世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

若人と接して

2013年02月20日 20時53分09秒 | Weblog
クリーニングにスーツを出している。それを取りに行くため、今日は残業を切り上げた。
しかし、店は休みだった…。ガーン。
今週あと二日分のスーツ、どうしよう…。
明日は100%がっつり残業だし…。
こういうとき、我が家のクマたちが代わりに取りに行ってくれたらなあ、と思う。

「僕が?クリーニング?何それ、うまいの?」


ダメだ、こりゃ。




今日も忙しかった。
午後、就職活動生の会社説明会があったっぽい。私が出た大学の後輩の子たちも数人来ていると人事の子から聞いていた。

ちょうど、他部署に用事があって外を歩いていたときに、学生さんと遭遇。
リクルートスーツ、トレンチコート、黒の皮バッグ、黒のパンプス、ナチュラルストッキング。

「学生さん?」
と訊くと、彼女たち二人は、緊張した面持ちで尚且つ笑顔で「はい」と返事をしてくれた。
可愛い。可愛すぎるぞ!今大学3年生ということは、私よりも14歳も年下じゃないか。
14歳。中学校2年生。ラジオから流れるB'zの「BLOWIN'」を聴いたり、ドラマ「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さんに萌えていたあの我が青春の日々。そうか、この子たちはあの時代に生まれたのか。若い。若すぎる。
歩きながら、彼女たちは、矢継ぎ早に私に質問をぶつけてくる。

今、どんな仕事をやっているのか。
店から本社へはどうやって移動になったのか。
…なんだか、私が面接されているような様相を呈していた。
色々語ってあげたい気もしたが、後で私の話が原因で辞退されても困るので、表面的なことを話して差し上げた。

夏服のリニューアルを手掛けていることを言及した際、「来年、もし当社に入ることになったら皆さんにも着てほしいです」と言った。
笑顔で「ぜひ着たいです。楽しみです」と笑顔で返事をする若人。
嗚呼、もう、私が採用担当者だったら彼女たちを合格にしちゃうかも。

「最近の若い子は」とはよく聞く文言だが、いやいや。就職超氷河期を潜り抜けた私よりも遥かにクオリティが高い。高すぎる。特に今日会った子たちはコミュニケーション能力も高そうだったし、何より、あんな笑顔、今の私には搾りだそうとしても出せない。とっくに枯渇している。

彼女たちと笑顔で別れて、自席に着く。
若い子たちのエネルギーを吸い取ったからだろうか。
仕事が捗る捗る。

窓の外を眺める。
春の粒を含んだような光が、隣のビルの窓に反射してキラキラと輝いている。
さっき話した子たちの、社会や未来に対する好奇心を含んだ視線のように、キラキラと。
就職活動生と接触して、初心を回帰するなんて月並みな話だが、でも、本当、今日はそれを実感してしまった。




予算、あともう少しで完了。

今週末が期限。
明日は外出なので…キメてやる、金曜日。



B'z BLOWIN'