夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

柴田侑宏先生の作品

2019-07-29 08:45:13 | 観劇の周辺
宝塚歌劇団の脚本・演出家の柴田侑宏先生が、7月19日にお亡くなりになりました。
享年87歳。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


眼を患われて不自由なこともたくさんあって、自ら演出できなくて、もどかしい思いも強かったのでは?と想像します。
それでも毎年のように柴田作品が上演されていて、演じる生徒さんに合わせて先生自ら、少しずつ手直しされていたそうで、柴田先生の生徒さんへの愛情を感じますね。
「え?なぜ?」という一見唐突な幕切れ(『アルジェの男』や『霧のミラノ』等)も、柴田先生の美学だったのでしょうね。



さて、Wiki先生のお世話になって、柴田先生の作品を調べてみました。

私が実際の舞台で柴田作品を初めて観たのは『星影の人』だと思います。
場所は今はもう無くなった新宿コマ劇場。
(旧東京宝塚劇場は、年に6~7ヶ月しか宝塚の公演を行わず、年に一度、新宿コマ劇場で公演していた時期があったようです。)
爽やかで切なくて、当時、新撰組が大好きだったこともあって、お気に入りの作品となりました。
その後、10年くらい前に全国ツアーで観ましたが、全く古さを感じませんでした。

では、いちばん好きなのは?というと・・・とてもひとつには絞れないのですが、『大江山花伝』と『仮面のロマネスク』でしょうか?
大空祐飛さんの主演作なので、というのが一番の理由です。スミマセン💦💦
『大江山花伝』は、原作者の木原敏江先生の世界観が大好きで、それを柴田先生がみごとに舞台上で表現してくれました。
『仮面のロマネスク』は、原作とは時代設定が変えてあるのですが、大人のかけひきを駆使した会話劇でありながら、清々しささえ感じるラストを作り上げているのが本当に見事だと思いました。

柴田先生が精力的に新作を発表なさっていた '70年代後半~'80年代にかけては、私はそんなに宝塚歌劇を観ていません。
また、その頃は誰の作品かを意識することも、今よりもずっと少なかったです。
だから、どちらかというと2000年以降に初演・再演された作品で、私は柴田作品を意識して、親しんだのだと思います。

そのなかで『うたかたの恋』や『あかねさす紫の花』など何度も再演されている作品はもちろん好きですが、『花の業平』がとても好きです。
再演されませんねー。
今年、ライブビューイングで見た『黒い瞳』も良かったですね。

柴田先生の作品は、日本外国問わず、歴史を扱っているものが多いのですが、難しい理屈を並べ立てずに、主演者の平易なセリフで、知らず知らずにその作品の歴史感が伝わってきました。
それと登場人物もちょうど良い数だったと思います。
矢継ぎ早に新しいエピソードと登場人物が出てきて、ストーリーを理解するのが精一杯とか、ストーリーを追うのが面倒になって主演者の美しさを愛でるだけー、という作品がなかった気がします。

解りやすいストーリーなのだけれど、何らかの役を付けなくてはならない生徒さんにはちゃんと活躍の場を用意する、というのが柴田作品だったのではないでしょうか?


どうぞ安らかにお眠りください。
合掌


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ドライビング・ミス・デイジー』

2019-07-25 13:44:13 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『ドライビング・ミス・デイジー』
7月18日(木) 15:00~
仙台 電力ホール で観劇してきました。



85歳になられて、なお溌剌となさっている草笛光子さんの舞台を、一度拝見したかったのですよね☺️
ポスターは草笛光子さんと市村正親さんのふたり映りですが、堀部圭亮さんを加えての3人芝居です。

最初はコメディ風に始まったのですが、白人と黒人の人種問題、ユダヤ教とキリスト教の宗教問題、そして老いの問題等々、なかなかに重い内容を含んだものだったのでした。
でも、芝居自体は決して重苦しい雰囲気にはならず、クスッとさせる場面も多く、舞台にずっと引き込まれたままでした。

以下、公式サイトから引用します。

🚗 🏠 🚗 🏠 🚗 🏠 🚗 🏠 🚗

《ストーリー》
1948年、夏。長年勤めた教職を退いた未亡人のデイジー(草笛光子)は、ある日運転中に危うく事故を起こしかけ、母の身を案じた息子のブーリー(堀部圭亮)は、彼女の専用の運転手としてホーク(市村正親)という初老の黒人を雇う。しかし典型的なユダヤ人で、元教師のデイジーには、運転手なんて金持ちぶっているようで気性が許さなかった。どうしても乗車拒否を続けるデイジーは、黙々と職務に励む飄々としたホークの姿に根負けし、悪態をつきながらも車に乗ることになる。
こうして始まったデイジーとホークの奇妙で不思議な関係は、1台の車の中で、やがて何物にも代えがたい友情の絆を生み出してゆく。そして25年の歳月の流れの中で、初めてホークはニュージャージー州外を旅し、またデイジーはキング牧師の晩餐会に出席したりした。いつしか頭がボケ始めたデイジーは施設で暮らすようになり、長年住み馴れた家も売ることになった。しかしデイジーとホークの友情は、変わることなく続くのだった。

(引用ここまで)
🚗 🏠 🚗 🏠 🚗

物語のはじまりのとき、デイジーは72歳で、ホークは60歳、ブーリーは40歳で、そこから25年の歳月がアトランタあるいはアメリカの社会情勢と絡めて描かれます。

草笛光子さんの演じるデイジーの、まだ溌剌とした72歳から最晩年期の97歳までの、年齢の変化がとても見事でした。
顔つきも姿勢も歩き方も話し方も、本当に自然に老いていきました。
あんなにしっかりしていたデイジーでも、老い(身体も頭も)は避けられないのね、という様子がものすごくリアルでした。
白人のデイジーと黒人のホークが、だんだんと時間をかけて歩み寄っていく会話が楽しかったです。

もちろんホークも歳を重ねていくわけで、老年期を演じる市村正親さんを拝見するのは初めてでした。
ポスターとは違って、ちゃんと黒人のメイク。
デイジーとの関わりのなかで、新しい世界を知って、いきいきとした老壮期のホークでした。
ホークが実は文盲だった、という場面があるのですが、当時の黒人が置かれていた状況をほんの少しだけ垣間見た気がしました。

デイジーの息子のブーリーは、黒人への偏見はないようでホークにはずっと友好的で、商売で成功したこともあり、ホークが加齢で運転できなくなってもホークを(デイジーの話し相手として?)雇い続けるという男気を見せます。
が、ブーリーは同じ白人であってもユダヤ人の自分が、アトランタの白人社会でうまく商売をやっていくことに心を砕き、彼なりに悩みます。

舞台装置はとてもシンプル。
自動車は登場せず、2脚の椅子だけで車内をあらわしていますが(ドアの開け閉めやエンジン始動などの効果音はあります)、それで充分にデイジーとホークの車内での様子が伝わりました。

休憩無しで約2時間の、ご自身にとっては新作の舞台を主役として演じ切った草笛光子さんに乾杯🎉
本当にすごいです👏
これからもずっとお元気でご活躍ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宙組『オーシャンズ11』千秋楽LIVE中継

2019-07-22 09:38:00 | ライブビューイング・配信
『オーシャンズ11』の東京千秋楽のLIVE中継を見てきました。



6月末に舞台を観て以来の久しぶりの『オーシャンズ11』です。
良い意味で肩の力が抜けた感じで、なおかつ相変わらず華やかな舞台でした。

退団する生徒さんへの拍手👏が温かかったです。
退団の上級生4人だけですが、千秋楽アドリブ。

☆ベネディクトのオフィスにテスが突然入ってきたとき、秘書のベス(愛白もあさん)が「腕立て100回❗️」と命じて、最初はベネディクトの部下やウッズ夫妻がやって、テスも2、3回やって、周りの視線が「ベネディクトはやらないの?」となって、ベネディクトも腕立てを2、3回やりました♥️

☆ダイアナ(純矢ちとせさん)が金庫室にお金を受け取りにいくとき、左手に『オーシャンズ11』の公演バッグを提げてアピールしていたので、札束はそれに入れると思いきや、公演バッグから真風くんのオフィシャルグッズのトートバッグを出して、札束を入れておりました♥️

☆ソウルの演技指導の場面では、先ずは全員で客席に向かって投げキッスをしたのですが、ソウルから「バシャー(蒼羽りくくん)とフランク(澄輝さやとくん)はひとりずつやりなさい」と言われ、それぞれ客席に向かって「愛してるぜ」といいながら熱いキッスをおくっていました♥️♥️


千秋楽は退団者に華をもたせなきゃね!ということなのか、ジョンソン先生のアドリブはごく控えめ。白衣に黒のバックパックを背負って、手術の同意書?を何枚もばらまき・・・みたいにあっさりと。


今公演で退団する生徒さんは7人いたのですが、ご挨拶は全員、心がこもりながらも簡潔に言いたいことを伝える、という感じでした。
こういうところにも、組カラーが出るような気がします。

上級生になると同期生が少なくなりますね😢

退団者の、りくくんと愛白さんは同期で、残っている組の同期生はキキちゃんともんち。
同期生からの花を渡したのは、もんちでしたが、キキちゃんも出てきて、ふたりして別れを惜しんでいました😢

澄輝さやとくんの同期生は、エビちゃんだけ。
白とライトブルーと濃いブルーの三色の薔薇。
あっきーらしいノーブルな感じ🌹

純矢ちとせさんは、もう組に同期生はいないし、残っている現役生はたぶん全員がむらにいるだろうから、来るとしたら・・・「元星組の・・・」
はい、予想が当たりました。黒のスーツのかいちゃんが花束💐を抱えて来てくれました。
純矢ちとせさんのお花は真ん中で合わさってひとつになるタイプのではなくて、2つの花束💐💐を横抱きにして、豪華で華やかだけれどシックな雰囲気。


大劇場では初舞台生の公演だった『オーシャンズ11』。
東京に来るにあたり、通常のブラッシュアップとは別に、40人でラインダンスをしなくてはならなかったりして出番や段取りが変わった部分もあったと思いますが、真風くんがご挨拶で言ったとおり、だれひとりとして欠けることなく千秋楽を迎えられて良かったです😆
舞台人にとって、ケガは怖いですものね。


退団されたみなさま、どうぞお幸せに❇️❇️❇️❇️❇️❇️❇️




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の宝塚いろいろ思うこと

2019-07-18 13:38:49 | 観劇の周辺
前記事で、オリンピック期間中は宙組、と書きましたが、それを調べるために宝塚のHPを見たら、別箱公演も含めての宝塚歌劇の、2020年の詳しいスケジュールが出ていたのですね💦

雪組の前ツは、咲ちゃんが主演で回って、その裏は、トップコンビのコンサートでしょうか?
文京シビックホールはまぁ様が退団の年にコンサートをやった会場ですしね。
だとすると😢・・・なんて、深読み?してみたり。

95期のトップスターがふたり決定しましたので🎉再来年くらいには、95期が3人と93期が2人というトップスターの布陣になるのかしらね❔
でも珠さまは94期でまだまだ若いですよね✨
(さすがに同時期に95期生を5人揃えるのは無理でしょう、と思います。)

そうすると・・・世代交代とともに退団しそうな生徒さんたちが浮かんできます😢
宝塚は男役はもちろん、娘役にしても〈時分の花〉で退団は宿命ですから、望むのは良い作品に恵まれますようにということです🙏

でも脇を固める人材は必要だし、上級生から下級生に伝えられていく宝塚独特のスキルもあります。
特に娘役の場合、トップはかなり下級生であることが多いので、優れたスキルを持った上級生の存在は不可欠だと思うのですが・・・
ですから、劇団は路線でなくても一芸に秀でた上級生は大切にしてくださいね❗️

娘役といえば・・・
純矢ちとせさんと城妃美伶ちゃんは退団発表してしまいましたが😢音波みのりさんや海乃美月ちゃんや有沙瞳ちゃんや遥羽ららちゃんたちが、今後ちゃんと大きなポジションで使われますように❗️と思います。
トップ娘役よりも上級生の路線の娘役は、物語に深みや華を与え、ショーを大人テイストに彩る大切な役割があります。
だから、プロデューサーや演出家は目新しい若い娘役にばかり目をかけずに、中堅~ベテランの娘役たちにも活躍の場を与えてくださいね😌

そして気になるのは、専科の生徒さんたちの使われ方です。
英真さん(理事に就任とのこと、おめでとうございます🎉この人事に関しては劇団GJと思いました)のように引っ張りだこの方、美穂さんのように一流ホテルでサロンコンサートをさせてもらえる方(お餞別ということはないですよね😓)、そして、かちゃも専科生としてようやく歯車が回り出した感がありますね☺️
でも、気になって仕方がないNo.1は愛ちゃん♥️
演出家のみなさま、愛ちゃんを使ってくださいませー🙏あるいはまだ2番手が定まらないだろう組に、この際、別格扱いでいいから異動させてください。


と、まあ、いろいろ書きましたが・・・
何せ、次の宝塚の観劇は、一応8月末の予定なので(ライブビューイングは見に行きます😌)・・・
夏の間は、ひっそりと😁過ごします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来年は・・・チケットとれた、ホテルとれない・・・等々@ひとりごとなDiary

2019-07-15 12:47:52 | 日々のつれづれ
参院選とか外交とか、巷では大きな問題が多々ありますが・・・(さっさと期日前投票に行かねば☺️)

ニュースとしては古くなってしまいましたが💦

個人的に注目したニュースのひとつは、東京オリンピック期間中は、やっぱりホテルは取れないよね😵ということ、でした。
元々、オリンピック期間中とその前後は、観劇のために上京するのは、極力控えよう❗️もし上京しても日帰り❗️と決めてはいるのです。
東京宝塚劇場は宙組ですね。

都内がどのくらい人で溢れるか、予想がつきません。
人混みになれた都会人ならともかく、のどかな田舎暮らしの身には、オリンピック期間中の東京はきっとオロオロ、ヨタヨタ、イライラするばかり😅


オリンピック期間中は仕方がないにしても、観光のための訪日外国人の数は、もう飽和状態なのではないでしょうか❔
メジャーな観光地ではもう悲鳴を上げているところもあるそうです。
観光客としての外国人誘致はもうがんばらなくていいから、労働者としての外国人の厚遇のために、官民一体となってもっと力を尽くすべき❗️なのではと思います。

先月、下りの東北新幹線🚄に乗っていましたら、大宮から大荷物を抱えた5人くらいのアジア系の方たちが乗り込んできました。
外国人グループの方たちが日光観光のために宇都宮で降りるのはよくあることなので、この方たちもそうかなー☺️と見ていましたら、降りません。
それに疲れているみたいで、お互いに話もしない。
で、この方たちは郡山で降りていかれました。
降りてから、あの方たちはいわゆる技能実習生だったのでは?と思い至りました。
で、日本の外国人技能実習生の、あまり明るくない実態を知っているからこその無口だったのではないかな?とも思ったのでした。
悲しいことです。


そしてもうひとつ驚いたのは、JASRACの職員の潜入捜査のニュース😲

たぶん、ヤ○ハの おとなの音楽教室 のなかのバイオリン教室に潜入していたと思われます。
そこまでやるんだ~しかも2年も~(お月謝はJASRAC持ちよね?グループレッスンでもけっこうお高いです。)😣という驚きと、この教室の講師さんはもちろんですが、生徒さんの演奏レベルも、非常に高いのね⤴️ということを思いました。
確かに、伴奏ソフトを使えば、ピアノ伴奏がついたり、オーケストラの中でソリストとして弾いている感じになりますから、とても豪華な聴きごたえにはなります。
ですが、伴奏ソフトやテキストを制作するさいに、収録された曲の著作権は支払い済みなのではないかしら?🤔

それと、JASRACのやり方が抜け目ないなぁと思ったのは、潜入先です。
生徒さんの演奏にも著作権料がかかるように、おとなの教室にしたとしか思えません。
どうせ潜入するならば、ご自分のお子様を連れて、ヤ○ハ音楽教室の幼児科にも潜入すれば良かったのに~と思います。
幼児期の生徒さんの演奏に著作権料をかけられますか?

英語教室で伴奏ソフトを使って歌をうたったり(カラオケと同じ扱い?)、リトミックの教室で音楽を流しながらおちびちゃんたちが身体を動かしたり、ダンス教室(ダンスに音楽はつきものよね?)にもJASRACは目を光らせているのでしょうか?👁️

路上ライブは?
部活は?
高校野球の応援の吹奏楽は?


ただ、著作権に関して、世間の認識が、改まってほしいなと思うことはあります。
楽譜のコピーは横行していますね⤵️
(自分用に自分の楽譜をコピーするのは🉑)
1曲だけ欲しいのに、曲集を買わないとその曲が手に入らない、という場合はとても困ります😖
コンビニや自宅のPCで、1曲ずつ楽譜が買えるという形態もひろがってはいるのですが、まだまだ曲数が限られていると思います。

これに関しては、「○○の曲を弾きたいから、先生の楽譜をコピーしてー」と当然のごとく頼んでくる生徒さん(&保護者さん)が減っていくといいな、そういう頼まれごとをさせないためにも講師は毅然としていなくてはね、と望んでいます。
でも、この少子化の、習い事が多様化している時代ですから、子どもの生徒さんは大切にしないとならない、やめさせてはならない、という危機感もありまして・・・なかなか現状は大変なのではないかな?😢


音楽教室関係の仕事にたずさわっていたこともあって、なんだか語ってしまいました。

長文すみません🙏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする