夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エリザベート -愛と死の輪舞- 』(2)

2014-10-30 00:56:38 | 宝塚観劇つれづれ

某日の夜の部は、一度は生で宝塚の『エリザベート』を観てみたい、というお友だちをお誘いして観劇しました
一路トートの雪組と、一昨年のOGガラコンの映像は観たことがあると言っていました。
でも、東宝版の『エリザベート』は、かなりの回数を観て、目も肥えているはずなので、お誘いはしたものの、この花組版を気に入ってもらえるか、かなりドキドキだったのです。


はい杞憂でした
かなり喜んでもらえて、嬉しい夜になったのでした


美しいトートが恋する様子にずっきゅん
なにより、生々しくないきれいなルキーニがいい
ああいうルキーニが見たかったの

だそうです

「生々しくない、きれいなルキーニ」

確かに
東宝エリザのルキーニは、ずーっとシングルキャストで、8回も再演を繰り返すうちに、リアリティー感が増しつづけ‥‥
最近では、トート閣下までをも操ってしまうルキーニという印象がありまして‥‥
それはそれで、ひとつのルキーニの形なのですけれどね


だいもんのルキーニは、リアル感はあるのだけれど、ぎらぎらと濃くはなくて、程好く力が抜けていて、そのあたりを友人は「きれい」と言ったのかな?
なによりも「トート閣下の意のままに動きます。任せてください。」という感じがありました。気持ちがトートにしか向いていないのです。トート閣下のためならば、ミルク不足をシシィのミルク風呂のせいにしたり、マダム・ヴォルフを使ってフランツを陥れたり‥‥
それに、なんと言っても、だいもんは歌が上手いし台詞から歌への流れが自然
全く危なげない、正統派のルキーニのナンバーを聴けるのは、気持ちがいいものです

歌と言えば、ゾフィを取り囲む重臣たちのナンバーも男役としてはかなり低い音域なのに、皆さん、きっちりと歌っていて、さすがと思いました。「イギリスが黙って ~」とか難しそうですよね。
重臣さんたちは、ゾフィと一緒に、ちゃんと年齢を重ねていましたね

そして、じゅりあさま、舞台復帰おめでとうございますフィナーレで踊っているじゅりあさまを観て安心しました。
お芝居では、気持ちの温かな、地方の城主の夫人でしたでも、じゅりあさまでマダム・ヴォルフを観たかったかも

続けます
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『エリザベート -愛と死の輪舞- 』(1)

2014-10-24 06:24:36 | 宝塚観劇つれづれ

東京では花組が『エリザベート』を大絶賛公演中です

今回の花組は、ワタクシ的には「恋するトート編」というところでしょうか

みりおくんのトートは“黄泉の帝王”というよりは“黄泉の王子さま”。
こんな素敵な王子さまになら、シシィは恋してしまうでしょう…と思わせるトート。
トートは全力でシシィに恋しますが、これがなんとも瑞々しい
トートはことあるごとにシシィの前に現れますが、それもひたすらシシィの気を惹きたい一心。
好きだからシシィのことをいじめてしまうのね

フランツも負けていません
バートイシュルでシシィに出会った時の笑顔がすてきです
でもそれよりも好きなのは、宮殿の執務室で書類を両手で持ちながら、重臣たちやお母上の言葉に耳を傾けているフランツ。
皇帝として、まだまだいっぱいいっぱいなんだろうな…
とびーらを開けてくーれ」も「君のーてがーみ何度もー読んだよ」も、こんなに真摯で優しいフランツなのだから、シシィはついていけばよいのに、って思います
みっちゃんの歌は耳に心地好いです
フィナーレでせりあがってきて歌う「愛と死の輪舞」も、芝居の歌としてではなく、主題歌としてきっちりと歌ってくれるので、ここからフィナーレと気持ちが切り替わります(もう少し、トートとシシィの昇天の余韻をもたせてから、セリを上げてもいい気がしますが)
『ナポレオン』の時のフィナーレでは、みっちゃんの立場が微妙でやきもきしましたが、今回は2番手格の扱いなので、良かったぁ


ルドルフくんたち
カレーくんのルドルフは、華やかで明るくなっちゃうのかな?と思っていたら、ルドルフの孤独感がありました。政治運動に手をそめてしまって良かったのかな~、なルドルフ。
キキちゃんのルドルフは、皇太子としての自信がみなぎっている感じ。自分がやっていることは正しいと信じて疑わない。それだけにフランツに突き放され、あげくにシシィにまで突き放されて、精神の落差が大きかったのでしょう…


もっと書きたい『エリザベート』
続けます

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お初(^-^)v @ひとりごとな《Diary》

2014-10-22 23:25:58 | 日々のつれづれ

新しくなった歌舞伎座に初めて行きました

東銀座の改札を出ると、すぐに広い場外のお土産売り場
そこでイヤホンガイドを借りて、長いエスカレーターで地上へ。

3階席で観劇しました
久しぶりに観る歌舞伎。
全体を観たかったので、オペラグラスは一切使わなかったのですが、かなり良く見えました
色彩がきれい~
イヤホンガイドのおかげで、歌舞伎の決まりごとや見どころ等がわかって、かなり面白かったです

ただ、3階席はお安いだけあって、椅子の造りが簡素で、前の座席との幅が狭く、下の階の座席とはしっかり差がついています
これは、新しく建て直しても、“伝統”ということで変わらなかったのでしょうね。

歌舞伎は上演中でもかなり場内が明るいのね

11時開演で、2度の休憩を挟んで、終演したのが3時20分でした

このように上演時間が長いし、休憩も2回あるので、何かつまみたくなるわけです。

それで思い出したのが、林真理子さんのエッセイです。
林さんがある歌舞伎論をよんで特に印象深かったくだりは、ロビーでコンビニのパンを食べている人たちについて、
「コンビニのパンや弁当を買うような人に大歌舞伎の味がわかるものだろうか。役者と観客の間にはある種の贅沢なものが共有されるべきだ」(この部分、引用しました)
だそうです。
そこから、林さんのお金の使い方に関する自説が展開されていくのですが…
でもね、林さんにしろ、歌舞伎論の作者さんにしろ、社会的に成功していて、知名度もあるわけですよ。
御招待も多いでしょうし、そのぶん差し入れにもお金がかかるでしょうが、とにかく一般人と遣うお金の額が違うわけですよ。
それを、自分で切符を買って歌舞伎を見にきただろう一般人が、ロビーでコンビニのパンを食べるのを批判するのはどういうものかと…
まあ、心の中でどう思おうが勝手ですが、それを文章にして発表するのはどういうものかと…

以前にそれを読んだときから、釈然としないものをずっと感じていたのでした。


途中から話がずれてしまいましたがm(__)m
おのぼりさん(←死語)には、ワンダーランドな歌舞伎座でございました

また3階席でいいので機会があったらまた行きたいです。
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episode 5

2014-10-21 00:35:40 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

ちょっと遅くなりましたが

10月19日は、ジェローデル様のお誕生日です

このお誕生日について、理代子先生はお認めになっていらっしゃらない気がします‥‥
というか、そんなこと知らないわ、とおっしゃりそう
ジェローデル様の年齢についても、10年くらいまえにはオスカルの2歳下とおっしゃり‥‥昨年はひとつ違いになっていました)

気を取り直して

ジェローデル様、HAPPY BIRTHDAY


昨年に続いて今年も、「マーガレット」誌にジェローデル様ご登場でございます

episode5は、再び「ジェローデル編」、しかも10/20と11/5発売のマーガレット誌に、前後編で計70ページにわたって掲載されるという豪華版で、ジェローデル様は大出世でございます

まだネタバレしたくないので‥‥

舞台は、ベルサイユ。

登場人物は、フローリアン・ド・ジェローデル様の他に、ヒロインとしてソフィア嬢、兄上のフェルゼン伯爵とアントワネット陛下が脇を固めます
にしても、ソフィア嬢をああいう設定にしましたか~
性格もしっかりし過ぎている

オスカルさまは
登場なさいますが‥‥脇役ですね‥‥積極的にストーリーに絡んではきません。これが後編でどうなりますやら‥‥

写真は扉絵のジェローデル様。
別人のようだわ‥‥
episode2でバサバサしていた下睫毛はなくなっちゃいましたね



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『伯爵令嬢』(2)

2014-10-18 06:51:34 | 宝塚観劇つれづれ

(1)では、残念!という部分ばかり取り上げてしまいましたが‥‥m(__)m


開演アナウンスで、ちぎちゃんが名乗ると大きな拍手(^^)
ちぎちゃん、トップお披露目おめでとう(*^▽^)/♪

ちぎちゃんは、とにかく華やかでした。
世紀末の、ベル・エポックと言われたParisの、時代の寵児がよく似合っていました(^^)
鬘や衣装もばっちり(^-^)v

ともみんは鬘に凝っていました。
復讐を誓う熱い役が似合うね。でも、一人称「ぼく」の部分は爽やかな好青年(^^)
いわゆる悪役なのだけれど、何故か憎めない(^-^;

悪役といえば、蓮城まことくんも、悪役。
こちらはうだつの上がらない役なのだけれど、汚なめの衣装を着ている本役より、バイト?で出ている爽やか青年の方が嵌まるのは、やっぱりタカラジェンヌですね(^-^)v

蓮城まことくんの相手役は、まだ研3の有沙瞳ちゃん。若いのにふてぶてしい役が上手でした。

コリンヌのお祖父様は、なんと大ちゃん。これが意外にはまっていました。「昭和の少女漫画のフランス人のおじいさま」ってこうよね(^-^)vという化けっぷり。
大ちゃんもバイトで出ている青年役は、爽やか~(^^)

大ちゃんの娘が美穂圭子さん。
美穂さんとみゆちゃんは、ちゃんと母娘に見えます。
大ちゃんとみゆちゃんは、お祖父様と孫に見えます。
だけれど‥‥大ちゃんと美穂さんは、父娘というにはちょっと‥‥(-_-;)美穂さんは、リアリティーがある役の作り方が得意ですからね‥‥
なので、一幕までは、わざわざこの役に美穂さんを呼ばなくても~と思っていました。
そうしたら、二幕でちゃんと丸々一曲のソロがあり、聴き応えがありました(o^o^o)
みなさん、そう感じたらしく拍手が大きかったです。
その他には、大ちゃんとのデュエットが一曲。大ちゃんが頑張っていました!!

ちぎちゃんの家の執事にまなはるくん。
楽しそうに演じていましたし、コミカルな老け役が上手かったです。
こちらもバイトで青年役をやっているのですが、以前より濃く男らしくなっていました。

コリンヌを想うもう一人の青年は、彩凪翔くん。
こちらも漫画から抜け出してきたような見た目と雰囲気。
ちぎちゃんの恋のライバルなのに、わりとあっさりして軽やかに身を引いてしまいます。
この辺りをどろどろの展開に持っていかないところが、昭和の少女漫画のお約束(^^;

その他、下級生に至るまでセリフがあり、みんな楽しそうに演じていました。(透水さらさちゃんに歌わせないのは勿体ない、と思いましたが‥‥)

「昭和の少女漫画」を強調してきましたが、よくもこのような作品を発掘してきたものだと、ちょっと驚いています。
古き良き宝塚に通じるような、すべてが丸く収まってハッピーエンド(o^o^o)、めでたしめでたしの気持ちだけ抱えて、劇場をあとに出来る、そんな感じです(^^)

フィナーレもついて、楽しい公演でした。


   ~~~~~~~

同じ「昭和の少女漫画」なら、『ベルサイユのばら』を観ても、あたたかい気持ちだけ抱えて、劇場をあとに出来たらいいのにね‥‥と考えてしまったワタクシなのでした(^^;
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