夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

ご卒業おめでとうございます(宙組の娘役さん)

2021-10-21 10:08:46 | 観劇の周辺
宝塚の公演の千秋楽には、ほぼ退団セレモニーがつきものです。
先日の宙組公演では、研10以上の4人の娘役さんたちが卒業しました。(その他に中堅の男役さんたちも。)

最近はどこの組でも上級生の娘役の卒業が相次いでいて、手薄感が否めない気がしています。
もちろん次々と娘役の蕾は開いているのですが・・・

「男役10年」という言葉は聞きますが、娘役が10年目を迎えると「10年もやったしもういいかな~」という気持ちになるのかもしれませんね。

先日の宙組公演での退団者でいえば、里咲しぐれさん(96期)や遥羽ららさん(98期)がそれにあたるのかもしれません。

ららちゃんを初めて舞台で意識して観たのは『Shakespeare』の子役の時でした。
その後も新人公演や別箱公演のヒロインを演じて、キャリアを積み上げてきましたが、ついに卒業となってしまいました。
脇系ではない顔立ちや華やかさがあると、10年前後がターニングポイントなのでしょうか?
『オーシャンズ11』のポーラや『不滅の棘』のフリーダも好きでしたが、なんといっても『ホテル・スヴィッツラハウス』のアルマがすてきでした。
今思えば、すでに退団オーラが出ていたのかもしれません。
最後のお役は、ハドスン夫人でホームズの部屋の大家さんでおばさん寄りの役でしたが、楽しそうに演じていたと思います。
ショーでも目立つポジションで活躍していたと思います。
(配信&LIVE中継でしか観れなかったので、細部はわかっていないのですが🙇)

そして、先日の宙組公演では花音 舞さん(90期)と綾瀬あきなさん(91期)も卒業されました。
研18と研17ですからベテランと言っても差し支えない学年ですね。

花音 舞さんは歌のひと、としてインプットされています。
でも、これも歌の得意な美風舞良さんがいたので、陰に隠れてしまいがちになるのがちょっと残念でした。
『王妃の館』の岩波正枝役は本当にリアルで、物語世界に入り込める役作りでした。
美風さんの後任で副組長さんかな~?と思っていましたが、卒業の道を選ばれました。
すっしー組長いわく「胃袋をつかまれていた」と。
お料理上手は有名でしたものね。
同期のお花渡しは愛原実花さんが来てくれました。

綾瀬あきなさんはダンスのひと。
娘役でさえ高身長になってきた最近の宝塚の中では、とても小柄なのですが、シャキシャキと踊る姿が気持ちのいい娘役でした。
そのダンスのテクニックが最高に活かされた役が『WSS』のヴェルマでした。
鮮やかなブルーの水玉のワンピースが似合って可愛かった。
あとはその小柄な身体を活かした『風共』のプリシーも填まっていました。
下級生の頃は子役が付くことが多かったのですが、お芝居がイマイチだったのが残念で・・・
ショーでは格別に目立つポジションをもらっていたわけではありませんが、あちこちの場面で活躍していました。
近年で印象的なのは『A Motion』のまぁ様と組んで踊った場面とか、『シトラスの風』で最多出場くらいに出まくって踊っていたこととかかな?
最後のショーで男役さんたちを引き連れてセンターで踊るという場面をもらえて、本当に良かったです。
すっしー組長いわく、「ダンスリーダーでオトコマエ」。
同期のお花渡しは、ずっと宙組で縁の深かった澄輝さやとさんでした。

実は綾瀬あきなさんとは少しご縁がありまして・・・
◯◯さんのお嬢さんが宝塚に入ったんですって!とお聞きして・・・新人公演を卒業したあたりから、縁あってお母様から生徒席のご案内をいただくようになりました。
上級生になるにつれて、本当にもったいないようないいお席で観劇させていただけるようになりまして、本当に感謝です!
しかも、パレードで銀橋に出て来た時には、必ず自分のお席のほうを見てくれるのです。
これはいつも一緒に観劇してくれていた友人がまず気づきまして、それからはパレードの時はあきなさんをちゃんと見なくちゃね!なのでした。
いつもニコニコして、こちらも幸せな気持ちになりました。
昨年の春以降は全く観劇出来なくて、最後の舞台も観にいけなくて申し訳なかったし残念でしたが、公演中止や無観客配信などにもならずに完走出来て、幸せに宝塚生活を終えられたようで、本当に良かったです❗️

卒業されたみなさま。
どうぞお幸せに🎉




コメント (2)
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大泉サロンから半世紀

2021-10-13 23:15:37 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。
前回の更新から約1ヶ月経ってしまいました。
ぐだぐだばかりして……これといって実のあることが何も出来ていない……情けない秋です。

このブログはたいしてアクセスが有るわけではないのですが、それでも最近、『一度きりの大泉の話』へのアクセスが増えたと思っていました。

なぜ?🙄

増山法恵さんが亡くなっていたことを、先月の末になって、竹宮惠子先生がご自身のブログで明かされたことがきっかけでしょうか?

ずっと闘病中で、6月30日の深夜?7月1日の未明?に亡くなられたとか。
ご冥福をお祈りいたします。

竹宮惠子先生と萩尾望都先生を結びつけ、熱く少女漫画の未来を語り、両先生が距離を置くようになられてからは、ご自分はほとんど表に出ることはなく、ある時期までは、竹宮惠子先生のブレインとして創作活動の手助けをされていた……くらいの経歴しかわかりません。
でも、増山さんがいなかったら『風と木の詩』の発表はもっともっと遅れていたのではないか?
そういう存在の方だったようです。

今回、竹宮惠子先生のブログだけではなく、マネージャーである妹さんのブログを読む機会も得られました。
妹さんが竹宮惠子先生のお仕事に関わるようになったのは『地球へ…』のアニメ化のあたりからだそうで、大泉時代のことはあまりご存じないそうですが、萩尾望都先生の『一度きりの大泉の話』を読んでかなり衝撃を受けられたようです。
あの時期には竹宮惠子先生は、ものすごいスランプに襲われていたとか……

どこでボタンをかけ違えたのか、今となっては詮索するのは無駄なことと思いますし、すでに半世紀近い時が流れてしまい、もはや歴史の1コマとして
「少女漫画の創成期に、竹宮惠子先生と萩尾望都先生が同居していた家に、後に活躍するたくさんの才能が出入りして、描いて語って、それは大泉サロンと呼ばれるようになった」
もうそれだけでいいと思います。


少女漫画が大きくうねり始めて、表現の可能性を大きく切り開いてから半世紀……

来年は『ベルサイユのばら』の連載開始から50年です。
願わくは……とんでもない舞台作品が上演されることがありませんように@TAKARAZUKA





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