夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

ありがとうございましたm(__)m @普通の日々の《Diary》

2010-12-31 14:41:57 | 日々のつれづれ

12月25日の夕方近く、有楽町駅に降りたったら、銀座口の方から途切れることなく人の波が~
有楽町西武の閉店の日だったのですね
閉店が発表された時には、まだまだ先の話だと思っていましたが、ついにその日が来てしまいましたね‥‥

私の学生時代には、西武百貨店(と、そのグループ企業)は上昇気流に乗り、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
何をやっても成功し、世間の高評価を得ていたような印象が残っています。

隔世の感がありますね。


隔世の感といえば‥‥

射手座の女であるわたくしは、歳も押し迫った官庁の御用納めの28日に、ようやく免許証の書換に行きました。
免許証は即日交付なのですが‥‥



写真を見て愕然
5年前よりも10歳も老けた顔がそこにありました
普通に撮る写真と顔が違う‥‥
先々週、思い切り髪を切ったのが、敗因なのか‥‥
この写真と5年間つき合うのか~

美醜はともかくとして、あの、ぴんとした頬っぺたは、もう二度と戻ってはこないのね

     

腹が立ったことも、落ち込んだことも、情けない思いになったこともありましたが、とにもかくにも、このブログを一年間続けてこられたというのは、総じて平穏な日常だったわけで‥‥それだけでも良かったな、と思います。

以前、来年の目標として《先手必勝》をここで掲げましたが、《人間力のUP》こそが自分には必要だと感じる年の瀬です。


このような拙いブログをお読みくださった皆さま、

本当にありがとうございましたm(__)m

来るべき兎の年も、またよろしくお願いいたします。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。


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2010年はこれも観てました! (5) μ

2010-12-31 14:24:34 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

 プライド
 12月9日(木) ソワレ
 シアタークリエにて観劇。
 お席は、なんと最前列センター気合いを入れて観ないと舞台の上の人に失礼だぞっという観客としても緊張する?お席です。


一条ゆかりさんの漫画を舞台化した、ミュージカルというより“音楽劇”です。

出演者は、笹本玲奈さん、新妻聖子さん、佐々木喜英くん、鈴木一真さんの4人のみ。
舞台装置もいたってシンプルでした。
天井から吊るされた何枚かのボードを開け閉めして、場面転換をしていきます。
ところが、場面転換がけっこう多く、(せいぜい1~2分だとは思いますが…)そのたび舞台が中断されます。
前場の余韻を楽しんで、さあ次へ、というより、流れがいちいち断ち切られる感じがしました。

歌うのは、玲奈ちゃんと聖子ちゃんの二人だけ。
“ミュージカル界のDivaが初共演”と謳った作品だけあって、とても耳福でした
『プライド』のために書き下ろされた楽曲もなかなか力が入った力作だとは思うのですが、わたしには既製の曲(オペラのアリアとか唱歌とか)の方が、すうっと沁み込んできました。

オペラ界のDivaを目指す、お嬢さま育ちの史緒(玲奈ちゃん)と貧乏学生の萌(聖子ちゃん)を中心にストーリーは展開していきます。
歌においても恋においてもライバル関係にあるふたりですが、音楽(自分の声をいかせる歌)のためならば、心が結びつきます。
でも、正直なところ、ストーリー展開がジェットコースター過ぎて、感情移入は難しかったです‥‥
そして、結末
この終わらせ方は、いかにも一条ゆかりさんだ~と思いました。
ものすごく乱暴にカテゴライズすると、80~90年代の“大映ドラマ”かな

ストーリー的にはちょっとがっかりしたのですが、耳福な数々の歌を聴けたので良かったです
玲奈ちゃんも聖子ちゃんも、たくさん練習を積んで、この舞台に臨んだのだろうな~

蘭丸役の佐々木喜英くんは、“ただのいい友達”に終わったのが残念
前途有望なピアニストとしてのキラキラ感があれば、舞台全体の雰囲気がもう少し違ったものになった気がします。
でも、まだまだ新人だものね。
次々と舞台が決まっているようですし、ガンバレ

その点、脇に徹していても神野役の鈴木一真さんには、存在感があったと思います。
このあたりが、キャリアの違いなのでしょうね。

ところで、この作品における“プライド”とは何だったのでしょう?
史緒の、萌の、蘭丸の、神野の、それぞれのプライドはわかるのだけれど、作品全体を貫いているプライドという存在があるならば、わたしはそれを感じることができませんでした






これで、2010年に観たすべての演目に触れたと思います。
2010年は、久しぶりに歌舞伎も観たし、いい年だったなぁ
感謝
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2010年はこれも観てました! (4) μ

2010-12-31 14:09:30 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『RENT』
 2010年10月19日(火) マチネ
 シアタークリエにて観劇
 お席は、オペラグラスがなくてもOKな上手ブロックでした。
役者さんを追うのではなく、舞台全体をちゃんと見たかったので、とてもよかったです

『RENT』を一度観てみたいと思ったきっかけは、ミュージカル・ナンバーを集めたあるCDで「Seasons of love」を聴いて、大好きな曲になったからです。
『RENT』はアメリカで、舞台のキャストが多数出演して映画化されて、日本でも公開されました。
でも、一度は生の舞台を観たいと思っていたら、08年に日本のカンパニーで舞台化されて、シアタークリエで上演されました。
ところがその時は、観に行くことが出来ませんでしたので、今回は迷わず観劇を決めました。

シアタークリエ版の『RENT』のメインキャストは、ミュージカル経験皆無のメンバーが多くて、それが今どきの若者たち(←死語?)で、舞台のノリについていけるのだろうか~という心配があったのですが、平日のお昼間だったこともあり、オトナな観客が多かったです。
男性客の比率も高かったです。
(あとから友人に「今から10年以上前にRENTに嵌まった世代で、RENTには熱狂的なファンがいる。」と教えてもらいました。)

タイトルのRENTとは、家賃のこと。
NYのイーストヴィレッジを舞台に、同性愛・HIV陽性・麻薬中毒etc.の普通ならば取り上げにくい状況の若者たちを追ったストーリーです。

さすがに実力重視のメンバーだけあって、ナンバーはどれも上手かったです
1回だけの観劇なので、少し予習をしていったら、もっと楽しめたかな?と少し後悔(映画は未見です
ストーリーを追うのに、手一杯だったので…

で、お目当ての「Seasons of love」はちゃんとゴスペルで聴けました
知っている大好きな曲だけあって、「あ~やっぱりいいなぁ」と満足しました。

舞台全体の感想としては、計算されていない荒削り感があったのですが、『RENT』にはそれが似合うと思います。
それでも、日比谷のシアタークリエという場所柄のせいか、予想していたよりも、かしこまった感じがしました。




わたしには、ナンバーが大好きで、生の舞台を観たいと思っていたミュージカル(宝塚以外)が3作ありました。
『RENT』の観劇で、めでたく3作とも制覇
因みに残りの2作は、『アスペクツ・オブ・ラヴ』と『ジキルとハイド』です。


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2010年はこれも観てました! (3) μ

2010-12-31 14:00:10 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『宝塚BOYS』
2010年8月9日(月) マチネ
シアタークリエにて観劇。
かなり前方センターブロックという、恵まれたお席でした


終戦直後の1945年から1954年までの9年間、実在したものの、宝塚歌劇団の正史に載ることもなく、すっかり忘れられた存在になっていた宝塚男子部を取り上げたもので、基本的にはストレートプレイです。

原作は、辻則彦氏の著者『男たちの宝塚 ~夢を追った研究生の半世紀~ 』
07年の初演、08年の再演に続く3演目です。

「いつか、いつか、大劇場の舞台にきっと立てる」と信じて、汗と涙を流しながら夢を追い続けた7人の男子研究生たちの姿を描いていきます。

舞台装置は、彼らの稽古場と下宿のみ。
昭和20年代らしいリアリティーがあるセットです。
舞台衣裳も当時の服装を忠実に再現しているので、華やかさはありません。

でも台詞のひとつひとつが、たとえそれが他愛ないシチュエーションであっても、心に響いてくるのです。
追えば追うほど遠のいていく夢‥‥
終わってもなお、暗い影を落とす戦争‥‥
そして、突きつけられた現実

「ここは、宝塚だったってことだ」
という最後のの台詞が、どうしようもなく虚しいのだけれど、ふっ切れた爽やかさもあって、観るたびに必ず泣きました。

観るたびに、というのは、好きな俳優さん♂が出演していた初演で嵌まり、再演も観たからです。

特に、初演のメンバーのチームワークがすごく良くて、大好きだったのです
演劇のいろいろな分野から集まった7人が、それこそ部活の合宿のようなノリと集中力で作り上げていった舞台で、それは初演の、ルテアトル銀座の舞台上から、びんびんと伝わってきました
再演も、ご贔屓さん♂は続投で、7人のうち3人が入れ替わっただけなので、3~4回観たかな
初演は、幕開きからフィナーレまで、それは真面目な舞台で、再演はいい具合に肩の力が抜けていました

今回は、7人のBOYSは全員新メンバーでした。
前回までよりも、一回り若い感じ(実際の年齢ではなく、あくまでも舞台の雰囲気がです。)がしました。

溌剌として、かなり明るい雰囲気に仕上がっていたと思います。
“宝塚の舞台に立てないかもしれないけれど、僕らは僕らなりに今を全力で生きていればそれでいい”という感じかな?
7人のBOYSの顔立ちが、前回までより、今風なんですね。
まだ舞台に慣れていないのか、段取りで芝居をしている部分もあり、それはちょっと残念でした

初演の脚本や舞台装置を襲踏した演目は、どうしても初演と比べてしまい、評価が厳しくなってしまいます‥‥


さて、先ほどフィナーレと書きましたが、『宝塚BOYS』の目玉は、最後の10分ほどのレビューシーンです
レビューの舞台に立つことが叶わなかったBOYSの夢のシーンとでもいいましょうか?
舞台に組まれた10段くらいの階段を大階段に見立てて、BOYSが踊るのです。
黒燕尾(ハット&ステッキ付き)から始まり、スパンコール付きの変わり燕尾に羽根を背負ってシャンシャンを持って最後はパレード
ミュージカル出演歴なし、ダンス経験なしのBOYSが多いのですが、これはいつ観ても、努力したのだろうな~と大拍手です
BGMは「すみれの花咲く頃」「おお、宝塚」「モンパリ」など。
これも、初演・再演はレビューの雰囲気に溢れていましたが、今回は振りはレビューっぽくても雰囲気はどちらかというとショーでした。



『宝塚BOYS』は間違いなく佳作だと思います
でも、昭和20年代の日本の若者を違和感なく演じられる舞台俳優さんは、今後減っていくのでしょうね‥‥
役者が揃った時に、また再演して欲しいと思います。


『宝塚BOYS』は、全てのバージョンのDVDが東宝芸能から発売されていて、08年には秋田書店からコミックスも発売されています。

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2010年はこれも観てました!(2) μ

2010-12-31 13:07:07 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『レベッカ』

2010年6月3日(木) ソワレ
梅田芸術劇場メインホールにて観劇。
お席はやや上手よりの前方席でした


やっぱり『レベッカ』は面白い
というのが第一印象
初演を観て、ストーリーもわかっているのにドキドキしました。
それに楽曲がいいですね

クンツェ&リーヴァイコンビによるウィーンミュージカルの第三弾です。
日本初演は、2008年4月~6月、シアタークリエにて。
今年の再演は、劇場のサイズを大きくして、3月から中日劇場~帝劇と公演して、梅田にやってきました
メインキャストは、ダンヴァース夫人がダブルキャストになった以外は、初演と同じです。


幕開きはモンテカルロのホテルのロビーという設定なのですが、舞台が大きくなった分、リゾートホテルらしい明るい色調の立派なセットが組まれていました。
(この日はお昼間に宙組を観てきたのですが、『レベッカ』のセットの方が『TRAFALGAR』のセットより豪華で、プチショックを受けました…

大塚ちひろちゃんの“わたし”は役が練られてきていて、彼女の代表作になるかな~と思いました。
ダンヴァース夫人は涼風真世さん。ソロの歌声に鬼気迫るものがあり、レベッカの不気味な世界観を充分に体現していました。カーテンコールもずっと厳しいお顔つきで、役に成りきっていました。
山口祐一郎さんは若々しい役もまだOKですね
石川禅さんは誠実な人柄が、吉野圭吾さんは小悪党のズル賢い雰囲気がはまっていました。

シルビアさんのダンヴァース夫人でも観たかったな~


『絹の靴下』

2010年6月4日(金)ソワレ シアタードラマシティにて観劇。
お席は中程のやや上手寄り。
この日もマチネは宙組。


『絹の靴下』は、今となってはお伽話です。

冷戦時代のパリ。
パリにやってきたソ連の作曲家ボロフ(渡部豪太)は、アメリカ人の映画プロデューサー、スティーヴ(今村ねずみ)に引き止められ、いつまでも帰国しない。
ボロフを帰国させようと、3人の共産党員(戸井勝海・伊礼彼方・神田恭平)が派遣されるが、彼らもまたパリの甘い魅力にはまってしまう。
そして最強の共産党員であるニノチカ(湖月わたる)がパリに派遣されることになる。
彼らに、ハリウッドの水中レビューのスターのジャニス(樹里咲穂)が絡んでいきます。

“絹の靴下”とは資本主義の象徴。


ダンス・ミュージカルと銘打っているだけあって、今村さんとわたるくんのダンスシーンがたくさんありました。
おふたりとも綺麗に踊っていましたが、惜しいのは、身長のバランスが悪かったことかな‥‥
嬉しかったのは、フィナーレで、わたるくんと樹里ぴょんがパンツスーツで踊ってくれたこと
体型は補正していないし、髪型もお芝居の役のままなのですが、男役時代を彷彿とさせるかっこよさでした

樹里ぴょんの役は、“水中レビューのスター”という事で「どんなだ」と思いましたが、パリでスティーヴの企画で普通に映画を撮る、というシチュエーションだったので、お衣装はゴージャスなドレス(つまりは、資本主義の象徴)でした。
天然キャラが、とても似合っていて、『ガランチード』『Side Show』と重いキャラが続いたので、観る側としても肩の力を抜いて楽しく観ることができました

樹里ぴょんと伊礼彼方くんは、3作品共演が続いたのよね。
彼方くんは、まだこの頃は“目立つプリンシプル”だったのに『アンナ・カレーニナ』では“真ん中オーラ”が出てきていましたね。

話を戻します

『絹の靴下』は古き良き時代のアメリカのミュージカルの香りに溢れていました。
資本主義vs共産主義という重いテーマを、パリを舞台にして軽妙なタッチでまとめてあり、佳作だと思いました。
ちゃんとHappyな終わり方をするし

若い方が観ると違和感を覚える部分もあるとは思うのですが、オバサンは「あんな時代もあったんだよね~」と楽しく観劇できました

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