夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

Bastille day からの『大奥』

2021-07-20 00:27:31 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。
前記事では、オスカルが「女性の人権」について考えたらどうするのだろう?などと書いてしまいましたが・・・

そういうことを考えたきっかけのひとつが、よしながふみ先生の『大奥』(半年前についに完結しました🎉)でした。


『大奥』の最後の幕末編で、登場人物の口から語られた男女の在り方についての言葉の数々には、頷くこと、感心すること多々でした。
ご存知のとおり、『大奥』は男女逆転パラレルワールドですが、幕末編ともなると、男子相続がすでに当たり前になっています。

西郷隆盛♂は言います。
「こん国は 長か事 本来まつりごとをする力の無かおなご達が 将軍はおろか老中や全ての役人の仕事を 務めてきてしもうた 」
「そげな おなごに作られた 恥ずべき歴史を 無かった事にするためには 徳川を徹底的に潰さなならんのです!!」

坂本龍馬♂は言います。
「おなごが将軍をやっちょった徳川は 時代遅れで恥ずかしいと みな言うちょるけど」
「まつりごとに男も女も 参加するゆうのは 実は時代遅れじゃのうて 欧州より はるかに 進んじゅうって事がやないじゃろか?!」

家茂♀は和宮♀に言います。
「必ず血の繋がった我が子に 跡を継がせずとも良いであろうし まことに信頼に足る人物ならば めおとでなくても 二人で人の子の親になっても 良いではありませんか? 」

天璋院♂は初の女子留学生になったまだ幼い梅♀(後の津田梅子と思われます)に言います。
(梅は女でございます、に答えて)
「そうではありませぬよ 国を動かす人物になるのは あなた達ご自身でございます!」

※あくまでも『大奥』の世界観であって史実ではありません。


よしながふみ先生が『大奥』の連載を始められた時点で、どのようなラストの構想を持たれていたかはわかりません。
しかし、歴史のつじつま合わせに終わることなく、現代に、まさに「今」に、いちばん必要なメッセージをこめて幕引きされた、というのは、読む側にとって、とても幸せで意義あることなのだと思います。


『大奥』が完結したときに、ブログに何か書きたいと思いました。
しかし、物語のスケールが大きすぎて、衰えた海馬の記憶では手に負えません。(家定編の途中からは、掲載誌でリアルタイムで読んでいましたが、それ以前は年に1~2度コミックスで読んでいたので、かなり記憶もあやふや🌀)
今回、ちょっとだけですが『大奥』に触れられて良かったです。


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

そして、よしながふみ先生の『きのう何食べた?』。
秋に映画が公開ですね😃
で、今期の朝ドラを見ていると、『何食べ』の主役のふたりが出演しているわけですよ🤭
ふたりの絡みはまだないし、これからも無いかもですけれど、ふたりが同じ回に出演していると、なんだか楽しくなる朝なのでした。

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Bastille day

2021-07-15 09:17:28 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯
遅れてしまいましたが・・・

7月14日は
フランスでは《建国記念日  Fete nationale francaise》
(⬆️フランス語独特の記号が表記出来ていません🙇)
日本では《パリ祭》(日本だけの呼称だそうです)
英語圏では《 Bastille day 》
そして
オスカルさまのご命日です。

以前は、オスカルが生き延びていたら、崩れていくフランスの体制や思想をどのような思いで見ていたのだろうか?たぶんオスカルの理想は立憲君主制であっただろうから、ロベスピエールたちの暴走を止めようとしたのだろうか?などと思いを馳せたこともありました。

でも最近はそうではなく。
オスカルは、人権宣言によって得られた権利は実は男性のものであることに気づいてどう思ったのか?女性の人権は男性に従属するものとして厳しく規定されてしまい、むしろ革命前よりも自由がなくなってしまったことをどう感じるのだろうか?
そんなことを思います。

半世紀という時を経てもなお、さまざまなことを考えさせてくれる『ベルサイユのばら』です。


そう!50年なんですよ。
2022年は連載開始から50年🎉
2024年は、宝塚歌劇110周年🎊であり、初演から50年✨

'22年か '24年に『ベルばら』が再び宝塚歌劇の舞台に登場するのでは?!と思っています。
演出家が変わらなければ、もう、危惧だわ。
最高の駄作認定(あくまでも個人の感想です🙇)である「呪いのどんぐり編」を超えるものが出来てしまったらどうしましょう。
宝塚歌劇は2.5次元の先駆者で、最近はますますコスプレに磨きがかかっているので、生徒さんたちの舞台姿には本当にうっとりするのです💖
もう何度も言っていますが、内容が伴った舞台を観てみたいものです。
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星組『マノン』配信で見ました・2

2021-07-13 11:18:26 | ライブビューイング・配信
配信で『マノン』を見て思ったことの続きです。
(時々、ネタバレしています💦)


今回の配役の中で、いちばん目を見張ったのは👀、マノンの兄・レスコー役の天飛華音くんです👏
あまとかのん、カノンくん、2016年初舞台の研6です。(天飛が正しく読めなくて調べました。すみません🙇🙇🙇すでに研4で新公主演しているのですね😊)
カノンくんを知れて収穫でした。

舞台姿は違和感なく、くらっちの兄でした。
若手士官という感じの軍服も似合ってる。
歌のソロも上手いと思いました。
学年差9年の愛ちゃんとも堂々と渡り合って、世間知らずのロドリゴに対し、世の中の裏を生きてきたレスコーという雰囲気もちゃんと出していましたが、やはり、そこはタカラジェンヌ、品がありますね。

レスコーはマノンの兄だけあってなかなかの策士で、マノンとその愛人の金💰️にタカるようなことしか考えていない男です。
ロドリゴはレスコーに苦しめられるだろうな、と危ぶんでいたら案の定・・・😟
しかしレスコーは、ロドリゴの修道院からの脱出の手助けをするあたりから、変わります。
ロドリゴに「まかせとけ!」と請け合ったときの笑顔が、それまでのレスコーにはない爽やかさで、この笑顔の芝居、いい!と感じたのです。
この一瞬の笑顔は観客にいろいろなことを考えさせる。
でも「さんざんロドリゴを食いものにしてきたレスコーだし、裏があるかも?」と思っていたのですが、レスコーはロドリゴの信頼に値する人間になっていました。
ロドリゴとレスコーが協力して(道義的に間違っていることとは言え、)マノンを奪還しようとしたのは、この作品の数少ない救いです。

救い、と言えば、ロドリゴには故郷の家族の他に、彼を深く心配し寄り添おうとしてくれる友人・ミゲルがいます。
綺城ひか理さん。
ロドリゴとふたりして故郷に帰る途中にアクシデントがあって、ロドリゴとマノンは出逢ってしまった・・・
修道士としてロドリゴと再会したミゲルは、「あの時、僕が居ながらロドリゴはマノンと出逢い、大きく人生を踏み外してしまった」という責任を感じて歌うのですが、これは友人として辛いよね・・・
しかもその後、ロドリゴに銃まで突きつけられ・・・
はずみとは言え、殺人まで犯してしまったロドリゴを目の当たりにしたミゲルの心情は察するに余りある・・・
誠実な人の役はあかさんに似合うよね。


『マノン』は愛ちゃんよりも上級生たちが何人も、また芝居の上手い中堅~若手が出演して脇を固めています。

幕開きは白妙なつさんのソロから始まります。

ロドリゴの父、オリベイラ伯爵の大輝真琴さん。
身分に相応しいハリのある声でした。

マノンの愛人、フェルナンドの輝咲玲央さん。
ビジュアルがいかにもそれらしく、色悪の芝居が上手い。

レスコーが見繕った?マノンのパトロンのアルフォンゾ公爵が朝水りょうさん。
ビジュアルも雰囲気も酷薄。
彼をコケにしたことから、ロドリゴとマノンの不幸は加速していきます。

若手ではレスコーの恋人エレーナが水乃ゆりさん。
こちらも研6ですが、可愛らしさもあり、大人っぽさもあり。


その他、お名前がわからないのですが、いろいろな下級生が少しずつ台詞をもらっていたと思います。

衣装は、身分の高い役も庶民の役も、宝塚のコスチュームプレイの王道という感じでした🙂
この配色ってどうよ?と思ったものもありましたが、そこは宝塚だからOK😉

フィナーレも付いて、主演コンビのデュエットダンスもありました。
あの白の衣装は、天国でふたりが結ばれたという婚礼のしるしでしょうか?
でも、配信にしろ、ライビュにしろ、ショーはやはり実際の舞台を観るのと映像で見るのとでは、落差が大きいなぁ🥺
とはいえ、愛ちゃん主演作の配信はありがたかったです😆

愛ちゃんの主演の東上公演は『不滅の棘』に続いて2度目です。
いずれも再演です。
次は愛ちゃんに宛て書きしたオリジナル作品をみたいな~😃

…・…・…・…・…・…・…・…・…

星組は今、3グループに分かれていますが、比較的上級生の女役、娘役が豊富なのが強みだと思います。
下級生が無理して年配の役をやらなくていいので、芝居がわざとらしくならないし。(本当に芝居の上手い下級生がやると、瞠目するのですけれどね。組は違いますが、華 優希さんの老婦人は上手かった!!)
トップ娘役の舞空 瞳さんの他に、新公や小劇場のヒロインをした娘役さんが、音波みのりさん、有沙 瞳さん、小桜ほのかさん、水乃ゆりさんと各年代で揃っているのも華やかですね✨
新公が再開されて、次はどのような瑞々しいヒロインが登場するのか?
星組に限らず楽しみですが、中堅の娘役さんの実力も、娘役としてのスキルもちゃんと評価してほしいとは、いつも思うことです。
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星組『マノン』配信で見ました

2021-07-12 21:27:43 | ライブビューイング・配信
配信で観劇しました。

🌟『マノン』
 ◇7月11日15時開演 宝塚バウホール
 ◇「マノン・レスコー」より 脚本・演出 中村暁

大好きな愛ちゃん(愛月ひかるさん)の主演作です。
相手役はこれも好きな娘役さんのくらっち(有沙 瞳さん)。
これは見なきゃ❗️ですね😃

2001年に瀬奈じゅんさんで初演された作品の再演です。
初演は(たぶん?)映像でも見ていないし、原作の「マノン・レスコー」もよく知りません。
バウホールで観劇された方のブログなど読んで、ちょっと予習しました😊

🎩ロドリゴの愛ちゃん。

マノンに出逢って、突然恋に落ち(「突然!」としか言い様がない。)、堕ちていくロドリゴを見ているのは辛かったです。
特に2幕はロドリゴは完全に冷静さを欠いていて、見ているのがますます辛い。
ロドリゴとマノンの恋を何とかしてやりたいと思う気持ちもあるのですが、世代的に、どうしてもロドリゴの親目線になるのです。

「ぼくたちは出逢った。ただそれだけでいい」
ロドリゴの気持ちはこの言葉に集約されるのでしょうね。

愛ちゃんは、さらに歌が上手くなって(愛ちゃん比ですけれど💦)、聴きやすく、台詞の声も安定していると思いました。
ロドリゴは育ちが良いので、生活する金に困ってもなんとかなる、と考える鷹揚なところなど、ゆったりした雰囲気の素の愛ちゃんに合っているのかな、とも思いました。


🎀マノンのくらっち。

とても感情移入しにくい難役だと思います。
とにかく享楽的に生きてきて、今日が楽しければそれでいい、みたいな。
だから、アルフォンゾ公爵の前でロドリゴが真実を告げたときは内心で舌打ちしただろうし、たぶん、モロッコに移送される途中でも、なんとかモロッコの監獄で男を手玉に取って・・・と考えていたと思う。
私が参考にしたブログにも書いてありましたが、マノンの育った環境がそうさせるのであって、もう仕方がないことだったのかな?
「多様性」などという言葉と無縁の階級社会ですものね。

それが自分を助けるために、ロドリゴと、自分と同じ種類の人間と思っていた兄までもが現れたときに、やっと「愛」を知ったのではないかな?
「真面目に生きる」という最期の言葉が、マノンにとってロドリゴの愛に応える唯一の真実の言葉だったと思います。
全ては遅すぎたけれど・・・

マノンは修道院に送られる途中で逃げ出してロドリゴと出逢ったわけですが、なぜ修道院へ?という説明が脚本に一言でもあれば、もう少しマノンの心情が解りやすかったのではないかと思います。

くらっちのマノンは画面越しでも感情がちゃんと伝わってきました。
さすがに演技派の娘役さんです👏
それと娘役としての見せ方を心得ていると感じました。


『マノン』は、コスチュームプレイだし、宝塚の作品としてはある程度の様式美に則って演じられる作品だと思います。
台本から読み取った感情をナチュラルに表せばそれで良いというものではなく、舞台上のどこを切り取っても美しい構図が求められる作品だと思います。
他の出演者もそうですが、特に愛ちゃんとくらっちは、とても見せ方が美しかったです。
(画面越し観劇なのに、偉そうに語ってすみません🙇🙇🙇)

長くなったので続きます。
記憶が新しいうちに💦💦

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メロンと最近のことなど

2021-07-06 22:00:35 | 日々のつれづれ
ご無沙汰しておりました🙇
変わりなくやる気なくグダグダと日を送っておりましたら、するりと7月に入ってしまいました。
これから本格的な夏☀️が来るというのに、わずかずつではあっても陽が短くなるというのは、焦りを感じるものです。⬅️ 年寄りの証拠😒

夏のご挨拶。
今年もメロンをいただきました。
ありがとうございます🙇
こだわりの農家さんのメロンだそうで、とても美味しい😋
今年の初メロンです。
いつもごちそうさまです😃





第3波、第4波、そして世界大運動会(どうしてもやらざるを得ない事情があるのですか?フクシマはまだまだコントロールされていませんよ!)のあとに確実に来るであろう第5波のことを考えると、軽々しく出かけられません。
通勤・通学・出張などの方たちは別にして、不要不急で県境を跨ぐのは東北人にはリスクが大き過ぎるのです。

と、いうわけで、観劇は潔く諦め中。
映画館で宝塚のライヴ中継は見ています。
来週は『マノン』の配信を見る予定。

『銀ちゃんの恋』も配信があればいいなぁと思っています。(でも、令和に昭和テイストの『銀ちゃん』を再演とは驚きました。ダンサーのマイティが主演ならば(銀ちゃんは踊れない設定😁)もっと他に作品がありそうですが・・・せめて、ダンサブルなフィナーレを付けてくださいね、石田センセイ。)

同時期の花組の全ツの芝居は『哀しみのコルドバ』なので、わたしの中では祐飛さん祭り。
祐飛さんが花組生だったのは、実質1年4ヵ月くらいで、芝居は4作品しかやっていなくて、そのうちの2作品を同時に再演とは、嬉しい驚きです🙂
まあ、偶然でしょうし、祐飛さんが出演したときも再演ですけれどね💦

とにかく、上記の2作品を含め、予定されている全ての舞台がリアル上演出来ますようにと祈るばかりです。


トマトの苗を植えました。
手前が赤いアイコで、うしろがオレンジ色のシンディスイート。



マリーゴールド。
種を蒔くと発芽率がよくて、地植えは間引かないので(というか、健気に育とうとしている2~3cmの若芽を引き抜けない🥺)、どんどん増えて花盛り。
花期も長くコスパがいい花だわ。



向日葵。
大きな花が開くといいな。



コメント (2)
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