夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

吉祥天女が舞い降りた @仙台市博物館

2015-06-28 07:21:25 | ギャラリー・美術館・博物館

吉祥天女像を見て、というか、拝んで参りました

思えば2年前の秋、興福寺の仏頭を見て、というか、お顔を拝見して、ものすごく清々しい気持ちになったのでした。
では、吉祥天女さまも拝まねばと

薬師寺に伝わる吉祥天女像は、奈良に行っても、拝顔出来る時期はわずかとか。
それが仙台で拝めるのです。

薬師寺は、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈り、西暦680年に建立を発願した古寺です。
その薬師寺に伝わる文化財が公開されているのです。

仙台市街から少し離れた緑多い中に、仙台市博物館はありました。

友人と行ったので、イヤホンガイドは借りず、ひそひそとしゃべりながら見て回りました。

展示の解説を読むだけでも、へぇーっとなるトリビア(←死語?)がたくさんありました


吉祥天女さまは、温かな慈悲深いお顔でいらっしゃいました。

そして私たちが感心したのは、1300年も昔に、繊細な模様を織り込んだ布地や、いわゆるシースルーの布が有ったこと、現在まで色が残る鮮やかな絵の具が有ったこと、機械や工具がなかった時代に、繊細な仏像や荘厳な伽藍が造られたこと、だったのでした


天女さまの唇の朱の鮮やかさは目を見張るばかりです。

また、当時は彩色されましたが、今は色が落ちてしまった仏さま、お地蔵さまもたくさん有りました。
驚くような絢爛豪華さで天平の人々を慰めたのだろうな、と思いを馳せたのでした

友人は、薬師寺東塔の水煙(展示は模造です。)が好きと言っていました。


何が有るかしら~?と立ち寄った、goods売り場は大変な混みよう。
レジには長蛇の列
よくわかりませんでしたが、“何か”を購入すると、薬師寺の僧侶の方が、言葉を入れてくださるらしい
毎日、展覧会場で、僧侶の方が薬師寺について語るトークがあり、会期中は僧侶の方々が常駐しているようでした。


観光で奈良に行ったのは、もう20年も前になります。
もう一度訪れたい地です
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『CATCH ME IF YOU CAN』

2015-06-27 10:16:47 | 宝塚観劇つれづれ

赤坂ACTシアターで観てきました

楽しかった~

私が観た回は、なんとレジェンド柚希礼音様がご観劇で、入場してくるなり盛大な拍手が起こりました


舞台装置はいたって簡単ですが、舞台全体とせり?の上も使っているので、せせこましい感じはしませんでした。
音楽は生演奏。舞台奥の高いところで、御崎惠さんの指揮でバンドが素敵に演奏します。


天才詐欺師フランク・アバグネイルJr.(紅ゆずるくん)と、彼を追い続けるFBI捜査官カール・ハンラティ(七海ひろきくん)が物語の軸になっているのですが…

宝塚きってのエンターテイナー紅子さんと、まじめな演技の海ちゃんが対照的で面白かったです。
といっても、紅子さんは、笑いを取りにいっているわけではなく、詐欺師フランクの描き方が、アメリカンコメディなので、思わずクスッと笑ってしまうのですよね
フランクが尊敬しているのは、父のフランク・アバグネイルSr.(夏美ようさん)。
父と息子のふたりでのシーンが何回かありましたが、詐欺を働きながらも、フランクはいつもいつもお父さんのことを考えていたのだなぁ、と伝わってきました。
そんなフランクが、詐欺ではなく好きになってしまうのがブレンダ(綺咲愛里ちゃん)。
結婚の条件に、キリスト教の宗派のことが出てくるあたり、いかにも'60年代のアメリカの中流家庭だな、と思ったり。
ポスターでは愛里ちゃんは、パンナムのスチュワーデスのコスチュームですが、実際はぜんぜん関係なくて…
こういうところから、観客を欺いてるそれとも、単なる手抜き
愛里ちゃんは、整った美人さんですね。96期から3人目のトップ娘役は出るのかしら

さて、FBIチーム。海ちゃんをリーダーに4人で登場することが多いのですが、「クリスマスは定時に帰りたい」とか、フランクが載っている新聞を踏みつけて地団駄を踏むとか、FBIチームは観ていてほっこり楽しかったです
星組さん、はじめましての海ちゃんですが、なじめているみたいで良かったです
クリスマスの夜に、フランクとハンラティが電話で話す場面。
会話の中に、古き良きアメリカ、な雰囲気が感じられて好きです
同期のかちゃくんに引き離されていたので、まさか海ちゃんがこんなスターさんに成長するとは思わなかった、先見の明がなかったワタクシです
得意分野の『銀英伝』をきっかけにブレイクしましたね~
宙組のラストと星組のスタートがACTシアターの2番手
そろそろ単独主演があってもいいよね~


この『CATCH ME ~』を観たいと思ったきっかけは、2月にシアタークリエのコンサートで聴いた楽曲がきっかけでした。
good-bye」はみんなでラストに歌う曲かと思ったら、紅子さんのソロでしたのねでも、すてきな曲に変わりはないですけれど
宝塚オリジナルのミュージカルではないので、娘役さんたちのナンバーも、愛里ちゃんのソロもありました。
アンサンブルキャストは、着替えが大変だろうなぁとも思いました。FBIチームは一張羅紅子さんはパイロットとか医者とか、いろいろコスプレしていましたが、何回か着ていたのが、一昔前ふうのスタジャン。

フィナーレはありませんでしたが、充分楽しんだので、それでいいかな、と思います

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夏至 @ひとりごとな《Diary》

2015-06-23 07:09:29 | 日々のつれづれ

昨日、6月22日は夏至でした

2015年も後半に入るのだと、このへんで一旦、気を引きしめなければなりませんね。


などと書いている矢先から、ぼちぼちと秋の観劇予定を入れてしまい、気はともかく、お財布(とbody)は一向に引き締まる気配がありません

また最近の2週間は、自分でも「こんなことを繰り返してはいけない」という罪悪感とともに、地元と東京を何往復かしてしまいました。
1時間で行ける通勤圏とはいえ、仙台にも2回行きました。
1回は星組の全ツですが、あとの1回は、“吉祥天女像”を見に行ったのです。(これは別記します)

で、この短期間で観てしまった舞台は‥‥

『エリザベート』
『TABU』
花組東京公演
『Catch me if you can』
『A FEW GOOD MEN』
星組全ツ仙台公演

これだけあれば、ブログネタには困らないはずですが、海馬が限界を訴えています
ぼちぼちと何かしら書き残せたらいいな…とは考えるものの…『TABU』については今や記憶もおぼろげで…7/6の仙台公演を観てからになるのでしょうね…

そして…

昨日は『TABU』出演中の、大空祐飛さんのお誕生日
遅れてしまいましたが…

HAPPY BIRTHDAY

いいことがたくさんありますように


ゆるゆるとではありますけれどずうっとついていきます


写真は、紅秀峰
佐藤錦よりも果肉がしっかりしていて、甘さと酸っぱさがほどよく合わさった品種で、これからが最盛期になります
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『大海賊 -復讐のカリブ海- 』

2015-06-22 13:05:31 | 宝塚観劇つれづれ

仙台公演を観てきました。
ふっふっふ3列目センターです

みっちゃん、トップ就任おめでとう
諦めていた時期もあったので、すごく嬉しい

写真はプログラムと仙台会場オリジナルチケット


以下、ネタバレ有り有りで好き勝手に書いていますので、これからご観劇の方はご注意くださいませm(__)m

‥‥‥‥

『大海賊』はかなりストレスの溜まるストーリーだったのでした
14年前に初演を観たときは、そういう感想は抱かなかったのにね…

確かに、役が多くて見せ場がたくさん作れる作品ではありますが‥‥

誰も幸せになりません
人がたくさんたくさん死にます
何よりも、海賊の略奪行為の正当化とか、海賊として生きる意味を何回か喋らせているのだけれど、それ、説得力ないんですけれど
むしろ悪役チームの生きざまの方が、主義が一貫していて悪いなりに清々しさを感じてしまったのでした。(←ヴィジュアルに落ちたせいかも)

でも、これはワタクシの全く個人的な感想なので、これからご覧になる方は、ご自身のハートで感じてくださいませ。

ストーリーについては生徒さんに責任はないので、これ以上言うのは止めます


みっちゃんは両親を殺され、仇を討つため海賊になった元貴族のエミリオ。
子供時代が予想外に似合っていました
オリジナルキャストが紫吹淳さんなので、ダンスシーンが多いのですが、しっかり踊っていました
殺陣の迫力がすごかったです。特に、VSまさこさん。喧嘩の迫力もすごい。VS礼真琴くん。
みっちゃんの歌は言うことありませんみっちゃんの歌声はやわらかく、どんなに叫び系になっても耳に突き刺さらないのが好きです

その上をゆく歌声の持ち主が礼真琴くん。
あきれるほどに上手い
エミリオより本当は年上であろう、海賊のキッド。
少なくとも同年代には見えました
精悍で熱くて、でも爽やかさもあり、でした。
少年役のイメージが強かったけれど、ちゃんと大人の男もやれますね

歌が上手いといえば、夏樹れいくんも上手かったです。
街の男役でソロを歌っていたのが印象に残りました
海賊としては、大人チームの拝み屋。
本公演ではこんなに台詞はもらえないので、しっかり観てました
これが全ツの醍醐味ですね~。


その他にも、歌の上手いメンバーが“海賊組”にまわり、“詐欺師組”は悪戦苦闘かと思いきや、あちらはあちらで、質の高いエンターテイメントに仕上がっていて、星組の層の厚さ、宝塚の生徒の実力を改めて見せつけられたのでした。

海賊では、天寿光希くんも大人チームで、貫禄の髭面。
壱城あずさくんは、海賊ではみっちゃんの次に上級生なのに、フットワークが軽い(オリジナルキャストは、きりやん)加えて、アドリブ担当
エミリオとエレーヌの逢瀬をじゃましないように、牛タンと笹かまを食べてくるそうです


悪役チームが見ごたえありました。
どうしてもフレデリック役の十碧れいやちゃんに目がいくのね(オリジナルキャストはゆうひさん)
今回もブロンドの長髪。
たくさん活躍していました。
まさこさんの存在感はさすが
目をむいて死んでました。
もうひとりの悪役の麻央侑希くんもおいしい役

この3人は登場シーンが、「キッチュ」に似たリズムの曲で、かなりかっこよく、あのヴィジュアルで同情のかけらもない極悪非道な振る舞いをみせるから、目を奪われます


ヒロインのエレーヌが妃海風ちゃん。
ちょっと困ったようなメイク顔が可愛いです
みっちゃんと身長差もあり、エミリオを慕うエレーヌがいじらしかったです
お試しなしでのコンビ誕生でしたが、なかなか似合っているのでは 11学年差ですね。

エミリオとエレーヌって、お互い一瞬で恋に落ちたのかしら とか…
いくら気にそまない結婚を強いられているとはいえ、エレーヌは初対面の海賊が怖くないくらいに、人生を棄てていたのかしらとか…
突っ込みどころは、多々ありますが カリブ海のおとぎ話 ということで。

娘役さんでは、女海賊アンの、音波みのりちゃんが、やはり上手かったです。


誰も幸せにならない話 と上に書きました。
それなのに、お披露目に二度も使われるとは
せめて、幸せに結ばれるカップルが一組あったら(キッドとアンとか)、また印象が違うのかも知れないと思ったのでした。
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『カリスタの海に抱かれて』(2)

2015-06-19 09:28:10 | 宝塚観劇つれづれ

島の英雄アルドの未亡人のアニータは美穂圭子さん。
今まで何回か書いていますが、大好きな女役さん
専科からせっかく呼んだのに、もったいない使われ方のこともあるのですが、今回は美穂さんの歌を堪能できました
生きることはあきらめること」
うん、うんと頷きながらも、ワタシの人生、まだ諦めたくないこともあると感じたりして‥‥
ワタシの事はともかく、アニータの寂しさが伝わってきました
美穂さんはこういう血肉の通った役がいいですね。
以前「おとめ」のやりたい役に、『レミゼ』のフォンテーヌと書いてあるのをみて、この人はそういう系の役が好きなのね、と納得した覚えがあります。
専科さんには、本人が望むならば外部の舞台のオーディションを受けさせて、在団のまま外部出演する道を開けばいいのに、と思ったりするのでした

じゅりあちゃんは、瀬戸かずやくんの恋人役。
姉さん女房が似合っていました。
でも華やか。
花組の娘役の最上級生になったけれど、もう少しいてくださいね(・人・)

きらりちゃんは今回で退団
カリスタ島の総督夫人。
良い時代に貴族の令嬢として幸せに過ごしたのでしょうね、と思わせるおおらかさや華やかさがありました
透明感のある大人の色気を出せるきらりちゃんでしたのに‥‥お名残りはつきませんが‥‥どうかお幸せに

そして‥‥

瀬戸かずやくんは、黒塗りに無精髭が似合って、ギラギラ感もあって
鳳真由ちゃんは、弟キャラがほのぼのとして可愛くて
水美舞斗くんはやはりかっこよかったです


ところで、タイトルを聞いた時に、カリスタ島は実在の島なの? という疑問が湧いたのですが‥‥

架空の島です。

でも、モデルはコルシカ島らしいです。

コルシカが独立国となり得なかったように、やがてカリスタも、ナポレオンの庭になってしまうのでしょうね‥‥

カルロとアリシアは幸せへの道を歩いていけましたが、島の人々や、フランス本国に戻された人々には苛酷な運命が待ち受けていそうですね

大石静さんに続編を書いてもらいたい気がします

(終わり)
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