やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

熱中症…、かしらん?

2011-07-15 | 大岡山界隈




晩婚ツバメの仔たちは、6~7羽ゐるやうですが、ここ通日の暑さにゲンナリした様子で、如何にも、暑さうです。

近づくと、威嚇はするのですが、
親たちも、暑さのせゐか、エサを採りに行ってゐるのかしらん?
(しっかり、せんかい!)

エサも、水もあげたいところですが、それは余計なお世話で、見守るしかありません。


もう、夏本番?!

2011-07-13 | やまがた抄




梅雨らしいしっとりさも微塵もなく、早くも梅雨明けで、空はスコーン! と夏本番の模様。

それよりも、連日の酷暑と、すさまじい降りの夕立。
それは、すでに、夕立といふよりは、スコールそのもの。
南東北の地域も、亜熱帯になりつつあるのかー。

孫娘を預けられて、天童市の道の駅へ水遊びにつれてゆきました。
定期的に湧き上がる噴水に、時間を忘れて暑さしのぎです。

至福のブラームス

2011-07-12 | 音楽を
Brahms symphony No.2-1M (1/4) Carlos Kleiber Vienna Philharmonic

(第1楽章)

いつも高画質、良音質で良心的な動画をアップされてゐる方が、クライバーのブラームスの2番をリ・メイクアップされた。

改めて聞きなほした。
カルロス・クライバー/ヴィーン・フィルの、まさに、至福のブラームスである。
この日のプログラムは、前半がモーツァルトの36番、そして、ブラームスの2番だった(らしい)。

気まぐれなドタキャンもされず、結構機嫌もよささうで、そしてヴィーン楽友協会のホールでのヴィーン・フィルとのモーツァルトとブラームスー。
カルロスの指揮姿を見つめる聴衆の、ひとつ胸をなでおろした微笑が見られる。

オペラは兎も角、滅法狭い(否、狭くしてゐた)彼のコンサート・レパートリー。
モーツァルトも数曲、ブラームスも数曲、ベートーヴェンも数曲、あとはシューベルトにマーラーがわずかかー。

決して、調子にのって全曲なんての方向には、間違っても進まなかった。
けれど、しかし、そのわずかなレパートリーの演奏の、なんと見事なまでの姿かー!

このブラームスの2番も、音を紡いで紡いで、仕上げはヴィーン・フィルの渋く、甘味な音色に委ねてゐる。

いつものやうに、テンポはやや速めながら、こんなに音にたっぷりと浸れるブラームスは、そうザラにはない。

その姿からは、疾走して逝った天才指揮者の炎が見へる。


暑さを避けに…

2011-07-09 | やまがた抄
本日は、山形市でも35度くらゐにはなりさうだ、とのことでしたので、孫娘をつれて、蔵王へ暑さを避けにでかけました。

蔵王の温泉街あたりでも30度くらゐはありましたが、いつもの沼に出かけると湿気が少ない分、上ってきた甲斐がありました。

特に、沼の対岸にある小さな滝の下では、野生のヤマボウシの花の元、爽やかなミストが身体にかかり、やっとの暑さしのぎです。













ケンペ盤が

2011-07-06 | 音楽を




お茶の器を出してゐたら、何故か、箱の奥からケンペ/ミュンフェン・フィルのベートーヴェンの7番、8番のCDがポロリと出てきた。
全集のなかの一枚で、以前からどこを探しても出てこずに、記憶もほとんど失念し、諦めて買ふかと思ってゐた矢先でした。

ここ暫く、CDや動画で7番を聴いてゐても、どれもいまひとつで、皆同じやうな演奏ですこしも面白くはなかった。
唯一、youtubeでオット・クレンペラーがその最晩年の姿を見せる、おそらく連続全曲演奏会の模様なのかしらん、フィルハモニア管との、痩せて老ひさらばへたクレンペラーが指揮の途中から”神”となってゆく壮絶な演奏には、眼からウロコが100枚ほど落ちましたがー。

そして、7、8年ぶりに聴けたケンペのベト7は、こんなにも見事で、正攻法で、重厚で、安心して聴ける演奏だったかしらん? と改めて驚きました。
きっと、石の歩道を歩くやうな第一楽章の素晴らしい出だしで音楽が始まり、急転、あの”のだめ”のオープニングにもなったテーマの、なんと生き生きとしたリズム!
終楽章も、急き切らない、けれど激しい音の九十九折!

以前、”ケンペ/ミュンフェン・フィルのベートーヴェン交響曲全集を認めることは、まさに、生きてゆく価値観を大きく変へることだ”と豪語した音楽評論家の方がをられましたが、なるほど、ケンペのベートーヴェンやブラームスにはそんな部分があります。
以前、強くケンペの演奏を推してゐた故・大木正興氏も、カラヤンの軟なブラームス演奏では、生きてゆく糧にはならない。ケンペの、一見素っ気ないが、きっと積年の時間に耐へる演奏をこそー、と論じてゐたのが懐かしく思ひだされます。

とまれ、こんな見事な演奏を聴いてしまふと、やはり、60代半ばで死したこの名指揮者の、早すぎる死が如何にも惜しまれる。

※同じ箱から昔の写真が幾つも出てきました。
 2度ほど登った八ヶ岳の朝焼け、です。


夏用に、と…

2011-07-04 | やまがた抄


最近、また、無性にお茶を点てたくなってゐます。

先日も、町内会費を集めたときに、隣組内でお茶とお花の先生がをられるので聞いてみましたが、あたってみませう、とのことー。

小生が学んだ流派は宗偏流でして、東北地方では先生も少ない。
それよりも何よりも、小生がまだパンチパーマで陽水のやうな頭をしてゐた頃に、ほとんど私淑し、精神的に大きな影響を受けた茶道の先生の流派でして、それゆゑに他へ学ぶことは許されない。

結局、自分で指南書をもとに、再び始めるしかないのでせうが、思ひたって押入の奥を探って器を出してみた。
器はデザインの先輩に頂いたもの。花器はヴェネツィアで買った、おそらく香水容器だらうもの。
こんな組み合はせで、茶をいれてみるつもりです。


夏初め

2011-07-03 | やまがた抄







早朝からの恒例の河川掃除を済ませ、家に戻ると、初夏の花が盛りです。

夏椿、甘茶、紫陽花、そして、それらの木々の根元に雪ノ下が今年は妙に増へました。

きっと、熱い夏の始まりです。





晩婚、なのか…?

2011-07-02 | 大岡山界隈


小屋が騒がしくなってゐて、ツバメの出入り姿があった。

すは! これは、堅くも挨拶に来られたのか、と思ったら、卵を温めてゐるらしい。

なんと、今年二組目のカップルである。
何もこんなに暑くなってからー、とは思ったが、まあ、彼らの暮らす東南アジアはもっと暑い。
日本のこの程度の気候は、どふといふことはないか。
(以前、シンガポールに行ったことがありました。街も清潔で、料理も美味しく、物価も安く、とてもよいところでしたが、あの湿気の高い気温には閉口しました)

とまれ、晩婚のかれら、きっとそれなりの理由があって、今この時期の子育てなのでせう。
暑さに負けず、無事に生まれ、巣立ってほしいものです。