世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Hidenröslein

2023年10月28日 23時47分28秒 | Weblog
10時に起床。久々によく眠れた。
「そうだ。秋薔薇の季節ではないか」と急に思い出し、今日は与野公園へ。

歩くと汗ばむがすぐに乾燥する。
秋の空気が気持ちいい。



もう終わりかけだったのだが、入園した途端、薔薇の香りが鼻孔を突く。





私の好きな「ボレロ」という品種の薔薇。
中をほじくってみたくなるよね!!


薔薇を見ると私は常に作家・嶽本野ばら先生を思い出す。
どんぐりブレスレットとの相性もバッチリ。




そしてシューベルトの「野ばら」

シューベルト「野ばら」フィッシャー=ディースカウ/ムーア


童(わらべ)は見たり
野なかの薔薇
清らに咲ける
その色 愛でつ
(詩:ゲーテ)

歌詞に登場する少年はゲーテ、野ばらはその恋人のメタファー。
若き日のゲーテが恋人の心を踏みにじってしまった後悔を込めたものではないかといわれている。
懺悔の歌なのか?…演歌?


高校時代、音楽の時間に「野ばら」をドイツ語で歌うテストがあった。
一人一人が個室に呼ばれて先生のピアノに合わせて歌うという。
風呂場で練習したな。「レースライン レースライン ハーイデーーーーーン!」って。

30年前の自分へ。
まだアイデンティティーが定まっていないんだよね、たしか。
お嬢様テイストが根本的に好きなのにちょっぴり流行も気になっていた時期だったんだよね。
でもね、クマを片手にどんぐりブレスレットを嵌めてロココ時代のおフランスのお姫様のように薔薇園を散策する、やっぱりお嬢様っぽさに回帰しているよ。45歳のあなたは。周囲に流されないで自分を信じてて大丈夫。


童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇~♪



与野本町駅に戻る。
信号待ちではやぶさを発見(小惑星探査機じゃない方のはやぶさ)。
はやぶさ好きな甥っ子が見たら興奮するんだろうなあ。


駅前の薔薇も綺麗。よく手入れされている。



空腹を感じた。
「この辺に星乃珈琲店なかったっけ」と思い、10年ぶりぐらいに与野本町の星乃珈琲店に行ってみた。
星乃珈琲店どころかサイゼリヤや王将、すき家などが集中しているエリアがあり、勿論、コンビニもあって「与野本町、住みやすそう」と思った。近くに与野公園もあるし←ポイント高し、与野公園。

久々に「窯焼きふわふわスフレドリア」を食べた。
ふわもこ!!


メレンゲとホワイトソースのふわふわ部分をスプーンで突くとプルプルする。
下層部分はケチャップ味のご飯になっている。

美味しかった。また食べよう!


帰りに調剤薬局へ。
調剤薬局のアプリを使っている私。
処方箋をアプリで予め送っておくと待たずに薬を受け取れるのである。
そのアプリが刷新されてたので再インストールするよう薬剤師さんに促された。
処方履歴も見られる。


ここの薬剤師さんとは2週間に一度必ず会うので、もうズブズブの関係。
手術前、「不安だったらいつでも来てね。一人だと心細いだろうから」と言ってくれた薬剤師さんたち…。
思い出すと泣いちゃう…。

心療内科の薬以外の、例えば目薬や軟膏も、私はこの薬局で受け取るようにしている(私は案外義理堅い)。
できれば順天堂大学病院で処方される薬もここで受け取れるようにしたい。

今日はゆっくりできて旅の疲れを脱ぐことができて良かった。
綺麗なものも見たし、美味しいものも食べられたし、薬剤師さんとお喋りできたし、最高の一日だった。