友人からメールをもらう前は、理代子先生の公式HPに、「革命後のアランの物語」と予告されていたので、「オスカルが登場するとしたら、回想シーンしかないわね‥‥」と少しテンションが下がっていたのでした

確かに、オスカルはアランの回想の中にしか登場しません。
しかし、オスカルの真っ直ぐであたたかくてピュアな生き方が、アランの心の中で雄弁に語られているので、オスカルさまファンとしては満足感がありました。

時は1791年6月のルイ16世一家のヴァレンヌ逃亡事件のあと。
王制に対する信頼が急激に失われ、何とかフランスに踏みとどまっていた貴族たちの国外脱出が盛んだった頃‥‥

アランは、ジャルジェ将軍やルルーや、あろうことかディアンヌを裏切った元婚約者とその妻に、出会います。
彼らとの関わりの中で、アランの精神の芯になっているのはいつも、オスカルの、そして寄り添っていたアンドレの生き方だったのでした‥‥

ちょっと大人びたルルーがいい感じです
「オスカルおねえちゃまのような美人になれるのであって」
きっとなれます
すでに聡明な美少女です

本編+外伝『黒衣の伯爵夫人』を前提にしたストーリーなので、余計な説明をしなくていい、というメリットはあります。
しかし、限られたページ数の中にかなりのエピソードを詰め込んでいるにもかかわらず、全く破綻がなく、流れに乗って気持ちよく読ませるというのは、「理代子先生、さすが」と思いました。

次はジェローデル編だそうですが、掲載時期は未定とのこと。


心配なのは、この一連の新作に目をつけて、U氏がとんでもないものを作り出さないかということです

さてさて新作?といえばもうひとつ‥‥
理代子先生の公式HPのインフォメーションから、タイアップしているエステのHPに入ってみますと‥‥

じゃーん

オスカルとアントワネットの美的生活 2014

WEB限定マンガ、公開中です。
今の技術はこういう事を、可能にするのね

ベルサイユ商事の営業部長に異動になったオスカルは、ストレスフルな毎日を送っていて‥‥

こういうのは絶対いやぁ~という向きもありましょうが、わたしは、ここまでぶっ飛ばれると、ゆるーく眺めているだけです
先の展開も楽しみですしね
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Thank You !!

2014-05-19 00:03:19 | 観劇の周辺

5月11日、蘭寿とむさんが退団されました。

太陽の輝きで周りを温かく包んでくれる、求心力のあるトップさんだったと思います。

幸いにも、トップになってからの本公演は全て観ることが出来ました。
まあくんが宙組に移り、みーちゃんが宙組からやって来て、えりたんが雪組に移り、みわっちが辞めて、みっちゃんが特出して、みりおくんがやって来て、みーちゃんが辞めて、と周りにも変化がありましたが、いつもいつも、ほわーんとした笑顔と組への厳しい責任感がそこにあったように思います。
お芝居は誠実で、ショーではさまざまな色の炎がぎらぎらと燃えて、観客を魅了し続けてくれました。

ずっと蘭寿とむさん一筋に応援してきた方々の眼から見ると、ピント外れのことを書きそうなのですが、今を逃すと書く機会がないと思うので、少しばかり、蘭寿とむさんについて、思い出語りをしたいと思います。

と言いますのは、まゆさんは、私が応援してきたふたりの男役さんに深く関わってくれたからです。


ひとりめは樹里咲穂さん。
樹里さんの退団公演は、2005年9月、日生劇場の『Ernest in Love』でした。
樹里さんのアーネストに対して、6学年下のまゆさんのアルジャノンが見事に嵌まり、まるで遜色なく堂々と渡り合ってくれて、公演はとても楽しいものになりました
まゆさんだからこそ、樹里さんの花道を華やかに飾ってもらえたのだと、感謝しています。
あれから10年近く経ったのですね…

そして大空祐飛さん。
二番手としてゆうひさんを支えてもらっただけでなく、自由に泳がせてくれてありがとうございました。
大和悠河さんの退団が決まったとき、ファンの方たちは「いよいよ」と大きな期待をしたと思うのですね。
ゆうひさんファンの私ですが、『逆転裁判・2』を観て、「トップになる準備が十分に整っている蘭寿とむを劇団はそんなに待たせないだろう。ゆうひさんのトップ時代はきっと短いのだろうな…(私にとっては)ゆうひさんがトップになれたことが奇跡だし…」と考えながら帰路についたのを覚えています。
今回、まゆさんのファンの方々のブログをいくつか読ませていただきましたが、「大空祐飛の下で二番手の経験をさせてもらえて良かった」と書いてあるものが多く、本当に嬉しかったのでした。
ゆうひさんが宙組に突然やって来たことで、2年近くトップ就任が遅れてしまいましたが、100周年の佳き日の舞台のセンターに立った姿は、ファンの方々の眼に焼きついて離れないでしょうし、誇らしい宝物のひとつになったと信じています。
同期のえりたんと共に白いお着物でしたね…
ラズロ、嵐、ナポレオン(ネルソンとの絡みはほとんどなかったけれど)、アグスティン、といずれの役でも密度の濃いお芝居で、作品の世界に深さや拡がりを与えてくれました。
今だから言えますが『ファンキー・サンシャイン』では、ゆうひさんメインの場面はいくつもありましたが、瞬きするのも惜しいくらいの集中力で観たのは、プラズマダンサーの場面でした
『“R”ising!!』もとても楽しかったです

花組に戻ってからは、一作品ごとに、まゆさんの放つ炎が大きくなっているように見えました。
組の皆さんのまゆさんへ向かうベクトルも、どんどん太くなっているように感じました。


きっとまた表舞台に戻ってくる人だと思うので、いつかまた新しいまゆさんのお姿を拝見できるといいな

長い間、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
末長く、お幸せに
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『ベルサイユのばら ~オスカル編~ 』(7)

2014-05-15 00:13:13 | 宝塚観劇つれづれ

娘役さんたちについて、ちょっと続きなど。
いつものことながら、ネタばれしています。



いわゆる輪っかのドレスは、劇中では、ジャルジェ夫人とオスカルの5人の姉たち、ロザリー(一場面のみ)が着ています。
パレードでは、市民役だった娘役さんたちも輪っかのドレスで降りてきます。

昨年の雪組公演で、大湖せしるちゃんが輪っかをぜんぜん揺らさないで舞台上を滑るように歩いているのに、とても感心したのでした。本当に貴族に見えるのですよ雪組には、そういう歩き方ができる娘役さんが他にも何人かいました。

でも、今のところ宙組には見当たらないような‥‥(見落としていたら、ごめんなさいm(__)m)
ちょっと残念だったのでした。

宮廷の貴婦人たちが一切登場しないので、5人のお姉さまたちに“社会の情勢に無頓着な貴族階級”を代弁させる演出意図があって、能天気に「オ プランタン」とか歌わせているとは思うのです。
でもそうすると、ジャルジェ家の娘たちが、“革命なんて他人事”な貴族に見えてしまい‥‥その一方でロザリーにパリの情勢を訊ねようとしたり‥‥お姉さまたちの立ち位置が今ひとつはっきりしませんね

それでも、純矢ちとせちゃんを筆頭に5人の娘役さんたちが、子どもから大人までを楽しそうに演じていて良かったです
ドレスもデジャヴなものもありましたが、綺麗でした

ドレスといえば、昨年、花組の『アンドレア・シェニエ』を観たとき、冒頭の舞踏会の場面の貴族たちの衣裳のセンスのよさに息を呑んだのでした。
宮廷服もパニエ入りのドレスも、色みが押さえてあって、かえってとても豪華にみえました

全く同じ国と時代ですが、『ベルサイユのばら』は色の洪水です。
でも『ベルばら』はそれで良いのだと思います。
女の子が最初に思い描く夢の色彩です
それにあの舞台装置には、シックな雰囲気のドレスはまるで似合いませんよね


ダンス場面の娘役さんたちの(輪っかではない)ドレスはとても綺麗
特にお芝居最後の、天国のオスカルの周りで踊るときの純白のドレスが好きです
オスカルもふわっとした純白の衣裳で、軍服ではありません。
ここではU氏作詞の新曲「花のいのち」が披露されます。
吉田優子氏作曲のメロディーはいいなと思いました

他の男役さんたちのことも書きたいのですが、オスカルとその周りばかり一生懸命に観ていたので、記憶が~
プロローグで踊るちーちゃんが、なんだかとても大人っぽく見えました。
澄輝さやとくんのロベスピエールは納得のビジュアル。(髭面ロベスピエールにはどうしても違和感がありました。)

ここで、一旦終了しまして、東京公演が始まったら、また少しずつ書いていけたらと思います。(1)~(7)までお読みくださった皆さま、お付き合いいただいてどうもありがとうございました。


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『ベルサイユのばら ~オスカル編~ 』(6)

2014-05-11 11:09:51 | 宝塚観劇つれづれ

好き勝手に書き綴ってきた、ベルばら語り。
初日からの3公演での記憶をもとに書いていますが、幕が上がってはや1週間が過ぎ、舞台にも変化が見られる頃ではないでしょうか?
いつものとおり、大きくネタバレしていますので、ご注意くださいm(__)m


娘役さんたちのこと。
オスカル編の場合、娘役さんたちに役がないですねぇ‥‥
ヒロインのロザリーとジャルジェ夫人とマロン・グラッセ(乳母)を除けば、オスカルの5人の姉たち、ルルーの他は、市民の女になります。

市民の女たちには、役名がついていて、いずれも衛兵隊士たちの家族という設定になっていますが、「あんた、私に銃を向けるのかい」みたいな台詞が、何度も何度も場面を変えて繰り返されるのです‥‥
そういう台詞は、ここぞという一場面だけにして、贅沢三昧のアントワネットに対する批判や、小麦が値上がりしてパンが買えないとか、(ネッケルが罷免されたという台詞はありましたが)具体的な社会批判の台詞でも入れればよいのに‥‥と感じたのでした。


市民の女たちの中で存在感を示していたのが、美風舞良ちゃんや大海亜呼ちゃんら上級生。
気取ることなく、平民になりきっておりました。
だからこそ、もっと実のある台詞をあげてと思います。
バスティーユでのダンスは迫力がありました


今回の公演で、新人公演のヒロイン経験者の、愛花ちさきちゃん、すみれ乃麗ちゃんのおふたりが残念ながら退団されてしまうのですが「最後の役があれでは、心残りなのでは」と余計な心配をしてしまいます。

たらちゃんは、衛兵隊士の妹で盲目のイザベル。
薄幸な少女がよく似合っていましたが‥‥役不足感は否めません
出番は少なくなるかもしれませんが、ディアンヌにキャスティングして、一場面だけでも見せ場があったらいいのにね‥‥

れーれはルルーです。
れーれの子役は上手いです
でも、れーれにはロザリーが似合います。
きっとあの脚本でも、ロザリーの健気さや必死感が伝わったと思うのです。

そのロザリーは実咲凛音ちゃん。
幕が下りたとき、私の後ろで観劇なさっていたご婦人がお連れの方に「娘役トップの人は何の役をしていたの?」と訊いておられました‥‥
今回のロザリーはそういう役です
凛音ちゃんのロザリーは、しっかりものの奥さんで、ベルナールとはひたすら“同志”という関係しか見えてこなかったのが、残念でした‥‥
(あの脚本ではしょうがないのですが)
凛音ちゃんにはアントワネットを当ててあげたかったですね。
天国のオスカルを幕切れに持ってきたかったら、断頭台は説明台詞にしてもいいからオスカルとアントワネットの場面が少しでもあれば、良かったのにね‥‥
ロザリーがバルコニー?からオスカルの部屋を訪れるのはそのままでしたしかも夜‥‥
当時の貴族の館は、私室はたいてい2階にあったのですけれど‥‥
(原作にだって、オスカルがジャルジェ邸の階段を降りてくるシーンがたくさんあるのだから、窓から出入りするのは無理だということに、U氏にそろそろ気づいてほしいものです)


だんだんネタ切れしてきましたが、もうちょっとだけ続けます

(to be continued…)


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