世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

奇跡だと思っていたのだけれども・・・

2016年06月08日 23時41分54秒 | Weblog
今日から両親はベトナム旅行へ。
宇都宮から成田空港までのバス・マロニエ号に乗り、15時25分発ダナン行き319便で成田を発った。
出発前に
「亮ちゃんに頼まれていたジバンシィの香水を買ったよ~。免税店でしか売っていない大きいサイズだよ。じゃあね!行って来ます~!」
というメールをもらった。
二人とも無事に帰ってきて欲しい。


ちょうど今頃は、ホテルに到着した頃だろうか。
思えば、両親が二人一緒に海外に行くという経験を私はしたことがない。
新婚旅行のハワイに行ったきり、家族旅行のグアムを除いて、彼らは一緒に海外に行ったことがないのである。

母はいつも友達や私の妹、もしくは一人で海外旅行へ行き、父は定年退職前は仕事の出張で海外へ行っていた。
どんな珍道中が展開されるのだろうか。


今日は心療内科デー。
6月は毎年混むので、今日もおにぎり持参で意気込んで向かったのだが、待合室に入って拍子抜け。
待合室には6名ほどしか患者さんがいなかった。

奇跡である!!


「診察室で泣く患者がいなければ、恐らく2時間待ちかな」
などと思っていたのだが、そうは甘くなかった。

一人ひとりにかける時間が長いのである・・・。
さめざめと泣いている患者さんもいた・・・。
患者さんの話を丁寧に聞くことで有名な心療内科なので仕方が無い。
長時間の待ち時間は10年間の通院でもう慣れてしまった。
私だって最長90分もジャックしたことがある。


待ち時間は、今日は角田光代の小説を2冊持参しており、交互に読んだ。
角田光代の作品って、東南アジアをバックパッカーする主人公の話がたまにあるんだが、読んでいると臨場感を味わえる。
埃っぽい路上や頭上をじりじりと焼くような太陽の加減、屋台で出される料理の味・・・など。
巧いなあ、角田光代。


3時間の待ち時間のあと、名前を呼ばれた。
クマ医師、元気っぽい。いつも疲れているのに。

この2週間の私を報告。
今日の格言は「外野の人の言う事は華麗にスルーしましょう」だった。
あと、ここ診察室でしか話せないことを話した。

二人で考え方の確認を進めながら、
「こちらでしか話せないことを話せて、助かっています」
と伝えた。

前回デビューした漢方薬「清暑益気湯エキス」についても訊かれた。
「せっかく処方していただいたのですが、診察の翌日から涼しくなってしまい、まだ本領発揮していません」
と言った。
そしたら、クマ医師は
「確かに!急に涼しくなったんですよね~」
とクスクスと笑った。
スマイリングクマ医師、キター!!
クマ医師も外気に触れることがあるのだろうか。
一日中、診察室にいるイメージが強いのだが。
そして10年目にして今日気づいたのだが、電子カルテに見入るクマ医師ってかわいいのな。
ツキノワグマがひとつのことに集中するときのような目で電子カルテを見つめるのである。


処方変更なし。
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散、清暑益気湯エキス

マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)は少し余っているので、10日分だけ出してもらった。



帰るときに駅前で一服をしていたら、ダーツバーの客引きに声をかけられた。
「お姉さん、ダーツしない?」
とのこと。
ダーツなんて10年ぐらい前の合コン@青山でやったのが最後じゃね?自分。
しかも合コンでありがちな「その場限りのネーミング」を命名され、着用していた花柄のワンピースのせいか、勝手に「セレブ」って呼ばれていたっけ。

ダーツを投げる際、
「セレブ、頑張れ!」
とか言われて、ルールなんて分からないのでトランス状態で投げまくっていた。
その様子に爆笑した同期のS子ちゃんがミートソースを自らの白のタイトミニの前面にぶちまけたんだ。←すごい記憶力。

ダーツバーというとそのことしか思い出せない。
あのようなヲサレな施設が近所にできたらしい。


「お姉さん、何歳?」
とダーツバーの客引き男子に聞かれた。
「午年!!丙午じゃないよ!!」
と咄嗟に答えるあたり、もう我ながら年齢を感じてしまう。
戌年の客引きくんが「子、牛、寅・・・」と指を折っている間に「じゃあね!」とドロン!した。


明日は雨が降るらしい。
薬局に寄らねばなら無いのに・・・嫌だなあ・・・。

この記事についてブログを書く
« 我が家のクマとはやぶさくん | トップ | はやぶさ愛 »
最新の画像もっと見る