晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

2008-01-16 19:49:12 | Weblog
 母が老人施設に入所し9ヶ月になる。
不在のままで使わなくなった鏡台が埃をかぶっている。女性には大切な鏡台には年代物の手鏡・クシ・化粧品・・・そんな中に母の香りを思い出させる<椿油>大切に使っていた。アイブローは薄くなった眉を大胆にサインペンで描こうとしていたのを阻止しあわてて買って来た物。この頃から認知症の心配が始まったのだろう。淡いピンク、サーモンピンク、パールのマニュキアはわが家の女性達が母の為に買った物。デイサービスに少しお洒落し楽しんで出かけられるだろうと思い付けてあげた。きっと生まれて初めてのマニュキアだったと思う。
 重さん、90歳過ぎてもかなり”いい女”でした。きっと自分にもそう思っていたのでは・・・・。  

  < ひっそりと 映る鏡が 母語る >

羊が1ぴき・羊が・・・

2008-01-15 19:26:14 | Weblog
 睡眠にも体力を要するとか・・・
年齢を増すと睡眠時間も少なくて良いらしい。2・3時間の睡眠で足りるはずは無いだろうが・・・・。眠れない夜は寝なくてもいいわ。と羊を数えるより深夜ラジオを聴いている。昨日のTULIPコンサートの興奮からだろうか?
ラジオ放送もまたまたTULIP特集に嬉しくなり睡眠はどうでも良い事となる。年代を追いながら曲を聴いているとまさに昨日のブログの延長のようだ。
 名曲<心の旅>がまさに私の20歳の年。S48
 <娘が嫁ぐ朝>まさに私が嫁いだ年。S51
などと想いをめぐらしているうちに夜は明けた。朝の来ない夜は無い!そんな心境だった。

  < 眠れぬ夜 眠らない夜も 楽しむ夜 > 

成人の日

2008-01-14 22:09:17 | Weblog
 成人の日の今日は遥か昔、二十歳の自分を思い出す。
 成人式には参加しなかった私には式の思い出はない。
 このころ好きだったTULIP(チューリップ)のコンサートが倉敷で成人の日の今日行われた。メンバーはもうすでにオジサン。何しろ還暦を迎えたリーダー。しかし、耳から伝わるサウンドに少しも34年の歳月は感じられない。感動!
 当時の私はすでに社会人。タイピストとして毎日を結構楽しく過ごしていた。
34年前のタイピストの職業すら今はもう無い。本当に時代を感じる。同時入社の友人がTULIPファンであった事も懐かしい。共に数年働き私は寿退社。彼女は独身を貫き仕事にいきた34年間。今年の彼女からの年賀状には”定年が近くなりました”の文面に34年を改めて感じた新年だった。
 私のこの間には夫との家庭をもった事、舅・姑との生活、二人の娘に恵まれた事、両親との永遠の別れ、そんな出会い、別れを思いながらのコンサートは曲を聞きながら熱くこみ上げてステージが潤んで見えた。
 私自身は本当に有り難く幸せな歳月を送ることができた。
”青春の影”という曲の一節に自分の大きな夢をおうことが今までの僕の仕事だったけど 君を幸せにするそれこそが これからの僕の生きるしるしと言うフレーズがある。
 深く心に残る・・・・・

  < 歳月を 感謝でおくる コンサート >

信仰心

2008-01-13 19:41:13 | Weblog
 田舎のお付き合いには少々厄介に思えるものもある。
本日は講中の行事に出かける。信仰心の篤い土地柄と同居世帯の世代交代により年代格差が大きく、近所の顔なじみとはいえコミュニケーションよろしく、本日はお題目の後はお食事会と相成りました。実はこれが楽しみ。
 どこに行っても最近の話題は”高齢化問題”50・60・70代のメンバーだと介護・老人問題も家族であったり、当事者であったり。いずれにしても<より善い老い>を迎えるには、人とのコミュニケーション、何より<お題目>は脳の活性化にも良いと思われる。お年寄りに歌う事が好い様に長いお題目は舌の動きもよく脳を刺激できるのではと思いながら信仰心を高める次第であります。

  < 信心と 健康体を 併せ持つ >


日めくり

2008-01-12 21:26:19 | Weblog
 本日の慣用句日めくりは<習い、性と成る>。
習慣はやがて天性となる.意のようだが・・・・。
 わが家の母は車椅子の生活となり歩くための機能を持つ靴の必要がなくなってしまった。この母が元気な頃はわが家の下足番のように勝手口に並んだ家族の靴を履きやすく向きを替え並び揃える事を常にやってくれていた。小言を言うでなく、ボヤクでなく。
一人ひとりが気をつければよい事だが・・・・。
 母が杖が要るようになった時これからこの役割りは自分が引き受けようと心に決めていたはずだけど・・・。なかなか母のようには成れない。相当な年季がいりそうだ。

  < 言葉なく 行く道しめす 母がいる >

地球温暖化?

2008-01-10 20:02:29 | Weblog
 春の様な陽気で戸外作業も快適!快適!。暖冬を単純に喜んでいいものか?
あちこちにタンポポは咲き早や綿毛となりフワフワ。オオイヌノフグリまでも可愛い水色の花を咲かせている。
 これが地球温暖化?喜んでばかりはいられない。その昔には♪はーるよ来い、はーやく来いと待ちわびたものだが・・・。
今時は季節感もなくの春といえば人生の春なのかしらねー。
 厳冬を耐え忍びかすかに感じる春の兆しに喜びを感じることもなくなりましたね。
 温暖化防止に向けわが家の議定書にも調印おねがいしたいものだ。 

  < 待たずとも 春のおとずれ 情緒なく >

院展

2008-01-09 19:49:45 | Weblog
 岡山の新春は院展。特に熱心な美術ファンというわけでもないが、毎年出かけるのが通例となっている。
 半日で仕事を切り上げ友人と誘い合わせ会場のデパートに出かける。大作を鑑賞する機会などあまりないのでなんだか心豊かになれるようだ。しかし疲れたわ。
 絵画に心癒されても、疲労は睡眠にかぎります。オヤスミ。
  
  < 新春に 命を洗う 農休日 >

事始め

2008-01-08 20:23:33 | Weblog
 事始めは新年の準備に取り掛かる事のようだが、新しい年の始まりはまた新しい何かを始める良いスタート地点のような気もする。
けれど、今年こそ!と始めて三日坊主の日記・家計簿・・・。
 昨日お会いしたご婦人は”ないしょョ!”とピアノレッスンを始めた事をそっと教えてくれた。70の手習いとか。
戦時中を生きた人は意気込みも、フツフツと湧き出るヤル気も違うなーと感じた。
”娘の頃弾きたかったピアノを平和な有り難い時代にもう一度レッスンします。”と”もうB29も来ないし・・・”と付け加えられた。笑えそうで笑えない言葉。
密かに事を始め、私等とは決意の重みが違うな。
 私の場合、事を始めるには回りの人に<やります宣言>をして、時々”頑張ってる?”の励ましをいただく事により持続するものと思われる。
他力本願で独りでやり遂げられない戦後の私は軟弱人間だな。
 わが家のピアノときたら埃をかぶり写真撮影しか用無しだわ。

  < 決断と 熱き想いに 奮い立つ > 

1月7日

2008-01-07 19:56:40 | Weblog
 本日7日は無病息災を願い七草粥。また多くの職場は仕事始めのようだ。
わが家も五草粥?をいただいた。実家で行われていたようにお粥に小さく切った豆餅を入れるのが習慣になってしまった。ともあれ一年どうぞ健康でありますように。
 わが家はすでに仕事モードに切り替え1月とは言え暖かな日をありがたく作業に取り掛かっている。
お正月4日には数年ぶりに幼なじみの二人の友と再会してあれこれお喋りもできた。彼女達も今日は元気良く出勤したんだろうな。
私達の年代が集まると父・母の事また介護そして自分達のさほど遠いとは思えない将来の話が多い。彼女達は共にベテラン保育士。仕事を持ちながら老親との生活はそれぞれにお察しするところだ。まだまだ自分達の事には目を向ける時間の余裕もないけど・・・。きっと私達の未来予想図は晴れだよね。信じてます。
 いつでも”帰りましたメール待ってます。また笑顔で逢いたいな。

  < 七草に 未来予想の 願いかけ >
 
 

お年玉

2008-01-06 19:25:02 | Weblog
 お年玉をいただけたのは遥か昔。今はただただあげる身となってしまった。
私の子供の頃のわが家といえばクリスマスプレゼントがクツシタくらいな物だからお年玉はキャラメルがいいところだっただろうか?
 その昔いただいたお年玉で衝撃的感動だったのは”百円札”板垣退助様だと思う。幼く確かな年齢の記憶はないが、下さった人は私の歴史に残る人。今も忘れもしない。感謝!
 先日差し上げたお年玉にキャラメルがある。岡山限定!<白桃キャラメル> 桃生産者の私が買わないわけにはいかない。158円也
県外からの小学生のお客様に白桃自慢のわが家から”お年玉どーぞ”とこのキャラメルを差し出す。やはり怪訝そうに見ていたようだがキャラメル下の“ポチ袋”に安心笑顔。平成の世にまさかキャラメルもないだろうと思われただろうがおばさん達はこれでも嬉しかったんですよ。

  < プライドと 思いを込めて 小袋に >


発見!

2008-01-05 20:18:51 | Weblog
 発見!初めて知り得たこと。そして新しい自分を発見した。
ブログネタに不自由している訳ではないが、妙なことに感動するものだと自分ながら笑ってしまう。
 自宅の水洗トイレを詰まらせてしまい何とも家族からは非難をあびながら解決策もなく夕方となってしまった。しかし、この不自由な生活をいつまでもする訳にもいかず(自業自得)と仕方なく某スーパーへ駆け込みショッピングに行くが売り場を探しても目的の物はない。その上商品名が分からない。
”スッポン”?とかいってたがまさか正式名称ではないだろう・・・・。あれこれ考えても思い浮かばず無駄な時間を費やすばかり。もはやおばさんも30歳を過ぎれば恥だの見栄だの体裁もない。
”アノー、スミマセン。トイレ詰まりのアレアレ・・・・なんですか?”
かすかな笑みを浮かべた店員さんの即答! ”あれはラバーカップといいますよ。”やさしく案内してくださる。
”はーそうですかぁー”初めて知った商品名。わたしは大した知識を得たものだと
妙なことがうれしい。
アースキーパーの私はレジ袋は遠慮し、むき出しのそれを堂々と小脇に抱え帰った。その姿はおばさんというよりおじさんになっていた。
 分からないことは聞く、要らない袋はもらわない。
こんなに気持ちの良い買い物は久しぶりだ!

  < 図太さも プラス思考の 五十路かな >

福袋

2008-01-04 17:14:57 | Weblog
 お正月はデパートの開店を待ち争奪戦のように福袋。
最近はかなり高額商品のようだが、中身を確認しないで買い求める気にはとてもなれない。
新年にとても嬉しいプレゼントがあった。次女からの贈り物。
わが家の女性限定プレゼントらしい。母親である私と姉(長女)に暖かいパジャマ・肌着・くつ下の袋詰め。(服袋)であるが優しい気持ちがいっぱい詰まったまさに<福袋>。
 ありがとう!それにしても良く見ていたね。よれよれパジャマ・すれすれ靴下の私たちの事。

  < 与えたい 福の神にも 幸せを >

注連縄

2008-01-03 14:37:23 | Weblog
 元旦はお寺参り。2日お墓参り。今日は閑散とした氏神様にお参り。
本日は力強い<注連縄>をupします。森の中の小さな氏神様は町内で守っている。
毎年輪番制で新年の準備もされている。今年は我が班が当たり年となり16世帯で作り上げた注連縄。田舎でありながら稲藁の調達もままならないご時世。作り方も解りかねるが老若男女、町内チームプレーよろしく見事な出来栄えに本日のブログテーマはこれしかないと思った次第です。
 神主さんも不在の神社なので派遣神主さん?による祝詞で昨日新年を祝った。ということで本日の神社はシ~ンとしている。16世帯の皆さんにはきっと良い一年になることでしょう。

  < 静寂に 思いのたけの 願い事 >  

歌留多

2008-01-02 17:29:56 | Weblog
 お正月といえばカルタ。<歌留多>のほうが高尚な遊びのように感じる。
今時はカルタで遊ぶ家庭もないだろうか?
わが家にも<犬棒カルタ><幼児用カルタ><人生訓カルタ>去年出版された<岡山ことわざカルタ>などがあった。
 子どもが幼い頃はよく母(祖母)が相手をして遊んでいた。母は読み手となり孫に取らせる、何度もせがまれ繰り返し遊んでいた。
昨日は娘と母の面会に行き<空想カルタ>をした。「犬も歩けば?」と聞けば母が「棒にあたる」と答える。思いつくまま次々と問いかけるがパーフェクト!。ハナマルだった。母は百人一首もよく詠んでいた。言葉で覚えたことは忘れていないらしい。そういえば九九もよく言える。百人一首も高齢者は良く覚えているとの事。
 残念ながら出題しようにも百人一首の上の句が詠めない自分が情けない。

  < お正月 空想カルタ 懐かしむ >

元旦

2008-01-01 21:55:46 | Weblog
 2008年の幕開け。
 お屠蘇で新年を祝いお雑煮・お節をいただくと元旦恒例の菩提寺へお参り。
元朝祈願と厄除けのお札をいただき住職の干支談義。これが結構楽しみのひとつ。
今年は子年。鼠は人間にとっては厄介者だけど、鼠が家にいると繁盛するとか、水難がないとかいわれるらしい。鼠も大事にしなければ・・・。実はわが家の夫は子年生まれの還暦。いよいよ団塊世代の退職者となる年。職業柄時間を過敏に意識し独楽鼠のように働き続けてきたように思う。ご苦労様でした。
 これからの生活の理想を思い描けば”スローライフ”これかな。

  < 還暦は ローカル線に 乗り換える >