夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エリザベート スペシャルガラコンサート』(5) いろいろと…

2012-11-29 00:12:15 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

梅田では『エリザベート スペシャルガラコンサート』でまだまだ盛り上がっているのでしょうが、私の観劇は終わってしまいました。

と、同時に、5月9日の帝劇から始まった今年の『エリザベート』観劇に幕が降ろされました。

一路トート閣下で締めくくる事が出来て、今はとても清々しい気持ちです

今年の初めから、OGのガラコンの話は耳に入っていましたが、前回の '06年が星組と宙組が中心だったので、まさか初演雪組のメンバーが揃うとはまるで予想していませんでした。
公式発表が6月28日。
この日はマチソワで宙組を観劇する予定で、東京宝塚劇場にいたのですが、そこで出演者の載ったチラシを手に入れて、それこそ狂喜乱舞したのでした。
「残り少ない宙組公演を大切に大切に観なければ」と劇場に来たのに、しばし意識がガラコンに持っていかれました…
因みに、初めて『銀英伝@…』のチラシを手にしたのもその日です
でも、気持ちを切り替えて、『華やかなりし日々/Cry Max』はしっかり観ましたよ



では梅田で感じたことを…

高嶺フランツ陛下。
シシィを愛しているのだなぁ
「急すぎるね?」(「嵐もこわくはない」の歌詞)とシシィに問いかけるフランツの初々しさと誠実さが、まず胸にきます。
「感情を押さえるのが皇帝義務」ですが、「君を失うくらいなら信念を」しっかり破っていました
シシィをたしなめたり、シシィから拒絶されたりしたときの表情が、とても悲しそうで胸が痛くなりました。
トートと対決する最終答弁の迫力は、ふたりとも凄かったです

轟ルキーニ。
自分の全ての行動は、トート閣下のためにという姿勢がとても明確なルキーニです。
視線の先に、必ずトート閣下がいます。
ボーダーの衣装もお似合いですが、首に直接巻いたネクタイに白エプロンのカフェの衣装だとすごく色っぽい下級生には絶対に出せない男の色気があります。

朝海ルドルフ。
一路トートとの声の相性が、とても良かったです。
それと歩き方がものすごく綺麗。
ルドルフとしてもそうですが、最後にラインナップのために上手から歩いてくるその姿の美しいこと

花總シシィ。
少女時代の歌は、ちゃんと声を変えて歌っています
自由を求めながらも、最後まで“皇后であることの呪縛”から逃れられない、健気なシシィ。
「陛下には頼めない」とルドルフに通告したときは、本当はそうは言いたくなかったのではないか?でも、ルドルフは自分に似た息子だから、自分でなんとか道を切り開くのではないか?とルドルフを信頼して苦渋の決断をしたのではないか?
そんなシシィでした。
トートを主役に据えた宝塚版の『エリザベート』にふさわしいシシィだと思いました。


まだ書きたいことはたくさん残っているのですが、とりあえず、ここまで
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『エリザベート スペシャルガラコンサート』(4) 一路トート千秋楽

2012-11-27 12:57:00 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

やって参りました、梅田芸術劇場

『エリザベート スペシャルガラコンサート』です

一路トート閣下は本当にここで見納め

《キャスト》
・トート閣下…一路真輝
・シシィ…花總まり
・フランツ陛下…高嶺ふぶき
・ルキーニ…轟悠
・ルドルフ殿下…朝海ひかる
・ゾフィ…初風諄/出雲綾
・マックス…立ともみ/大峯麻友
・子ルドルフ…初嶺まよ/望月理世


トート閣下の役作りが、東京と少し変わっています。
感情がより顕になっています。
最後のダンス」の歌い方というか、声の色も荒々しい部分を出したりしています。
最後通告の場面、シシィに拒絶された閣下の苦々しい表情。
私が踊る時」一度、シシィに手を振り払われたのに、最後にもう一度引き寄せようする閣下。
ドクトルの場面では、しぐさも声も完全に老けさせて。(というか、回を追うごとに老いていく…)
ヅカ版トートの名セリフ「死ねばいい」(東宝版にはこのセリフはありません。確か「待っていたエリザベェート」)東京ではマントを脱ぐ→セリフ、だったのが、梅田は逆になってました。マントを脱いだ後のワイン色のブラウス姿がカッコよ過ぎて、退団後16年経ったとは思えません
最後のパレードというかラインナップ。東京では閣下ではなく“一路真輝”に戻っていましたが、梅田ではまだ閣下のままでした

とにかくとにかく、感情表現もですが、一曲の歌い方の中にも変化があって、一路さんの歌唱はお行儀のよい印象があるのですが、そこを逸脱したトート閣下でございました


11月26日のソワレで千秋楽だったのは、閣下とルキーニと殿下。

皆さん、泣いてしまい挨拶になりませんでした…
「この舞台は一生の宝物です。」とコムちゃん。
「どうもありがとうございました。」と簡潔に轟さん。(何か言うと泣きそうなので…)
「歳をとると涙腺が弱くなって…」と一路さんがうまくかわして…
「このお話をいただいたとき、正直ものすごく不安でした。(後ろを振り返りながら)多分みんなもそうだよね?今は懐かしい仲間と、新しい仲間と舞台を作り上げることが出来て、思いきってやって良かった幸せな時間でした」というようなご挨拶でした。


こちらこそ本当にほんとうにスペシャルで、幸せ過ぎる時間をありがとうございました

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『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 (3)

2012-11-16 11:21:51 | 宝塚観劇つれづれ

このところ『エリザベート スペシャルガラコンサート』を立て続けに観劇し、感激、感涙しまくりですが、日比谷で上演中の『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』にもちゃんと足を運んでいました(過去形)


10月末から何度か観ていますが、オーケストラのテンポがUPしているような…
決められた上演時間内に納めなくてはならないのは解りますが、大劇場に較べてせわしなく感じてしまいます。
大御所の塩田氏が指揮なさると、演奏力はUPするそうですが、やっぱり座付きのコンダクターさんがいいな…
でも塩田氏が宙組を振らないと、ガラコンを振ったかも?だから、それもねぇ…
ガラコンは西野淳氏が振っていて、とてもいい感じに進行しているのです


DVDを購入しましたし、提督たちのお写真も買ってしまいました~
(観劇しても、舞台写真はもう買わないだろうな…と思っていましたのに。)


やっぱりキルヒアイスがいい
自身の分を弁えすぎている彼が切ないです
彼が亡くなる場面、ラインハルトの「ミッターマイヤー、卿(けい)は嘘をついている」の台詞は欲しかったです。
そして、もう少し余韻を持たせて欲しかったです。
ヨンホゲ様のときのように、一曲歌ってもいいから

元々、キルヒアイス贔屓の友人は、ますますキルヒアイスが、そしてまあくんが大好きになったと喜んでいました


オーベルシュタインは、キャラが変わってしまったのがどうもね…
“光と影”や“天使と悪魔”はいいとしても、ヒルダの出現に驚くのは、彼のキャラではないし
彼はラインハルトとチェスもしない気がする…
でも、ともちんにはあのキャラは、嵌まっています
それに幕開きに銀橋にともちんが登場すると、わくわく感がMAXになるしね

アンネローゼさま。
存在感が増してきたように思います。
キルヒアイスの急逝後、ラインハルトに「姉上はキルヒアイスを~」と問いかけられて返す、たらちゃんの無言の笑顔が切ないです…
でも、着たきり雀です
特に水色のドレスは、けっこうくたびれています


以前にも書いたけれども、双璧にこれといった見せ場がないのは寂しいです…
ふたりの会話は、出征前夜くらい?
ミッターマイヤーを救うために、ロイエンタールがラインハルト(とキルヒアイス)を嵐の夜に訪れたエピソードが欲しかったかな~
でも、ちーちゃんもかいちゃんも、ビジュアル再現率は高いですねぇ
孤高を好むロイエンタール、周りにおのずと人が集まってくるミッターマイヤーというキャラの違いが分かりにくいのは残念


伶美うららちゃんのユリアンははまり役です。

オフレッサーの風馬翔くんもはまり役。翔くんは、モブで出ている場面でも目がいきます。もちろんロケットも

その他、本役の他にモブで出ていて目がいってしまうのは、天玲美音くん、松風輝くん、桜木みなとくん。
真ん中の邪魔にならない小芝居をしているのを観ると、頑張っているねと微笑ましくなります。


この前までの宙組は、真ん中近辺にほぼLock On でしたが、今は全体を見渡しながらの観劇で、しかも下級生のお名前も他組に比べれば断然わかるので、いろいろ楽しいです
これは、前トップさんのおかげですね


とりとめのない文章になってしまいましたがとりあえずここまでUPします。

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『エリザベート スペシャルガラコンサート』 (3) 春野トートver.

2012-11-15 09:26:06 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

春野トート閣下の回のチケットが手に入ったので、観に行ってしまいました。

10月末から毎週上京し、すでに破産状態です


以下のキャストで観ました

トート閣下‥‥春野寿美礼
シシィ‥‥大鳥れい
フランツ陛下‥‥初風緑
ルキーニ‥‥湖月わたる
ルドルフ殿下‥‥朝海ひかる
マックスパパ‥‥立ともみ
ゾフィー‥‥初風諄
子ルドルフ‥‥望月理世
マダム・ヴォルフ‥‥彩星りおん
ヴィンデッシュ‥‥秋園美緒

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
春野トート閣下は、“俺様だけどちょっとだけ純情青年”といった感じでした。

子ルドルフの「猫を殺した~」を聞いても、表情ひとつ変えず。
私が踊る時」では、シシィの手を取ろうともしない。
(一路トートはシシィの手をとって、振りほどかれています。)

というように、役作りが違えば、動きというか演出も違って、雪組ver.とは異なる出来上がりになって、とても興味深かったです

雪組ver.が、“役を生きる事”を第一に作り上げていったとしたら、こちらの舞台は、コンサート色が、わりと出ていた感じでした。
ナルシストな春野トート閣下のお歌を堪能しました。「ああ、これがおささんのトートだ~」と懐かしかったと共に、新鮮でもありました。
10年前より、エッジが少し緩やかになったかもしれません。
そのぶん、温かみが加わったような‥‥


私にとって、宝塚の“生トート”初体験が春野トートなので、一路トートとは別に思い入れが深いのです。

衣装変えも、一路トートに比べて断然多く、花組公演の時の衣装を総動員かな?


大鳥れいさんのシシィは、俺様なトート閣下と、真正面から渡り合えるシシィでした。
私が踊る時」や「ママは僕の鏡だから」「夜のボート」などのデュエット曲に、シシィの力強い意志が表れていました。

初風フランツ陛下。
王家の血の伝統を感じさせる皇帝陛下でした。
歌はさすがに上手いです。

朝海ルドルフ殿下。
この回は、閣下と殿下が同期という貴重な回でした。運命に翻弄されていくルドルフ。
コムさんのルドルフだと、黒天使がいたらなあ、と思ってしまいます。
「同期で演じるということで、自分たちで盛り上がっていました」とご挨拶。

湖月ルキーニ。
轟さんが早抜けしたので、ルキーニはすべてわたるさん。
漢でした
ハプスブルク家の先行きがどうなるのか?を、客席といっしょに楽しんでいる感じ。
この回は客席に、愛華みれさんと石川禅さんがいらしていると、キッチュなルキーニから報告がありました。


子ルドルフの望月理世さん。
雪組ver.にも出演していましたが、トート閣下によって、演技を変えているのは、さすが
可愛いルドルフでしたし、ルドルフ以外はアンサンブルで女役をやっていましたが、きれいなお嬢さんでした

ヴィンデッシュ嬢の秋園美緒さんは、病院の場面でviolinを実際に演奏しているのです
ヴィンデッシュ嬢でないときは、患者役で毎回、演奏しています。

その他は、とにかくコーラスが凄いです
ハーモニーがきれいなのは勿論、各々の声の色合いまで揃っているので、聴いていてとてもとても気持ちがいいのです。
アンサンブルには、実力者を揃えたこともあるでしょうが、宝塚の本公演の三分の一から四分の一くらいの人数で、本公演に匹敵するコーラスは素晴らしいです


カーテンコールのおささんのご挨拶の口調に、癒されました

90周年の時のトップさんが3人揃った贅沢な舞台でした
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『エリザベート スペシャルガラコンサート』 (2) 初演雪組ver.

2012-11-13 11:26:10 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

シアターオーブからの夕陽はとてもきれい

8日に初演Ver.また観てきました。
この日で、一路トート閣下は、東京での観納めになります。

もうもう
一路トート閣下に、ハートを射抜かれましたよ~
閣下の本気モードが、ヴァージョンアップしてる
意外と野獣な閣下、と思って観ていたら、徐々に“狼の皮を被った羊”といった感じの繊細さが見えてきたトート閣下でございました。

お衣装は、幕開きの黒とラストの白が新調で、あとはあさこさんや水さんのお衣装らしいです。


初演にはなかった「私が踊る時」
宝塚ver.だと、トートの上から目線(笑)のナンバーなのですが、一路閣下の俺様っぷりが気持ちよいです

子ルドルフが「猫を殺した~」と歌った時に、一瞬、表情を硬くする閣下。
「なんでそんなことを」という小さな失望がみてとれる…

たーたんのルドルフは、とても爽やか。
理想に燃えた真っ直ぐなルドルフ。
ハンドマイク片手なので、当時の振りは再現なりませんでしたが、可能な限り、振りをつけての「闇が広がる」
閣下とのハーモニーも素晴らしかった~

はなちゃんのシシィ。
例の肖像画のドレスで登場したときの華やかさがすごい
拍手したいのに~~

最後の最後、シシィの手の甲に口づける閣下が、すごくエロチック
(これは、姿月トート閣下が当時やっていたそうです。)

朱未知留さんのゾフィー。
とにかく上手いです
歌はもちろん手に持った扇の使い方とかも。
眉が普通になったせいか見た目の迫力はありませんが、周りをじわじわと納得させ、有無をいわせない迫力がありました。
3日間だけの出演で、千秋楽を迎えてしまいました

轟ルキーニ。
イタリアンな兄さん。
最近は、“この煉獄は俺の手のひらに支配されている、どうよ?”的な、東宝版の高嶋ルキーニに慣れきってしまっていたのでとても新鮮。
陽気の中に見え隠れする狂気。
でも、トートとシシィを冷静に見つめている。
マダム・ヴォルフの嘉月絵理さんとのキスがadultで、おふたりのキャリアはだてじゃない。

ゆきちゃんのフランツ。
フランツの歌はとても低音。
(かつて樹里さんもてこずっておりました…)
一幕~二幕と進むにつれて、声が出てきていました。
ゆきちゃんのフランツは、シシィをうっとりと見つめる。


すごくすごく嬉しかったこと。
一路さんが最後にご挨拶で「私だけ、真ん中を降りてきましたが、この子たちみんなトップなんですよ。」と、ゆきちゃん、轟さん、たーたんたちを見回したら、「私たちのトップは一路さんですから」と言ってくれたこと。
なんて幸せ
何日かたって、これを書いている今でも、思い出すと…


“ガラコンサート”とだけ発表された当初は、そうそうたるOGが『エリザベート』のナンバーを歌い継ぐ、お祭り騒ぎかな?とイメージしたのですが、(6年前のガラコンは、Dream versionを1回観ただけで、私の頭の中はまさにお祭り騒ぎだったので)『エリザベート』というミュージカルを上演しました、それが偶々、コンサート形式でした、という内容の濃い舞台でした

私も敢えて16年前の映像は観ないで、ガラコンサートに臨みました。
結構忘れているのでかえってそれがよかったのか、先入観無しに今回の『エリザベート』がすっと入ってきました


雪組ver.はDVDに残るそうですが、梅田での収録なので、ルドルフとゾフィーは変わります。
東京で収録して欲しかったなぁ…


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