夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

わんだーらんど・其の弍

2010-04-30 09:48:01 | 観劇の周辺
歌舞伎座の4月興行は28日に千秋楽を迎えました。
新しい歌舞伎座は2013年春に開場の予定で、それまではごくご近所の新橋演舞場に場所を移して興行をするようです。

劇場の建て替え、という事で、〈1000days劇場〉を思い出しました。
私は数えるほどしか足を踏み入れた事がないので記憶もかなりおぼろになってしまいました
でも懐かしいですね‥‥


さて、間が開いてしまいましたが、〈わんだーらんど@歌舞伎〉の二回目、いきます
(更新せずにうだうだ暮らしている間に、当地では桜が満開を迎え今はそろそろ葉桜です…)

      


歌舞伎座では通常は、二部制らしいのですが、4月は最後の月ということで、11時~、15時~、18時20分~の三部制になっていました。

11時の部が終わって30分後には次の部の開演だったので、どうやって時間をつぶそう?とか考える間もなく、一旦外には出たものの、またすぐに入場

15時の部のお席は1階の2等席。
とりあえず、花道は見えるお席です
同じ1階でも、客席の高い天井の下は1等席で、2階席の真下になっていると2等席らしいです。
2等席の通路には柱が何本か立っていて、このあたりの構造に年月を感じます。
座席は3階席と違って、多少広く柔らかい拵えになっていました。


今度はイヤホンガイドは止めて、“筋書”(プログラムをこう呼ぶんですね)で、あらすじを予習する事にしました。

この筋書というのが、だいたいB5版サイズで、1500円なのですが、150ページ有って、読み物がぎっしりです
(因みに手近にあった星組東京公演のプログラムは、オールカラーで70ページでした)

舞台写真等、カラーページも随所にあり、
演目のあらすじ・詳しい解説の他、
「今月の役々」という主だった役者さんにお話を伺うコーナー(「歌劇」誌の座談会と楽屋取材を足して2で割った感じかな)があり、
昭和20年以降の上演記録があり(宝塚で「ベルばら」や「エリザ」を再演するとプログラムに必ず載っているアレです)、例えば「連獅子」ですと90回以上も各地で上演されていることが、わかりました。
あと、歌舞伎座へのメモリアル的な読み物もあり、とても丁寧な作りだと思いました。


さて、あらすじを読み、役者さんをチェックして、簡単に予習をしまして~

第二部の出し物は…

一、寺子屋(てらこや)

〈15分休憩〉

二、三人吉三巴白浪(さんにんきちざともえのしらなみ)

〈30分休憩〉

三、藤娘(ふじむすめ)

終演は、だいたい17時20分でした。


多くは語れませんが‥‥

「寺子屋」は最初、子役ちゃんたちがたくさん出ていて、のどかに始まったのですが、現代劇では考えられない話の展開に息を呑みました

「三人吉三」は愉快な話で、肩の力を抜いて観ることが出来て、ほっこりしたところで「藤娘」です。
藤十郎さんが踊られたのですが、約20分間、観ていて全く飽きなかったです。
畏れ多くも、人間国宝であられる方の踊りを見せていただいた訳です。

一部、二部と観てきて、拍手のツボがわからなかったり台詞を頑張って聞いていてもよく意味がわからなかったりもしたのですが歌舞伎は、思っていたよりずっと楽しかったです

もし、また観る機会があったら、今回の演目を役者さんを替えて、また観るのも面白いかな?などと思いました。
(来月の新橋演舞場で、「熊谷陣屋」と「寺子屋」を若手の役者さん中心で上演するそうで、なかなかそそられるのですが、来月は歌舞伎には行けそうもありません)



ここまでお読みくださり、(‥‥お読みくださった方がいらっしゃると仮定しまして‥‥)どうもありがとうございました
言い回しがおかしいところや、苦笑してしまう部分も多々あるのでは? と思いますが、歌舞伎初心者がたどたどしく文字を並べてみた…ということで、どうかご容赦くださいませm(__)m


歌舞伎にも“モバイル歌舞伎”なる携帯サイトが有るのですね
ブックマークして、無料コンテンツだけ見ています。
こちらもなかなか楽しいです
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わんだーらんど・其の壱

2010-04-22 17:41:46 | 観劇の周辺
歌舞伎座が、4月いっぱいで建て替えのために一旦、閉場するので、行って参りました。


「そうだ歌舞伎座に行こう」と思い立ったのが、一般発売日の数日前だったのは、ラッキーでした。
4月公演のチケットは瞬殺になるらしいので、発売日にぴあでチケットを押さえました。
松竹系の劇場には、チケットホン松竹というシステムがあるのですが、登録するまでもないかな~と。

で、11時の部だけ観るつもりが、3時の部のチケットまで購入してしまったという‥‥
歌舞伎は部毎に演目が違いますしね。
(これは結果的に良かったです11時の部は花道の見えない3階席にしたのですが、やっぱり歌舞伎ビギナーは花道が見たいのですよ。3時の部は1階の2等席にしました)


東銀座の地下鉄の出口を出たら、デジカメや携帯をかざす人、人、人…
早速、私も撮りました~

入り口でイヤホンガイドを借りました。
初心者だからね~

入場して、場内をいろいろ見渡しながら3階へ。
舞台写真もたくさん販売されていましたが、やはり目につくのは和雑貨と和菓子ですね
歌舞伎キティちゃんも、コーナーの一角を閉めていました

席について、上から劇場を見渡しました。
博多座が、歌舞伎を(劇場空間の雰囲気も含めて)きちんと上演出来るように作られた、というのがわかりました
3階の座席は、青年館のような椅子で、3階までの階段もちょっと迷路のようだったし、やっぱり建て替えの時期なのだな、と思ったわけです

さて、11時の部の演目は、

一、御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)

〈15分休憩〉

二、熊谷陣屋(くまがいじんや)

〈30分休憩〉

三、連獅子(れんじし)

だいたい2時30分に終演しました。

演目の詳細については、語る術を持たないので、何も書けません

が‥‥

お名前とお顔を存じ上げている役者さんが舞台上に一堂に会する、「御名残木挽闇爭」は華やかだし、舞台からのパワーが凄い

そこで、なよやかな片貝姫に扮していた七之助さんが、「連獅子」の仔獅子の精になると凛々しい気品に満ちている

「連獅子」というと、大きな被り物を振り回す(貧困な表現でスミマセン)イメージしかなかったのですが、ストーリーのある舞踊だったのですね~と初めて知りました
踊りの見方が分からない私でも十分楽しめて、何度も観たら、いろいろとツボを見つけるようになるのかな…と思ったり

せいぜい、書ける感想というのは、こんなものです(苦笑)


最初は、イヤホンガイドを耳に観ていたのですが、舞台とガイドとふたつだとどうしても気が散るのです。
お芝居の場合、ガイドの音声が台詞に被ったりもして、舞台に集中するために、途中から外してしまいました
でも、連獅子は踊りなので、音声ガイドで、歌舞伎における決まり事などを説明してもらいながら観れて、これは良かったと思います

それと3階席からは、花道のお芝居は全くと言って良いくらい、見えません。
でも、○○屋!という掛け声が、タイミングよく、要所要所で聞こえてきます。
3階席は、通のお客様向けのお席なのだなぁ、と実感しました。
歌舞伎は同じ演目を(役者さんは替わりますが)、昔から何度も何度も上演しているので、通のお客様にとって花道でのお芝居の様子は、もう手に取るようにわかるのでしょうね!

歌舞伎はマイクを使いませんから、口跡がとても大事だなと思いました。
声は重要ですよね。
メディアへの露出で、お顔を知っている役者さんが、歌舞伎化粧をすると、ワタクシなぞはまるでわからなくなります。でも、声で「もしかして○○さんかな?」とわかったりもしました。


長くなりましたので、また書きます。


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


『ハプスブルグの宝剣』について、自分なりの感想を纏めたものを、秘かにUPしました
お手数ですが、3月5日まで遡ってくださいませm(__)m

リンクを貼ろうとしたら、うまくいかない~
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おのぼりさんな日々 @《Diary》

2010-04-20 11:06:38 | 日々のつれづれ
先月まで“おのぼりさん”という単語は今や完全に死語だと思っていました。
ところが『シャングリラ』に“おのぼりさん”が使われていましたね~
脚本を書かれたK女史は、私よりもかなりお若いであろうと思われるのですが…

なので、私も使ってみました


     


東京芸術劇場(中ホール)まで出かけました。
ここは、ゆうひちゃんの主演作(『The Last Party』再演)を初めて観た劇場なので、親しみがわく空間です。

今回は『Side Show』を観にきました。
かしちゃんと樹里ぴょんが、主役のシャム双生児のヴィオレットとデイジーのヒルトン姉妹を演じるミュージカルです。
初見でしたが、千秋楽でした

第一幕ラストのナンバーでふたりが歌う“ありのままの私を、どうか愛して!”という歌詞が、心に突き刺さっています

双子だけれど、人生観や恋愛観が違うふたり。
それぞれが心を寄せ、心を寄せられる男性たちとの出逢い
そして…心のすれ違い…
それらが、ふたりが生きるショービジネスの世界と絡めて、描かれています。

ヒルトン姉妹は約100年前に生まれた実在の人物ということもあり、はっきり言って、テーマは重いです。

でも、“いつもふたりだから生きていける!”というメッセージに次への希望が託されていて、観終わったあとにやるせなさは残らなかったので、救われました。


千秋楽だったので、上手下手の舞台袖からしゃぼん玉が舞い、舞台天井からカラフルな風船が降ってきて、かしちゃんと樹里ぴょんは嬉しそうに風船とじゃれ合いながら、何度も何度も「ありがとう」を繰り返してくれました


     


翌日は歌舞伎座に行ってきました。

4月いっぱいで建て替えのために閉場するので、行ってみたかったのです
歌舞伎は今まで2回だけ観た事がありますが、私の知識では“初歌舞伎”も同然です

歌舞伎座も、演目そのものも、“ワンダーランド”でした

でも、とても楽しかったです



東京駅地下の人気のかりんとうやさん。
30分待ちとかが当たり前になっているので、列を横目にいつも通りすぎるのですが、今日は10分待ちだったので並んで買ってみました
ふふふ…どんな味かな?

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春はどこに行ったの? @普通の日々の《Diary》

2010-04-16 13:38:23 | 日々のつれづれ
いつまでも春らしい陽気になりませんね…
たまに暖かい陽射しの日があっても、翌日にはまたどんよりと曇ってしまいます。
はまだチラチラと花をつけ始めた状態で…春キャベツが高い

苺はやっぱり“あまおう”が美味しいけれど、“清見オレンジ”も今しか食べられないので、ついつい買ってしまいます。




さて『シャングリラ』については勢いで書き捲り、(読み返すと、赤面してしまう部分も多いのですが)その勢いで、当時のメモと小さなmy海馬を頼りに、2月~3月頃の観劇レポを書こうと足掻いておりますが‥‥‥‥‥

むかしから、読書感想文は苦手でしたからね~~~

そのうちに、備忘録ということで、そぉっーとUPするかもしれません



月組の『スカーレット・ピンパーネル』の初日ですね
きりやん、おめでとうございます
ダンスも歌も上手い実力派のトップさんに相応しいお披露目ですね

きりやんファンの友人は、初日の入りに間に合うように、昨日からあちらに行っていますよ~

「ANAにスーパー旅割が出来て良かったね」としみじみと頷き合ったのでした(笑)


さて私は、東京ではいつ月組を観られるのかな?と考えたら、予定が立たないのです
その頃に東京で聴きたいコンサートがあるので、そちらのチケットがどうなるかで行ける日が決まってくるので。
それに、6月21日までは宙組が大劇場公演中です

という訳で、大好きな『スカーレット・ピンパーネル』なのに東京のチケットは全く手付かずの状態です
(適当に申し込んだ友の会の先行は全滅しちゃったしね)



それにしても、もっと暖かくならないかな~


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ここからは海が見える… @『シャングリラ』(6) ♪

2010-04-10 00:40:14 | 宝塚観劇つれづれ
思わず熱くなっている、独断的なmy『シャングリラ』語りも、ここで打ち止めです。
(まさかこんなにたくさん語るとは自分でも思わなかったです)


前回は小柳女史のストーリー構成について、数々の暴言を吐きました

しかし、演出面に目を向ければ、小柳女史は優れた手腕を発揮されたと思います。

→Pia-no-jaC←さんのサウンドを3曲丸々使って、プロローグ・物語の山場・フィナーレのダンスシーンとしたこと。

上級生から研1さんまで、全員に活躍の場を与えたこと。
(“役をたくさん創る”事は、宝塚歌劇団の演出家がオリジナル作品を発表する場合、大切なことだと思うのですよね)

ストーリーは杜撰ながらも主要人物たちのキャラ設定が明確で、心情が丁寧に描かれていること。
そして、彼らそれぞれに、的確かつ観客に訴えかける台詞を言わせていること。(つまりは、観客を萌えさせるセリフですね)

などなどなど

で、またまた暴言を吐きますと~

『シャングリラ』は純粋に演劇好きな層からは、「何ですか?これは」な作品かもしれませんが、
“キャラ萌え出来れば、ストーリーには目を瞑る”層からは「通いたいよこれ」的な、罠に嵌まっていくような作品であったと思います。
(あくまで私の個人的見解ですm(__)m)

わたしはですね~、後者であったという訳です



青年館では、楽近くに観劇しました

初日&翌日のソワレを元にして書いた観劇評から、大きく大きく進化していました。


らんとむくん、「したたかさの全くないラズロ」と言ってしまってごめんなさい
あなたは、はっきりと嵐です
「ここを出たらどうする?」から始まる霧(フォグ@純矢ちとせちゃん)との会話シーンがいいです
これが後々の「希望と勇気をくれた女性(ひと)だ」(←スミマセン台詞はうろ覚えです…)に繋がっていくわけですね

すみ花ちゃん、「手こずっている」と言ってしまってごめんなさい
「はい」「ええ」「うん!」などの一言に込められた感情表現がものすごく上手いです

ちーちゃん、「記憶がないのですか?」悲痛な声が耳に残っています。雹も空を慕っていたのだろうな…

みっちゃん、最期の時に空の腕の中で、「そらぁ…」絶妙だったもう一度だけ、空の顔を、空の瞳に映る自分を見たかったよね…
そして祐飛さんの「かいぃぃーーーっ」も。どんなことがあっても、自分をひたすら信じてついてきた海の側を離れてはならなかったのだと。自分の不注意で海の瞳に傷を負わせ、挙げ句の果てに死なせてしまったと…

ますます「ここからは海が見える…」が切なくなりましたよ


ご覧になっていない方には、???な独りよがりの語りでごめんなさいm(__)m
冷静に読み返すと、いい年をして“キャラ萌え”だの言っているのも、かなーりイタイですね


青年館では、観客数が多いこともあるのかな?「台風」の後の拍手が、本当に割れんばかりにすごかったです


期待値MAX(いつもだけれど)で迎えた『シャングリラ』のドラマシティの初日からちょうど一ヶ月経ちました。

浮気をして「ハプスブルク展」に行ったり、バウホールに観劇に行ったり(でも、これはこれで良かったのですよ~特にハプスブルクの方は)
「青年館は駅から遠過ぎる…しかも建物古いし…」とため息をついたりもしましたが~

とにかく幸せな春でした

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