晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

名物・・・

2016-03-09 20:53:03 | Weblog
 旅の楽しみのひとつにその地の美味しいものに出会えるということも有る。
テーマパークなどのお土産物より、こうした風土に合った昔ながらの食を知れることが食いしん坊には何より楽しい。
 結構、値の張る参加費だけに食事は申し分なしでした。
こんなに買ったかな…と思えるほどカバンの中から出てくる出てくる・・・。なんと言っても朝市での買い物が自分には向いている。
 ◎えがらまんじゅう…輪島朝市ではやはりこれを買わないとね。自分でも作れそうだけど・・・
 ◎ひっぱり餅…なんともほのぼのしたパッケージですが、これには参ったね。私の地では<ひっぱり餅>とは満中陰の法要の際に作る餅です。
 ◎いしるせんべい…いしるも少しクセのあるものですが、せんべいに?食べてみようと興味そそられます。
 ◎へしこ…これも我が地では見かけないものなので、またお茶漬けでサラサラといただきます。
 ◎打ち豆…青大豆を蒸して文字通り打って潰したもの。これは素朴で好きな食材ですが手に入らないものでした。朝市のおばちゃん手作りだって。なら、私にも作れるかな・・・課題が一つ出来ました。
 ◎白いんげん…我が家の代表のような私のひいきとする豆です。あまりにきれいなので、この豆を種として今年は蒔いてみます。
 ◎輪島漆のペンダント…私も女。赤がとても綺麗なので自分へのご褒美です。うふっ!
 まだまだ、干物がどっさり、朝市ショッピングだけでおやまあこんなに!
 「ばあが作っただ、買うてくだ―。」と小さなワラジに県の木(アテ)あすなろの木の葉を添えて売られてます。ワラジは足腰丈夫に、おまけのアテの葉は「アテにしていなかったお金が入るよ」となかなか朝市トークは楽しいものでした。

 「今日の昼食は婆におまかせ」と朝市食材で作ってみました。
 ≪能登の郷土食ワンプレート≫こんなのいかがランチ。
  
 打ち豆の使い方を検索して<あえまめ>、へしこ、我が家のワケギ酢味噌和え、打ち豆入り味噌汁、ひじきふりかけご飯。
 <名物に旨いものなし>なんてだれが言ったんだろうねぇ。とんでもない!
  < 一夜明け 旅の思い出 総まとめ >

旅への思い

2016-03-09 06:10:29 | Weblog
 旅慣れしてない私のたった一泊の旅は疲れも満足度もこれで充分です。とても幸せな2日間でした。
 <気が置けない人>とよく間違えられそうな言い回しがあるけれど、今回もこの心から打ち解けられる友人の誘いで参加した旅でした。
 やはり、北陸はここ岡山からは時間もかかります。金沢までほぼ4時間。
 兼六園から輪島へ向かい、能登半島てっぺんまで、いいねボタン(グッドマーク)の親指を廻り富山まで行き、「北陸新幹線も乗ったわよー。」そんな大人の体験学習?の旅でした。

 この旅での思い出は山ほどあるけれど、私の小さな旅日記のおもいはいつの間にか姑と重なってきます。
 私が嫁いできた時の姑はちょうど今の私の年齢。息子の嫁(私)が来て間もなく夫とは死別の姑でした。
それまでは古い時代の女を生きるように、姑や夫に仕え自分の楽しみもなかっただろうと思えます。姑は徐々に自分でチャンスを見つけては旅に出るようになってくる。
 出掛ける前には御仏前に「チーン!」とご挨拶をし私たち家族には「留守をよろしゅう頼みます」とあいさつして出かける事に感謝の念の母でした。
 60代半ばから80代前半までは健脚で海外も含め積極的に旅を楽しんだ晩年の母。
これはこれは・・・私、そろそろそんな姑の後を追う歳になりましたかね。
  < この想い 我が人生の 旅路なり >