夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『レディ・ベス』(中日劇場・千秋楽)

2014-09-25 21:56:48 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ
『レディ・ベス』は132回の上演の最後を、9月24日に中日劇場で迎えました。
いわゆる《大千秋楽》ですね

とりあえず、覚えている範囲でキャストのご挨拶の雰囲気を。
ただし、共演者・オーケストラ・スタッフ・観客への感謝の気持ちは、みなさんがおっしゃっているので、省きます

司会は、育三郎ロビン。
しごく真面目なご挨拶。
「3人組もありがとうね

平方フェリペ
「(昨日の古川雄大くんの挨拶を受けて)僕はイケてる若手俳優とは思ってません。みんなでラジオ体操をして、ウォーミングアップする毎日がまだ続くような気がしますが、気持ちを切り替えて次の仕事に精進します最後にみんなでクールヘッドをやりたいと思います。練習なしでいきます
と言ったくせに練習してしまい、共演者から突っ込まれる。

吉野ルナール
「レディ・ベスに出れて、ルナールが出来て、右肩が重くなってきましたので、こいつは森に返そうと思います。次にやるときは、熊で

石川がーディナー
「カッコいい悪役がやれると思ったら初老の悪役だった。小池先生は常に課題を与えてくれる。服を着なさいという台詞が難しく、今日はまるで娘に注意しているようになってしまった

和音アン・ブーリン
「132回の公演をひとりの怪我人もなくみんなで無事に終えることが出来て、ありがとうございました
未来メアリー
「手が震えていて、そのうち震えなくなるだろうと思っていましたが、最後まで震えていました。それだけ課題の多い公演だったと思います。」

涼風キャット
かなめさんのご挨拶の定番、「むかし妖精、いま妖怪の~」から始まり
「宝塚で言うと、祐一郎さんが組長で、副組長が涼風のような感じで~」

祐一郎アスカム先生
「今、組長といわれましたが‥‥私は山口です(場内爆笑)こういう変な人たちといっしょにやってきました
あとは簡潔に
「ありがとうございました

平野ベス
「無我夢中で東京のことは覚えていません。各地を回るうちにやっとこれは現実なのだと、ここに立っているのは不思議なことではないのだと、わかってきました。」
途中で声がつまってしまう場面も


みなさん、清々しいえがおでした。
アンサンブルのみなさんも132回(プレビュー公演は入っていないそうです。)、お疲れさまでした
アンサンブルさんたちの力量が、真ん中の芝居を支えているわけで‥‥コーラスも聴きごたえありましたしグループ芝居も本当はもっとよく観たかったです

何度目かのカーテンコールの最後、黒ジャケットに白Tの加藤ロビンが登場
平野ベスは両側からエスコートされて下手袖にはけていきました。


キャスト・スタッフのみなさん、長い間お疲れさまでした。
何年かあとに、また再演されますように
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さようなら中日劇場! さようなら栄!! さようなら名古屋!!! @ひとりごとな《Diary》

2014-09-24 21:59:31 | 日々のつれづれ

名古屋まで出かけてきました

『レディ・ベス』の大千秋楽を観るためです

前楽と千秋楽を観る予定が、前々楽のチケットにまで一般発売で手を出してしまい『レディ・ベス』三昧をしてしまいました。

後日、何かしら書くとは思いますが4ヵ月ぶりに観る『レディ・ベス』はとても印象が新鮮で、尚且つ、とてもストレートに心に飛び込んでくるものがありました。
同じ作品を同じキャストで、間をあけて観ることの醍醐味を、深く味わいました。
ものすごく贅沢なことだわ。

前楽は約2年ぶりに会った友人と観て、ごはんを食べながら感想を話し合ったりして、楽しいひとときを過ごしました
彼女は『レディ・ベス』を観て、『ローマの休日』の映画を思い出したそうで‥‥なるほどと目から鱗でした。
彼女は目のつけどころ、というか、アンテナがいつも鋭いのよね
彼女に限らず、観劇を通じて知り合った友人たちは、もれなく鋭く豊かな感性と個性的な表現力の持ち主で‥‥
ワタクシごときが、わかったふりして偉そうにブログを書いていていいのかしらと、いつも思うのだけれど‥‥個人的な備忘録だから書きますけれどね

で、話の流れで6月の花組の「フェルゼンとマリー・アントワネット編」のことになり‥‥あの脚本は有り得ないでしょうと嘆き合ったのでした。
「マリー・アントワネットはフランスの女王なのですから~」の台詞がないと物足りないという話にもなり、花ちゃんはそれを言ったよね、となり、また『レディ・ベス』の話題に戻ったのでした


さてさて、名古屋に行くとついつい買いすぎてしまうのが、お土産のお菓子
デパートの名店街ではなく、名古屋駅構内のお土産屋さんで買うことが多いのですが‥‥
最近の定番は「小倉ラングドシャ」。これは分けるのにも便利
今回は、“味噌きしめん”なるものも買ってみました
食欲の秋~


もうひとつ。
卵焼きの味が東西で違うのはご存じですか?
東日本は甘く、西日本はしょっぱい。
東京駅で買う駅弁の卵焼きは甘く、新大阪駅で買った駅弁の卵焼きは塩味でした。
名古屋駅でお弁当を買いました。
卵焼きは‥‥
甘かったです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『シェルブールの雨傘』

2014-09-24 19:13:58 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

シアタークリエで、『シェルブールの雨傘』を観てきました
9月20日、昼公演。

退団後のすみ花ちゃんの舞台を観るのは初めてなので、楽しみにしていました


ギイ‥‥井上芳雄
ジュヌヴィエーヴ‥‥野々すみ花
マドレーヌ‥‥大和田美帆
カサール‥‥鈴木綜馬
エムリー夫人‥‥香寿たつき
エリーズおばさん‥‥出雲綾

タカラヅカOG率が高いですね~

巨匠・ミッシェル・ルグラン氏が紡ぎだしたメロディに乗って、せつなく美しい物語が進んでいきます。
作詞・脚本はジャック・ドゥミ氏。
(このコンビにピンときたあなたは‥‥間違いなくベルばらファンですね)
振付&演出は謝珠栄さん。

物語は1957年11月、シェルブールの町から始まります。
雨傘店の娘、16歳のジュヌヴィエーヴは、自動車修理工の20歳のギイと出逢い、恋に落ちます。
やがてギイは、兵役でアルジェリア戦線に送られ、音信不通が続くなか、ジュヌヴィエーヴはギイの子どもを宿していることに気がつきます‥‥
‥‥そして、ギイがシェルブールに戻ってきたとき、ジュヌヴィエーヴの姿も雨傘店もなく、やがて、ギイの伯母を献身的に世話してくれていたマドレーヌがギイの心を占めるようになっていきます。


焦らずに待ち続ければよかったのに‥‥というのは結果論。
ジュヌヴィエーヴの選択を誰も責められない。
せつないけれど‥‥
ギイもジュヌヴィエーヴもマドレーヌもフランソワもおそらくフランソワーズも、きっとみんな幸せだよね。
女の子が生まれたら、フランソワーズと名づけると約束した若すぎるふたり。
そして、ジュヌヴィエーヴはそれを守りました‥‥


16歳のすみ花ちゃんの笑顔が透き通るようで、雨と同じ金色の髪が儚い。
お衣装は淡いピンク系がほとんどだったのですが、クラシカルで少女らしいデザインのワンピースがお似合いでした
無邪気に初恋を喜ぶ少女のすみ花ちゃんは、なんだかとても新鮮
健気に生きる姿がいじらしかったです
ところが妊婦さんのすみ花ちゃんはデジャブ(『銀ちゃんの恋』の小夏を思い出してしまいました)
すみ花ちゃん、またミュージカルやってね

『シェルブール~』のギィ役も卒業かも~と読みましたが、20歳の芳雄くんは、充分みずみずしく、でも骨太になりました。

借金があっても誇り高く美しくありたいエムリー夫人の矜持、どこまでも優しくギイを見守り支えるエリーズ夫人。
たーたんとたきさんは初演からのキャストです
ゆったりとした時間がながれるこのミュージカルに、おふたりとも適役だと思いました。

久しぶりに拝見する綜馬さんは変わらずにgentleman

活発な女子のイメージが強かった大和田美帆ちゃんの、古風な女の子役が新鮮

場面と場面の間にはさまれるアンサンブルさんたちのダンスが見応えがありました
ストーリー仕立てになっている?
このときに使われている音楽もおしゃれ

DVDよりもCDがほしい作品です

舞台装置の関係で、メインキャストたちの場面が上手や下手だけで演じられることが多く、センターが空くのがもったいない気が‥‥←貧乏性

前回は、'09年12月に、日生劇場で観ましたが、個人的にはシアタークリエにちょうどいいサイズの作品だと思いました

外に出たら、やさしい雨が降っていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年の『ベルサイユのばら』の観劇修了\(^o^)/@ひとりごとな《Diary》

2014-09-21 01:53:05 | 日々のつれづれ

3月の雪組の全ツから始まった今年の『ベルサイユのばら』観劇は、仙台公演でついに最後を迎えました。

コンプリートしてしまいました。
あれやこれやと文句を言いながらも劇団に貢いだ金額のことを冷静に考えると、心穏やかではありませんが、その時その時が幸せな時間だったのは確かです

特に「オスカル編」は新場面が多く、初見時にはストーリー構成に「はあ」とあきれたものの、宙組の勢いに背中を押されて、東京公演は、先行販売等の情報を集め、可能な限りあちこちに入力しまくり、これが予想外に当たり大散財しました
幸い、今年の夏はバーゲンに誘惑されなかったので良かったです

余勢をかっての宙組の全ツもかなり楽しめました。
トークショーもありましたしね

仙台公演にはヅカファンではない友人を一公演だけ誘いました。
なんとなく漫画の『ベルサイユのばら』は知っているそうですが‥‥
メルシー伯爵がアントワネットに会いにきた時点で、もうフェルゼンは間に合わないと思ったそうで、最後の最後にフェルゼンが来たことに、感動したそうです。
でも「オスカルとアンドレって脇役なんだねー」と残念がっていましたので、やはり『ベルサイユのばら』=オスカルとアンドレ、という図式が一般的なのではないでしょうか?
全ツには“今宵一夜”は入れてほしかったのです。
友人には予め、「突っ込みどころ満載だから、雰囲気を楽しんでね」と言っておいたのですが、特に突っ込みたくなる箇所もなかったそうで‥‥一般的な観客の一般的な反応というべきでしょうか?

だからといって
偽物の『ベルサイユのばら』を日本全国にばらまいていいわけはありません

宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』は、連載開始50周年にあたる2022年、あるいは上演50周年にあたる2024年まで封印してほしいものです。
その時に、「半世紀経ったのだから新しい『ベルサイユのばら』を」という英断をくだせる劇団幹部がいればよいのですけれど‥‥

でも来年の台湾公演には『ベルサイユのばら』を持っていくのですよね
劇中、原作にはない「フランスの恥」「スウェーデンの恥」を連呼していますが、あんな改悪改竄の『ベルサイユのばら』を海外で上演するのは“日本の恥”ではないのでしょうか

またしても、ついつい熱くなってしまいました

タイトルを“終了”ではなく“修了”にしたのは、2014年の観劇で、ワタクシの『ベルばら』歴に新しいページが加わったという意味で
『ベルサイユのばら』に関する限り、“終了”の日はきっと来ないのです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宙組『ベルサイユのばら ~フェルゼンとマリー・アントワネット編~ 』(3)《終》

2014-09-18 10:05:04 | 宝塚観劇つれづれ

仙台公演は、2日目と3日目を観ました
でも1日1公演ずつです

以下、思いつくままに


かいちゃんのオスカル

かなめちゃんが「美しい方‥‥オリンポスの神々とともに立たせたい」というオスカルであったとすれば、かいちゃんのオスカルは等身大のオスカル。
赤い血が通ったオスカルでした。

かいちゃんオスカルは、笑顔が魅力的
本当に唇がきれいにのかたちなのです

ジャルジェ邸での場面では、オルタンスやアンドレに対して、妹(弟?)キャラがはまっていました

ジェローデルに押さえつけられるときは「何をするはなせはなせ」と大声で抗い、アンドレの死を目の前にして「いやだいやだぁーー」と絶叫。
アンドレとはずっといっしょに育ってきたのだね‥‥と思わせる叫びでした

「ゆこうーーーーーーっ」も大熱演。
撃たれて倒れるところも、リアルな倒れ方

かいちゃんのオスカルは、予想していたよりも、ずっとずっと良かったです
嬉しそうにオスカルを演じているかいちゃんを観ていると、幸せな気持ちになります


場面としては好きではない一幕ラストですが、キャストたちの視線の動きを観ていると楽しいです

オスカルは、フェルゼンを侮辱するブイエ将軍(風馬翔くん)を睨み付け、そのあとはフェルゼンに釘づけ
ブイエ将軍は、フェルゼンが愛について語っているときは、「ふん」という顔つきでフェルゼンから目を反らしています。
アンドレ(りくくん)は、心配そうにオスカルを見やったりフェルゼンの話に引き込まれたり。
メルシー伯爵(英真さん)は最初、フェルゼンが何を言い出したのかとうろたえた表情をし‥‥

なかなか面白い見方なのですが‥‥そうすると、まあくんを見る目が、無くなってしまうのですよね


りくくんのアンドレ

ジャルジェ家の場面。オスカルと入ってくるときの、オスカルとの仲良し感が好きですりくくんの方が下級生ですが、ちゃんとオスカルの保護者目線。
ソロに入る前のモノローグで「オスカル」と(たぶん)7回呼びかけているんだね。


まぁくんのフェルゼン

プログラム写真は、あまりフェルゼンを感じなかったのですが動き出すとちゃんとフェルゼンでした
歴代のフェルゼンの“型”はそのままなのですが、ナチュラルなフェルゼンだったような気がします。
(1)で「感情を抑えたフェルゼン」と書きましたが、感情はちゃんとあるの。
『ベルばら』というと植田歌舞伎的な大芝居がインプットされてしまっているのでナチュラルな『ベルばら』だと初見のときはおとなしい演技だな、と思ってしまう愚か者です
全体的に今回の宙組は、ナチュラルな『ベルばら』だったと思います。
ただ、ナチュラルなまぁくんフェルゼンもアントワネット相手の時は、きっちり伝統のフェルゼンでした
本公演と違ってセリがないので、ラストは「王妃さまーっ」「王妃さまーっ‥‥」と二度違う叫び方をしながら、舞台上でアントワネットの最期を見守っていました。ここをすぐ暗転にしないで、フェルゼンを残した演出は良かったです。


衣装とか‥‥

再演を繰り返している『ベルばら』なので、軍服とドレスは全てお馴染みのものばかり宮廷服は、フェルゼンのが豪華なのは当然として、色は抑えてありますが次に豪華なのはメルシー伯爵でした
ジャルジェ邸でのオスカルの上着とジレが薄緑色で、かいちゃんに似合っていて、これは過去のどのオスカルが着ていたか記憶にありません
王太子と王女が持つお人形は、トイザ○スで売っているようなプラスチック製のお人形でしたせめて布製のにしてください。
娘役さんたちの輪っかのドレスでの歩き方が確実にうまくなっていますかなりの娘役さんたちが、滑るように動き回っています。


下級生
おそらく全ての生徒さんに台詞があります。初せりふの下級生も多かったのでは


でもプログラムの98・99期の写真は残念おそらく入団時の撮影?化粧が下手すぎる


フィナーレ

ロケット→薔薇のタンゴ→愛の柩→愛の讃歌→パレードの順番です。

薔薇タンでは地名を叫んでいます。
愛の柩は、かいちゃん+娘役さん。狭いカーテン前での踊りなので娘役さんの振りがダイナミックさに欠けるのが残念
愛の讃歌のまぁくんがひとりで踊るのは、かなめちゃんとはまた違う魅力があり、ダイナミック。飾りがないシンプルな黒燕尾の方が良かったけれど、全ツだとそうもいかないかな男役群舞にかいちゃんが出ていないのは残念全ツだと思わぬ若手が1列目で踊っていたりして新鮮でした



15日はまぁくんのお誕生日
すっしー組長のリードで客席からまぁくんに「おめでとーー」と叫んでお祝いしました。

仙台では、2回公演×3にトークショーまで、お疲れさまでした
これから、青森、大館(秋田)を回り、北海道に渡って全ツは終了です。
北海道はかなり寒くなってきましたよね。
21日の千秋楽まで、みんなして無事に公演を続けられますように

(終わり)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする