晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

大寒

2011-01-20 21:49:38 | Weblog
 今日は大寒。冬空は輝くほど晴れ渡り寒さも小休止。
 大寒の日”寒の水は薬になるんじゃ。”と言いながら元気なころの母が寒の水を飲んでいたのをふと思い出しながら今朝は寒餅をつきました。黒豆に黒糖を加えたかき餅です。
 昨日の新聞に読者投稿欄にかき餅の思い出が書かれておりました。
 かき餅は<欠き餅>と書くんだとか…もち米をせいろで蒸しあげ、石臼でつく、もろぶたにたっぷりの餅とり粉を入れ・・・・数日して固くなった餅を父親がぎしぎしと音を立てて切り分ける、切り分けたかき餅を座敷に並べる、祖父母・両親・4人きょうだいの家族で作り上げる素朴なおやつ・かき餅作りの様子が書かれたほのぼのとした文章が懐かしく、わがことのように思えた。
 雨・雪降りで農作業ができないお母さんが練炭火鉢の上でかき餅を焼いてくれ、かじかんだ手で食べる素朴で幼心を満たしたかき餅の思い出の短文をじっくり読んだ。
 新聞を読み終え”そうだ!明日はかき餅をつこう”と思いつき、もち米を洗ったのでした。
 寒には寒の思い出あり・・・

  < ほのぼのと 懐かしさ湧き 寒の朝 >