晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

みち草

2008-02-24 16:13:13 | Weblog
 今朝もまたまた積雪の朝となった。先日の暖かな日に摘んだヨモギで春満載の<オリジナルおはぎ>を作る。ヨモギを搗きこみ桜の塩漬けをトッピング。春だ春だ!
 先日、畑仕事をしている近所の方と井戸端会議(男性なので立ち話?)をしながらヨモギ摘みをしてみち草した訳だが、ノホホンとした話ではない。
 ほぼ同年齢・同じ果樹農家・老親が介護を受けながらも健在。共通点は沢山あるが、やはり介護の話題が深刻だ。大きく違うのは男の見方・女の見方だろうか、それとも息子・嫁の立場の違いだろうか?私として自分の浅はかさにかなりショックだった。
 姑の自宅介護中は嫁である私とすれば”早くお迎えを・・・”だけは言わせない介護をと肝に銘じてきたところがある。幸い母はその言葉を口にすることなく今まで来れた。それどころか認知症も進むと一緒に歌を歌う日々だった。
 男性の老母は”早くお迎えを・・・息子に迷惑・・・”そんな事を私にも話される。早くに母を亡くした私は”そんな贅沢は言わないで・・・”となだめるも心情を思うと辛くなる。
実の息子である男性は聞き慣れているのか”老いて来れば誰もが思うこと。”とかなり割り切れている。実際、祖父母も同居した家庭であったからその言葉は聴いていたと。しかし、息子が介護者となるには並大抵ではない。親を見ながら自分の行く末が見えるのだとも言われる。
 そういえば私など核家族に育ち、親の老いも見ないまま死別。良くも悪くも老いの心配も介護の心配も無かった。
 ”ヨモギおはぎ”を丸めながら会話のあれこれを思い出す。認知症が無いゆえの母親の辛さかもしれない。

  < 寒くとも 親子で居れば 春は春 >
 
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