夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

ドラマ《大奥》(シーズン2)①

2023-11-30 15:42:02 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。
10月からよしながふみ先生原作の『大奥』のシーズン2が放映されています。
「医療編」が終わり、ただいま「幕末編」が佳境を迎えています。

連載中は、最終回に向けて男女逆転の歴史をどう戻すのか?に興味が尽きなかったのでしたが(例えば劇中では男子の天璋院ですが、後世まで女子の写真が残っているし・・・)、よしながふみ先生はあまりにも鮮やかに物語を締め括られました。
その着地にはほぉーっと感嘆するしかありませんでした。

そして、たぶん連載開始当時はそんなに深くは語られなかったと思うのですが、連載が進むにつれて、ジェンダーフリーの視点が際立ってきました。
ドラマの中では先週(11/21)は家定♀️に「諸外国では男子が国を治めているが、我が国が男女の中から優れた人材を選べるということは2倍の人間の中から選べるということで、そのあたりに我が国の勝ち目があるのではないかと思っている(意訳)」と言わせていましたね。
個人的にはいちばん好きな「幕末編」です。
出自や立場を超えた《チーム徳川》の物語ですね。
中でもお気に入りの登場人物は老中・阿部正弘です。退場が早いけれど😢


さて「幕末編」はまだ放映途中なので、終わってしまった「医療編」の備忘録などを。

平賀源内♀️の死因が哀れすぎて😭・・・原作がそうなっているから仕方がないのですが。
源内役の鈴木杏さん、元気が良くていいですね!早口も生き急いだ源内の人生を表すようです。
そして、田沼意次♀️との信頼関係というか、シスターフッド的な関係もほんとうに素敵でした。
意次役の松下奈緒さんは凛としてクールだけれど親しみやすさも持ち合わせていて、また、長身なので華やかな衣装が映えますね。
そしてもうひとり、目を引く👀のは、徳川治済(はるさだ)♀️役の仲間由紀恵さん。
息子の家斉♂️を久々の男将軍に立てて、自分は裏で中奥も大奥も牛耳っていますが・・・気晴らしに簡単に人を毒殺する。それをなんとも思わない。
原作で1ページまるまる治済の顔をアップにしたページがあって、本当に憎たらしい顔つきなのですね。
仲間由紀恵さんの治済はそれをゾクゾクするほど再現してくれています😱

男優(男優・女優という言い方も最近はよろしくないらしいです…)陣では、やはり青沼役の村雨辰剛さんに注目👀でした。
本業は庭師さんなのですよね。園芸番組の出演から始まって、朝ドラ、この『大奥』、そして大河ドラマにも出演していましたね。
オランダ人と日本人のミックスである青沼の「ありがとうと言われるのが何より嬉しい」という人生観、弟子たちにありがとうと言われて清々しい顔つきで刑場に引き立てられていく青沼は医療編のクライマックスでした。

赤面疱瘡はまだ駆逐されてはいないけれど、家光の時代から続いてきた「男子の仕事は種付け」というスタンスに当の男子たちが飽きてきたというか、疑問を持ち始めた時代が、たぶん医療編の時代なのでしょうね。

さてさて、幕末編の行く末(一応の結末は知ってはいても)、楽しみです。

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途中経過・2

2023-11-24 21:16:56 | 観劇の周辺
立冬、小雪と過ぎて次の二十四節気は大雪となりました。
冬が目の前です。
予報どおりの暖冬だといいなぁ。

以下、個人の備忘録です。
他のことを書こうとしても、まず、この話題になってしまう・・・


宝塚歌劇団については・・・出るわ出るわ、記者会見以降も、話題に事欠きません。
労基署の立ち入りもあったそうですし。
再度調査し直すと発表があったものの、それは労働環境や労働条件等の調査であるらしいです。
初期対応を間違うと大炎上するというルートの王道を歩いている感じです。
大火はなかなか鎮火しない。

先ずはひと言で良いから、ご遺族に謝罪すればよかったものを。
お預かりしているたいせつなお嬢さんが亡くなったのだから。
そこから出発すればよかったものを。
(イジメやパワハラがあったのでは?と薄々気づいていたので、速攻、隠蔽に走ったのでしょうね、というのは私見。)

最近は座付き演出家が火に油を注ぐような発信をしました。
内部の人間だからそういう立ち位置だろうとは理解できますが、それを今、堂々と発信してはだめでしょ、と思います。
あの発信によって大好きな作品(『The Last Party』とか『ハンナのお花屋さん』とか)に大きなシミがついたようで悲しいです。

座付き演出家といえば・・・もう退団された方のパワハラも話題になっていましたね。
この方も佳作をたくさん発表されましたが・・・
歌劇団の女子会(生徒総会みたいなもの?)でこの方のパワハラが話題になって苦情が続出したそうですから、たぶん本当のことなのでしょう。
このブログで彼女の退団を取り上げた記事があって(最近またアクセスをいただいていますが)、あのときは退団が残念だったのですが、実はもう居づらい状態だったのかも?ですね。
そして、紅子さん、大変だったのですね😢


それでも明けない夜はないと思っています。
宙組の2番手さんや副組長が水面下で組の立て直しのために動いたとか、花・雪・星組のトップさんたちが上層部と面談してしごくまともな発言をしたとか、ほんの少しではありますが、ホッとできる話題が漏れ聞こえてきます。
(真偽は不明ですが。)
ただ、夜明け前はとても長いとはおもいます。
夜が明けても霧がかかったまま、晴れないかもしれません。
その可能性を否定できないのがもどかしいところです・・・

休演のあと、代役公演でなんとか繋いできた月組の東京公演が終了して、現在は唯一、花組が全国ツアー中です。
全国を回るうちに、心ない言葉をかけられることがありませんようにと祈るのみです。

実は千秋楽の2日前に月組公演を観にいきました。
(チケット🎫は8月に当たっていた)
宝塚をもう見ない、という選択肢はなかったのです。
満席でした。
こういう事態になっても宝塚を見るお花畑なファンばかりだから歌劇団は現状を改革しようとしない❗という世間一般の声があるのは重々承知しながら・・・
(ファンは微減でも、協賛企業や学校団体は激減するでしょう)
お見送りで立たれていた支配人さん(甲にしき様)に初めてお声をおかけしました。
「楽しかったです」
そう、とても楽しかったのですよ〜❤
そして、急遽、ライブビューイングのチケットをポチり、千秋楽を映像観劇までしたのでした❤

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途中経過(記者会見がありました)

2023-11-14 22:08:42 | 観劇の周辺
※ 私的な備忘録です。記者会見はふたつともフルでは見ていません。劇団が発表した報告書・資料は読みました。


本日、宝塚歌劇団の記者会見がありました。
それを受けて、ご遺族側の弁護士の記者会見もありました。

何よりもがっかりしたのは、亡くなられたAさんへの、いじめ、パワーハラスメントが確認されなかったという点です。

これについてご遺族側の弁護士の方は、そもそもパワーハラスメントの捉え方や概念が、劇団と弁護士側ではかなり違うと指摘していました。

過重労働については、数値に差はあるようですが、劇団側が認めたようですね。

亡くなられたAさんへの謝罪の言葉は聞けましたが、歌劇団の、このあたりで適当に手を打って、なんとかやり過ごそうという姿勢が丸わかりの記者会見だったように思います。

また、調査委員会と第三者委員会は違うもので、劇団が立ち上げていたのは調査委員会であり、聞きとり(ヒヤリング)の範囲が狭いのではないかと、ご遺族側の弁護士は話していました。

今後、劇団側と直接会って話し合いたいとご遺族側の弁護士が言っていましたので、どのように進展するか見守るしかないですね。
その言い方も、あからさまな対決姿勢を見せるのではなく(たぶん歌劇団の記者会見の内容は歯がゆく怒り心頭の部分もあったと思います)、歩み寄りたいという姿勢が見えました。
また、質問にも分かりやすく丁寧に答えていたのが印象的でした。


宝塚歌劇団の評価できる部分としては、公式ホームページに、調査委員会の報告書や資料(簡易的なものだと思いますが)を公表したことだとおもいます。
これを「宝塚GRAPH」「歌劇」誌上にもぜひとも、載せてほしいと思います。

そして是非にと望むことは、宙組の東京公演の中止です。
強行しても世間の反発を招くだけでしょう。
今回の劇団の記者会見で、劇団はトップスターに退団を要求していないと受け取りました。宙組の解体もなさそうですね。(私的な見解です)
ということは、次があるということですから、目先の東京公演と、できたら博多座公演・バウホール公演は中止すべきと思います。
バウホール公演の主演が決まっていた生徒さんには気の毒と思いますが、109年で初めてという異常事態が出来したのです。
そして次の本公演から心機一転して、宙組リ・スタートしてほしいと思います。


改めまして、亡くなられたAさんのご冥福をお祈りいたします。

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『エリザベート1878』映画を見ました

2023-11-04 22:11:28 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。
先月のことになりますが、映画『エリザベート1878』を見てきました。

都市部では8月末に封切られて、日比谷の映画館では一路真輝さんのトークショーもありました。

そこから遅れること、一ヵ月以上。ようやく地元で上映されました。(しかも一週間のみ。地方都市のスクリーン事情はそんなものです🙄)




以下、極力ネタバレを避けたつもりなので、読んでいただいても、わけがわからないかもしれません🙇

「1878」とは、エリザベートが40歳を迎えた1878年のことで、この一年の様子に絞って描かれています。

夫であるフランツ・ヨーゼフと政治の話をしたくとも夫は全く取りあってくれない。
まだ幼い娘(ルドルフの妹)は母親の私生活や態度に批判的。
コルセットで身体をきつく締め上げ、日に何度も体重を計り、煙草が手放せない日々。
エリザベートは時々はウィーンに戻るけれど、旅に出る。
ウィーンでも旅先でも乗馬は欠かせない・・・
原題は〈お飾り〉という意味だそうです。

コルセットでウエストを締め上げたり、晩餐会では食事にほとんど手を付けずオレンジの薄切りを持ってこさせたり、見事な長い髪のために専属の女官がいたり、精神病院をたびたび訪問したり、エピソードとしてはミュージカル『エリザベート』を見ていればデジャヴのことが多いです。
しかし、当時を模した宮殿や病院などの部屋の様子、馬車や家具や食器やドレスなどの再現の見事さに、目を奪われました。
品格のある大型犬が宮殿のあちらこちらでゆったりと寝そべっていまして、いかにもヨーロッパの宮廷っぽい。顔が長いのでボルゾイ?
また、従兄弟のルードヴィッヒ2世と長く話し込んで「死」を話題にするあたりで、エリザベートは「死」を意識していたのだと思わせました。

エリザベートは人生に飽いているなぁと感じさせることばかり。
とはいえ、いろいろと1878年のエピソード(史実かどうかは不明です)を時系列順に描いていくので、いったいどこに着地する?と疑問が膨らんでいくばかりだったのですが・・・
そうきましたか?!という驚きのラストでした。
ラストの映像はとても美しい。

ただ、この映画のレビューを読んでいると、ラストをエリザベートの妄想と捉える解釈もあって、自分の捉え方が一方向にしかなかったことに、頭の固さを感じてがっかり(´・ω・`)

因みにおなじみの「シシィ」という呼び名は出てきませんでした。


春頃にこの映画のことを知って、さらに一路真輝さんのトークショーの記事も読んでいたので、見れてよかったです😃

公式サイト⬇
https://transformer.co.jp/m/corsage/aboutthemovie.html
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