世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Happy Merry X'mas

2020年12月24日 23時54分19秒 | Weblog
メリークリスマス。
今日はイブ。

子供のころ、クリスマスといったら一大イベントだった。12月に入った途端、急にそわそわしだしていた。半ばに開催される地獄の持久走大会を乗り越えれば、もうクリスマス!

持久走大会は寒風吹き荒れる駅東の田園をひたすら走らされた。1年生のころ、母が妹と乳母車に乗った弟と見に来てくれたのだが、私の順位が遅くて母にdisられた。自分では最大限に頑張ったのだけれども。
以後、持久走大会前になると「時間がワープしてクリスマスイブにならないかな」といつも考えていた。SFちっくな小学生だった。

クリスマスイブの前にもう一つ嫌なことがあった。通信簿である。悪いとまた母にdisられる&父に客間で説教を受ける羽目になる。更に通信簿は仏壇の前に供えられて遊びに来た親族一同にディスクローズされるという地獄絵図が展開されるのである。でもそれが普通だと思っていた。
父の姉なんて小学校の先生だったゆえ、私の成績をガチで心配してくれ参考書までくれる始末。今から思えばありがたいことなのだけれども、けっこう苦痛だった。
さらに3学年下の妹の成績がよかったので比較されたのもつらかった。妹はそんな姉を案じ、母に「亮ちゃんを怒らないであげてね」と言ったことは我が家の伝説になっている。

不出来な娘をdisりまくる母ヨーコたんだが、クリスマスイブになると「一緒にケーキを作ろう」と子供たちと台所に立つ良い母親であった。製造工程はよくわからないのだが、すき焼き用の鉄鍋を使って焼いてくれた。粉をふるいにかけたり、卵の白い部分をミキサーで泡立てたり、寒い台所でキャッキャしながら作った思い出。

残業を切り上げて帰ってきた父も参戦し、みんなでケーキを食べて、クリスマスソングを歌ったあの日。30年経過してもあの時の高揚感は忘れられない。
親には本当に愛情をかけて育ててもらったと感謝しかない。

ということで今年もクリスマスカードとお金を両親に贈呈。
今宵、両親は少し豪華なクリスマスディナーを堪能したらしい。


私はと言えば、蟹とスパークリングワインでキメる42歳のクリスマスイブをエンジョイ。




蟹さん、こっち見てる。

パスタの量はLサイズを注文。もっちもちの生パスタである。
かなりの重量があったのだが、ガーリックテイストが効いていて全く飽きず。ペロリと完食。

サラダとおつまみ。パスタを揚げたものがパリパリしてて超絶美味だった。


零れスパークリングワイン。クリスマスイブだもの。飲んじゃう。



イブの日はいつもと違うジュエリーをチョイス。
入社2年目の夏ボで買った1ctダイヤモンドネックレスを引っ張り出してみた。


バレッタは26年前、母が函館で買ってきてくれたもの。
木彫りで素敵。

函館国際ホテルの前にあるお土産屋さんで買ったとのことなので、嗚呼、今年の秋、きっと私がヒグマの爪を買ったお店だと推測。


帰宅後、毎年恒例、あのCMを見て切なくて胸キュン。
いいなCM JR東海 X'mas Express 牧瀬里穂

牧瀬の可愛さを毎年確認している。

併せてこちらも読んだ。一年ぶりに。

’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった

分析力、考察力に脱帽。
あれは名古屋駅だったのね。



名文といえば花形文化通信に寄稿された嶽本野ばら先生のエッセイも面白く、クリスマスプレゼントになった。

【帰ってきたそれいぬ】第22話 文・嶽本野ばら サマンサモスモス、森のバロック

森ガールについて!
この令和二年の年末に森ガールである。

しかも終盤に

>そろそろ臨終を考える齢でもある僕は森でどんぐりを拾っている時、クマに襲われて死ぬを願います。それが最強に可愛い死に方だと思うのです。普通の死に方はしてあげない。

と仰っている!
好きだ!好きすぎる!野ばら先生、好き!!


私も森ガールについては10年以上前にブログに書いた。

2009年10月13日「熊ガール」

懐かしいな、森ガール。

今夜はマニキュアを塗りなおせた。満足。

運気は指先から入るらしい。
最近連発した仕事のミスはこれでもうしないはず。


某くんに送ったクリスマスカードと青森旅行のお土産が届いたっぽい。
喜んでくれて私も嬉しい。

さて、イブが終わるということは今年も年末に向けてのラストスパートが加速化するってこと。
頑張って乗り越えるぞ。

えいえいおー!