夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

花組 博多座 LIVE中継

2018-05-27 00:05:19 | ライブビューイング・配信

花組 博多座公演のライブビューイングを観てきました。
5月25日 15時30分の公演です。
場所は、仙台駅前の TOHOシネマズ仙台 🚌💨


『あかねさす紫の花』
Bパターンのほう。
中大兄皇子 バージョンです。

私にとってお馴染みの『あかねさす紫の花』は、一路真輝さんや瀬奈じゅんさんが大海人皇子を演じたバージョンです。
なので、中大兄皇子バージョンをちゃんと観るのは初めてかも 🔰

以下、あくまでも個人的な感想です。

乱暴にバサッと言ってしまいますと……
救いのないストーリーでした😱
もっと過激な発言をすると、これは中大兄皇子のパワハラでは?!
額田女王の気持ちが大海人から中大兄に傾いてしまったら、大海人も気持ちに決着をつけただろうし、中大兄の力ずくで奪いとった感も薄れます。
でも、額田の気持ちは最後まで大海人の下にある、でも中大兄を嫌っているわけではないと感じた演出だったので、なんだかなぁ、とモヤモヤしたのでした。
(当時の感覚では当たり前のことでも、どうしても現代の感覚で恋愛をとらえてしまうのですよね……)
しかも額田が(気持ちがどうあれ)中大兄の妃になったことで、天比古の額田を崇拝する気持ちがプツンと切れて、天比古の人生も闇に沈んでいく……

こういう感想を抱いてしまったので、観ていて、うん!わかる!となったのは、大海人皇子と鏡女王の気持ちだったのでした。

それと、今回の演出には柴田侑宏センセのお名前がなくて大野拓史センセだけのようなのですが、中大兄と大海人と額田をめぐるエピソードや有間皇子のエピソード、このあとに起こる壬申の乱などについて、観客が熟知しているという前提で演出しているのが気になりました。

さて、配役。



みりおくんの中大兄には上記のような理由で感情移入ができなかったのですが……すみません💦
絶対的な権力者の風格は感じられました。
それと衣装がとても手が込んでいるのです。

衣装がすごいのは額田女王もでした🌟
大スクリーンでアップになると、特に鬘と髪飾りの細工が細やかなことに目を見張りました。
ゆきちゃんの、“ あかねさす〜 ” は朗詠も歌もさすがでした。

かれいくんの大海人は本当に熱演でした 🔥
額田に対して弟キャラにならずに、きちんと包容力のある男性にみえました。

そして感情移入できたもう一人が鏡女王のべーちゃん。
中大兄の愛情が戻らないのを悟って身を引くというか、なかば投げやりに鎌足に身を預けようとする心持ちが悲しかったです。

そして、ちなつちゃんの天比古。
仏師の修業も上手くいきかけていたのに、中大兄の妃である額田と出会ってしまい、絶望する。
自分が少年の頃に憧れ、仏像に姿を写したいと望んだ額田はもういない……
天比古がその後、額田に再び出会ってあの頃の気持ちを取り戻す機会はもうなさそうだし。
天比古の人生をどういうふうに観客に提示したいのか、私には演出の意図がよくわかりませんでした。
みずらの髪型の頬を上気させた少年、生きる希望を失ってしまった青年、ストーリーを動かす人物ではないけれど、天比古の気持ちの揺れというのは、中大兄が作りあげた時代の揺れとリンクしているようにも感じました。
というふうに考えると、天比古の比重というのは大きいのね 😀


※ちなつちゃんが中大兄皇子を演じるAパターンのLIVE中継もとても見たかったのです。ちなつちゃんの中大兄は、きっと祐飛さんの中大兄と面差しが似ているのかな?💕というのもあって。でもその日は前もって別の舞台のチケットを取ってしまっていたのでした 😵 そのうち、映像で見られるといいな。

あきらくんの鎌足は、厳格な政治家でした。
スマートでクール。
鏡女王をもらいうけたいと鏡王に頼む時でさえ、僅かな感情しかあらわさず、鎌足とはそういう人間なのだと分かりやすかったです。

その他では……
勝麻呂の和海しょうくんがソロで歌ったり、セリフもたくさんあって活躍していて嬉しい😃
天比古の兄の銀麻呂の天真みちるくんの度量が大きくて、弟思いの気持ちがよく伝わってきました。
額田に仕える舟坂は芽吹幸奈さん。上級生らしい貫禄が役にはまっていて、セリフの声がとてもきれいでした。
十市皇女に音くり寿ちゃん、鸕野皇女に華優希ちゃんというのは納得の配役ですね。ふたりとも可愛かったです💐

『Sante‼︎ 』
昨年の夏のワインのショーですね🍷
客席降りがあるのですが、博多座なのに、例のグラスを持っている方がとても多くて、楽しそうに乾杯していました🥂
幕開きの美女5人。
スクリーンなので大きくひとりずつアップになります。
最初の場面なのでお化粧もバッチリ、鬘も綺麗でみんなしっかり美女でした✨
美穂圭子さんと星条海斗さんのポジションには誰が入るかな?と思っていたら、「愛の讃歌」のところは、ちなつちゃんとベーちゃんで💕
このふたりの並びは、ほっこりして好きなのですよね😃悲しい場面だけれど。
ベーちゃんの「愛の讃歌」もなかなかの聴きごたえでした。
そして黒燕尾で踊る「乾杯」。人数が少ないので博多座の中くらいの(15段くらい?)階段がちょうど良く、とても映えていました。
少ない人数で次から次へと場面をこなしていくので、みんな汗だく💦
アップになるのでよくわかります。
一公演終わるたびに、すごく体力を消耗しているのだろうな……
鍛え抜かれたタカラジェンヌだからこそできる公演だわ👏
今日が千秋楽だったのですね。
おつかれさまでした🎉🎉🎉


休憩中の博多座の館内アナウンスも一部聞こえてきました。
ロビーのお弁当やお土産の案内をしているのね 🍱 🎁
出店がたくさん並んで、わいわいと活気のある広いロビーを思い出して懐かしくなりました。
もう行くことはないでしょうが……居心地のよい素敵な劇場でした。

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『天は赤い河のほとり』

2018-05-22 22:51:27 | 宝塚観劇つれづれ


友人といっしょに観てきました🍴🎵

ふたりとも原作は読んだことがありません。

大劇場で観た方々のブログを読んで、公式HPの人物相関図をみて仕入れただけの予備知識で観劇に臨みました💦


結論から申しますと~
ストーリーにはついていけたかな?と思います。
なんだかカイルとユーリにとって都合よく事態が進んでいくなぁ😵 ラムセスもマッティワザも敵将ながらいいひとでもう一波乱ほしいところだわ😓 とは感じたものの、原作はコミックスにして28巻?
1時間半にまとめるにはこうせざるを得なかったのでしょうね。

すみませんが、以下、敬称略します。


真風カイル。
絵に描いた王子様。
しかも、罠に嵌められ、一度は愛するユーリと離ればなれになり、協力者を得て勢力を盛りかえし、皇帝になってからは自分を陥れたナキアたちを寛大に遇する……という、こちらも絵に描いたような少女漫画の王道の展開👏
こういう王道の二枚目役の演技もビジュアルも、真風くんの守備範囲なのね、と新しい発見。←今さらすみません💦
とにかくかっこ良かったです😊

星風ユーリ。
友人いわく、結局、主人公はユーリだよね?
そうそう🆗 そう見えます。
ザナンザはユーリのために命を落とし、ラムセスはユーリの気持ちを尊重してユーリを手離す。
マッティワザでさえユーリを崇める。
しかもユーリは自分から行動できる女の子。
まどかちゃんの見た目と相まってなかなかの嵌まり役でした。

芹香ラムセス。
包容力がありますねー。
カイルかラムセスかどちらかを選べといわれたら、ワタシはラムセスを選ぶなぁ💓← 誰も訊いていません💦
魅力的なキャラクターでした😃
カイルとラムセスが、銀橋で剣をおさめて素手で取っ組みあいをする場面は、大迫力でした 👀
わりと前の席だったので、銀橋から落ちはしないか⁉️と一瞬考えてしまいました。

愛月マッティワザ。
初めはカイルの敵将でのちに味方となる黒太子。
もっと心情を描いてほしかったけれど、尺が足りなくて、大雑把な出番に感じてしまったのは残念でした😢
姉のネフェルティティへの思いも演じているのは別の生徒さんだし。
ナキアとウルヒとネフェルティティの三人で歌う場面がありますが、マッティワザも加えてほしかったわ。
長い長い黒髪に顔に傷に黒い衣装の愛ちゃんは、また守備範囲が拡がりました☺️

星条ウルヒ。
ナキアに仕える長い長い金色の髪の神官です。
マギーさんの退団公演になりました😢
セリフは専科さんにしては少ないのですが、とにかく雰囲気があります。
原作では、ウルヒとナキアの物語がきちんと描かれているそうで、そこの部分は読んでみたいです。
ウルヒも肝心な心情は別の生徒さんが演じています。
いろいろ演出上むずかしいのかもしれませんが、少年少女時代も本役の生徒に演じてほしかったです。
だって大人になってからよりも、少年少女時代の想いがキーポイントと感じたのですもの。

桜木ザナンザ。
カイルを慕う第4皇子。
嬉しそうにカイルに付き従っている様子が微笑ましい弟。
ずんちゃん、痩せたかな?
印象が以前よりもシャープになりました。

カイルを慕うといったら、愛海ティト。
はじめての大役ですよね 🎉
熱演でした😊

純矢ナキア。
いつものふにゃっとしたせいこさんの表情が、全く隠れていつも厳しい表情。
化粧や髪型や、娘役スキルが高いですね。
かなりの悪役ではあるのだけれど、望まぬ結婚をさせられて、ウルヒと自分の産んだ皇子だけが慰めで……行動に一本の芯が通っているので、あんまり憎む気になれなかったナキアだったのでした。

澄輝ネフェルティティ。
あっきー、初の女役。
大劇場で観た方のブログには、化粧がいまひとつとありましたが、なかなか綺麗でしたよ✨
エジプトの権力者としてのオーラもありました。
出番があまりなかったのが、残念だったかな 😓

あとは、凛城きらくんや風馬翔くんの芝居はさすがに上手いです。
ティトの姉たちに、かなり下級生の娘役さんを抜擢していて、おそらく通し役で本公演でセリフを言うのは初めて🔰でしょうが、頑張っていました 🎉
その分、上級生の娘役さんたちは、軒並みお妃になってしまいましたが……😵


大掛かりな舞台装置を組めて、衣装にお金がかけられる、という好条件もあるでしょうが、漫画のキャラクターの再現率では、やっぱり宝塚がNo.1よね👏 と思いながら、あまり細かな部分はわからないなりに😅楽しく観れたのでした ☺️
コメント (2)
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『1789 ―バスティーユの恋人たち― 』③ (2018年・東宝版)

2018-05-13 09:59:13 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『1789 ―バスティーユの恋人たち― 』の東京千穐楽をみてきました。



☆ 5月12日(土) 12:00~

本日のキャスト。





今年の『1789』の観劇はこれで最後です。
Wキャストのうち(子役ちゃんは別にして)、神田沙也加さんのオランプは観ないで終わりました。

加藤ロナンは、俳優としての 格 のような雰囲気が身について、もう農民には見えなくなった感じです。

三浦涼介ロベスピエールは、腺病質の感じがやがて恐怖政治に傾いていくロベスピエールの狂気の前触れのようでした。

上原理生ダントンは、後先考えずに突っ走る感じ。でも恋人のソレーヌの幸せがいつも念頭にある。

渡辺大輔デムーランはとにかく真っ直ぐにきらきらしています。

岡幸二郎ペイロールは、わざと悪声で歌うのに、全くぶれません。時代の変化は理解しているものの、食い止めなくてはと思っている。

対して、吉野圭吾アルトワは、時代を理解できない王族や貴族を象徴する存在。冷静にながめると、やっていること全てが滑稽にみえてしまう😜ますます自己愛が強くなり、妖しさも気色悪いの一歩手前まできたかも😁 ← そんな吉野アルトワが大好きですよ😉

廣瀬友祐フェルゼン。理想の王子様。アントワネットが愛を傾けるに足る人物にみえますが、アントワネットへの愛ゆえに危ない橋を渡りすぎ💣
ロナンとオランプ、フェルゼンとアントワネットが、結ばれない愛の苦悩を四人で歌うナンバーが好きです💓

坂元健児ラマール。千穐楽のアドリブを一手に引き受けてびゅんびゅん飛ばしていました💨
ラマールは、一応はアルトワの命令に従っていますが、どこまで本気なのか?なかなか心情が複雑な役だと思います。

龍真咲アントワネット。遊び呆けているさまは、コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の様子そのものでとってもキュート。まさお節が消えたので台詞も聞きやすいです。「すべてを賭けて」で予め録音のまさおくんの歌声を聴くのも面白かったです。

その他、ねねちゃんのオランプ、ソニンさんのソレーヌ、渚あきさんのポリニャックなど安心の布陣。
そして『1789』は帝国劇場の世代交代を印象付ける作品でした。

初演の時の感想に、幕前の芝居が多すぎる(アルトワの登場場面は幕前がとても多い)と書きました。今回も演出はほぼ同じなのすが、観ているうちに慣れたのか、それほど気にならなかったです。
これも初演時に書きましたが、『1789』はフレンチ・ミュージカルで、本家のフランスでの
フランス革命の捉え方とか、アントワネットとフェルゼンの見方とか、日本人の私が見ても違和感のないものなのだなぁ、と安心しました。明治維新の捉え方に180度違うものがあるのと同様に、フランス革命の捉え方にもさまざまある、とは承知してはいますが。

これから、大阪と博多公演があるので、終演後のご挨拶は、ロナンとオランプとアントワネットの3人。
小池修一郎先生も舞台袖から引っ張りだされて登場しました。ちょうど『モーツァルト!』の稽古中ですね☺️
YouTube に前楽ともども動画が上がっています。

7月末の博多座の大千秋楽まで、ひとりも欠けることなく、公演が滞りなく進んでいきますように。
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月組 千秋楽LIVE中継『カンパニー/BADDY』

2018-05-09 00:55:53 | ライブビューイング・配信

千秋楽の LIVE中継を見てきました。
5月6日(日)15:30〜 上映開始。
郊外のシネコンなので、GWだし駐車場混むかな〜😟と早めに行ったら、直ぐに入れました。
GW最終日の午後に、映画を見ようという人はそんなにいないのかも?

☆『カンパニー』

以前も書きましたとおり、脚本の詰めの甘さが気になって、突っ込みどころやまほどなのですが、不覚にも最後にうるっとしてしまったダーイシ・マジック。
やはり長年、座付の演出家をやってきただけのことはありますねー✌️ ← 上から目線🙇
でも……
バレエ歴4年で、いくらコンテンポラリー寄りの振り付けでも、「白鳥の湖」の王子は無理だってば❗️
あれはフラッシュモブとはちょっと違うってば❗️
と既に書いている不満をリピートしてみました。しつこくてすみません🙇

千秋楽ということで、小芝居的なアドリブがたくさんあったみたいですね☺️客席から、時々笑い声が上がっていました。でも、カメラは“ 観るべきところ “ を映すので、スクリーンの観客には、なんで受けているのかわからない😖ジレンマがあったのでした 😵

高野悠@みやるりちゃんの言うことは、悉く正論、小気味いいほどの正論なんですよね。
高野が青柳@たまきちくんを諭す場面も何度かあります。
那由多がリフトをやりたいと言い出して、紗良が感情的になった時も、きちんと場をまとめようとする。
みやるりちゃんが芝居経験豊富なので、説得力があります。
この、2番手が上級生という、芝居が深まるシチュエーション。
いい感じだな、と思います。
でも、こうやっていつまでも、みやるりちゃんを便利に使う訳にはいきませんしね……

今回、半年ぶりにみやるりちゃんの舞台を観て、雰囲気が少し変わったなと思いました。
包容力が増して、なおかつ、スマートなのだわ。
何か吹っ切れたような感じ?

紗良@わかばちゃん。
最後のお芝居でしたので、熱演でした。

阿久津@としくん。
那由多@かなとくんと一緒に登場すると、カメラはかなとくんを映してしまうのよね😢
もっと映してー😵
としくんはいつも通り、というか、クールでニヒルで、さらに温かかったです。

舞台に貼ってある バーバリアン のポスターがキャトルで販売されたそうですね。
劇団 GJ✌️
ファンならば欲しくなりますよねー🎵

良い千秋楽のお芝居でした。
ダーイシ・マジックに見事に嵌められましたしね 😅


☆『BADDY』

2回、劇場で観て、3回目。
はじめて、後味の悪さを感じました。
芝居仕立て、とか、グラサンにタバコで大階段を降りるとかは、抵抗なく受け入れられます☺️
でもね、芝居のストーリーそのものが殺伐としているのだわ。
派手な色彩やどこかの世界の出来事とかコメディっぽい演出に惑わされていました、今まで。
デュエットダンスで娘役にピストルを構えさせるって、やっぱりイヤです💢💢
ラインダンスのテーマ?が怒り💢というのもどうもね💦
海乃美月ちゃんと美園さくらちゃんに傅かれて、たまきちくんが銀橋に寝そべる演出はもとから嫌いでしたが。
頭の良すぎるうえくみセンセですから、現代社会へのメッセージがあるのでしょうけれど、「なんだかイヤだ~」と感じてしまったのでした😢
退団するのが、研9以上の6人なのに、餞別の場面もありません💧
としくんとわかばちゃんが、ちょっとだけ組んで踊る場面はありますが……ここ、拍手が大きかったです💞
新しい風を吹かせたい気持ちはわかりますが、だからといって、新しい試みだけでは観客はついてこない。
『BADDY』に抵抗を示した観客のうち、見た目ではなく私と同じように内容に イヤな感じ を受けてしまった観客もそれなりにいるのではないかな?
すっごく辛辣なことを、偉そうに書いてしまいました。
すみませんm(__)m


千秋楽ですから、いろいろとご挨拶があります。
それを、組長の憧花ゆりのさんが全て取り仕切るわけです。
4月の下旬に喉をかなり痛めていましたが、回復したようで良かったです 😀

感極まって思わず言葉に詰まってしまったり、泣くのを堪えているせいか声がうわずっていたり、ありましたが、退団する生徒さんはいずれも、しっかりと自分の言葉でご挨拶されました。
宇月颯くんにはなかなか拍手が鳴り止まなかったです。
月組は同期からのお花渡しは、同期が全員で出ていくのね。
綾月せりさんのお花渡しは、龍真咲さんでした。女子力全開でぽっくりのような高いサンダルで登場のまさおくんでした。
カーテンコールは4回?(記憶が〜〜💦)
最後はたまきちくんが、緞帳前にひとりで出てきて終わり。

退団者のみなさまのこれからが、明るいものでありますように✨✨✨


※ 月組って「組長の憧花ゆりのでございます」とか「あらためまして珠城りょうでございます」とか名乗らないのですね。これも伝統?きりやんも挨拶する時に名乗らなかったようだし。すっしーさんやゆうひさんは必ず名乗っていたので、これも組カラー❓
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『1789 ―バスティーユの恋人たち― 』②(2018年・東宝版)

2018-05-05 21:41:20 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

いつものことですが 💦
ずいぶんと間が開いてしまいました。



☆ 4月26日(木) 18:00~

ソワレの開演時間が早いのは、最後の最後まで子役ちゃん(シャルロット)が出てくるから。
子役ちゃんは、21時までしか舞台に出られないのですよね。
終演後、ルイ・ジョゼフとシャルロットは最後のご挨拶にぎりぎり出てきて、その後のカーテンコールにはもう出てきませんでした。

今回のキャストはこちら。





小池徹平くんのロナン。
口調がべらんめえになっていて、地方に根を張って生きてきた農民の重みとでもいう雰囲気が備わっていました。
ソレーヌとの関係は、仲が良い年の近い兄妹という雰囲気でなんだか可愛い。(加藤和樹くんだと保護者っぽい感じになる。)
パリに出てきて見聞きしたことや革命家たちから授けられた知識に、感動し、吸収していく、そんなロナンでした。
ねねちゃんのオランプとの関係も和んできていました。(今になって思い返すと、初演は身長差がないこともあって、雰囲気がぎこちなかった感じが……)
ねねちゃんものびのびと小池ロナンを頼っていました 💕

凰稀かなめさんのアントワネット陛下。
表情がゆたかになっていたと思います。
でも、(この回に限ってかもしれませんが💦)歌に関しては、龍真咲さんのほうがしっかり歌えていました。
かなめさんは、東京でも大阪でも玉三郎様の『愛の讃歌』と掛け持ちしているのですよね。
ちょっと伸びに欠けるアントワネットのナンバーを聴きながら、『1789』だけに集中したほうが良かったのでは⁉️と感じたのでした。
まだ大阪公演も博多公演もあって、今後は上手くなっていくのだろうけれど、やっぱり帝劇の観客がいちばん多い訳ですし、評論家のレビューも帝劇公演を観て書くだろうし。
辛口すみません。
とはいえ、ビジュアルは流石でございました ✨

秘密警察のラマールは坂元健二さん。
この人の芸達者ぶりには目を奪われます。
ラマールはコメディリリーフ的な立ち位置ですが、過度のお笑いに走らずしっかりと見せて&聴かせてくれます。
特に、人形劇から始まって、次に出演者を人形に見立てて、三部会の経緯を歌とセリフで説明していくくだり。
ラマール(とロワゼルとトゥルヌマン)の見せ場なのですが、ラマールというキャラを出さずに、観客を紙芝居を見ているような気持ちにさせて舞台に惹きつけるのは、さすがでした。
こういうのって、下手な人がやると、ラマールの動きがまず目につくのですよね。
拍手も大きかったです 👏👏👏

ペイロール伯爵は岡幸二郎さん。
このカンパニーの組長的な存在です。
ペイロールの歌は凄みを増していました。
で、ペイロールが出てくると、何かまた良くないことが起きるのでは⁉️とストーリーをちゃんと知っているのに、身構えてしまう。
この物語の、敵役を一手に引き受けている立場がペイロールです。
そういう魅力があるペイロールでした。
(冷静に考えると、伯爵とはいえ地方で徴税の仕事をする地位の貴族が、一年後に、王家の軍隊の出撃の責任者になっているのは、あり得ないのですけれどね😁)

アルトワ伯爵は吉野圭吾さん。
ポスターとは違って、舞台では目元に 赤 を入れています。舞妓さんをイメージしたそうな。
アルトワ伯爵は王位を狙わないように女の子っぽく育てられた、という裏設定があって、衣装はフリルとレースだらけ、髪形も凝っていて髪飾りがつき、今回は最初に登場する場面ではラマールに渡された花を髪に飾ったり弄んだりの妖しさ満載のキャラになっています✨
が、自分が王位につきたい野望は、めらめらと感じられるアルトワです。
野望、欲望、傲慢という部分が、初演よりも大きく感じられました。
王位に就けるのならば、一旦革命が起こってもかまわないスタンス。
“革命゛が何たるかはまるでわかっていなくて、規模の大きな暴動くらいの認識。
そして、王族のプライドは、兄のルイ16世をはるかに上回り……
「私は神だ」のナンバーは、ハーモニー部分に圭吾さんの声で三重唱にして予め録音してあって、舞台ではそれに重ねて歌っているとか 👀
よく聴いていると面白いです 👂🎶
『1789』にアルトワ伯爵を登場させたのは、革命に立ち向かわなくてはならない王家は一枚岩ではなく(アントワネットに利用価値がないと悟るやいなや離れていくポリニャックも、その意味では同じ。)、アントワネットの孤独を際立たせるためなのでしょうか?
圭吾さんのアルトワ伯爵は、うざい敵役になるところを、時代錯誤的な間抜けさがあって、「アルトワは何かやっても成功しない」と思わせるので安心して観ていられます(笑)


『1789』はキャストの世代交代を印象付けるミュージカルとなりました。
最後のご挨拶では、おじさま方の後に、ロベスピエール、デムーラン、ダントン、ソレーヌ、オランプ、アントワネット、ロナンと続きます。
でも一列になった時の並びは、ロナン、アントワネット、オランプの3人を真ん中に隣は、上手に岡さん、下手に圭吾さん。
これって、組長と副組長が比較的内側に並ぶ宝塚の公演の並び方だよね、と思いました。
小池センセですものね。
『モーツァルト!』初演のシカネーダーを観て圭吾さんのファンになりましたが、もう15年以上も経っていますねー😶
圭吾さんもベテランになるわけだわ 👏
で、観ているこちらも歳とるわけだわ 🍂


『1789』 ついに❗️DVD📀 になります。
これは凄く嬉しい 🎵

また《 げきぴあ 》のインタビューで、音楽監督の太田健氏が、フレンチミュージカルの音楽の特徴とか、東宝版を制作するにあたっての裏話とか、とても興味深い話をされています。

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