やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

よき、バッハ

2012-01-21 | 音楽を

動画サーフィンをしてゐると、掘り出し物のサイトにめぐり遭へる。

先日も、グリュミオーの演奏を集めたもの、ギレリスの演奏を集めたもの、そして、タチアナ・ニコラエーワの演奏を集めたものに巡り遭へた。

小生の愛聴盤のひとつに、彼女のバッハの小品を演奏したものがあります。
バッハの演奏でその名を馳せたこのロシアの名ピアニストが、1980年代に日本で録音したものです。
そのなかの、<シャコンヌ>の、音楽の巨大さにいつも感服してゐました。

Tatiana Nikolayeva plays Bach Goldberg Variations, BWV 988


動画サイトで、<ゴルトベルグ>を聴いて、改めてその演奏の巨大さにふたたび驚く。
あの、かっぷくのよい(まあ、太ってゐる…)姿から繰り出される音色は、そのまま、巨大な樹木のやうに仰ぎ見るやうなバッハの音楽を形成させ、しかし、その枝先にも、みずみずしい音楽が流れてゐる。

遅まきながら、急に彼女のファンになってしまって、慌ててその演奏を探し集めてゐます。