晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

慈悲

2010-10-06 20:38:56 | Weblog
 さわやかな秋晴れ、でも心は曇り、畑の隅に曼珠沙華がバケツ一杯ほど群れて咲いております。一隅を照らす曼珠沙華ですか・・・。
 昨日は西国霊場巡礼の旅でした。京都亀岡、大阪茨木・箕面方面の景色は秋の収穫期を迎えた田畑も真赤に燃える曼珠沙華があぜ道にびっしり咲き並びのどかな田舎暮らしの私にも初めての光景でした。
そんな光景と重ね合わせながら畑にはびこる厄介な雑草・コウブシを取り除くため鍬を振っていたのでした。なんとも悩ましい草です。
 今朝からなんだか心に棘が刺さってやりきれなさを感じながらも、体を使い無心で働くことでその傷みを忘れようとしたのでした。
真赤な曼珠沙華が昨日の二十番札所・善峯寺の山門、総持寺の庭園、勝尾寺のずらり並んだ勝ダルマを思い出させ観世音菩薩の慈悲の心を知らせてくれます。
 無心・無言・無為・無我・・・あれこれ無駄に考えないこと、それも大事かな。
 考えることなくつぶやいたのは二十一番札所<穴太寺>ご詠歌。

  <かかる世に生まれあう身のあな憂やと 思はでたのめ十声一声 > 
 
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