やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

マルケヴィチのチャイコフスキー

2012-01-11 | 音楽を


イゴリ・マルケヴィチの演奏を集められてゐるサイトに出会った。

以前も書いたのかもしれませんが、二十歳のころ、いはゆるクラシック音楽といふものに出会ひ、それまでロックとフォークばかりだったものから、音楽の世界がひろがった。

ヴァルターのブラームスの4番、モントゥーの「春の祭典」、そしてマルケヴィチのチャイコフスキーの6番、でした。

ヴァルターやモントゥーのものはCDに買ひ換へたりしましたが、マルケヴィチの「悲愴」はLPのまま眠ってゐて、従って、しばらく聞いてゐません。

出会ったサイトでは、1番から5番までの演奏はUPされてゐるのですが、なにか理由があるのでせう、6番は未登録でした。
それでも、ちょっと嬉しくなって、5番をダウンロードし、CDに落として聞きました。

棚には、「悲愴」は、ムラヴィンスキーの鋼の演奏、ハイティンクの無骨な演奏、マルティノンの優雅な演奏、カラヤンのヌメっとした演奏、モントゥーのスッキリとした演奏、などがあった気がしますが、マルケヴィチの演奏は、彼の「春の祭典」のやうに、歯切れのよい力勁い演奏でした。

もう、50年も前の録音ですが、いまどきの、妙に神経質な演奏に比べると、グッと鷲づかみにしたやうな豪快さがとても好ましい。

第二楽章を載せてみました。
マルケヴィチのチャイコフスキー第5番第2楽章