熱風のやうな、選挙が終りました。
山形県!でも民主党でした。
参議院選挙とはいへ、東北は民主党に彩られ、さながら、幕末の奥羽越列藩同盟のごとく、です。
確かに、この国が、本当に貧しくなってしまった、ひとつの現象かもしれません。
下手な番組よりも数段面白いので、選挙速報を見てゐましたが、
長州出身の首相の敗戦の弁の貧しいこと!
まるで、単語が上滑りしてゐるだけ、でした。
そんななか、今日の未明、小田 実さんが癌で逝った、とのこと。
高校生から二十歳にかけて、小生は、毎週のやうにデモに出かけてゐました。
特に属する集団はなく、ひとりで都内の公園にでかけ、幾つかの集まりのデモに加はってゐました。それでも、自然とベ平連の輪にはいり、小田 実さん等と一緒にデモをしてゐた時代でした。
30年以上も過ぎ、きっと、不夜城の谷間の公園には、デモへの参加を求めて彷徨ふ若者もゐないでせうが、若者の目線で、確信をもって話してゐた小田実さんの姿を想い起こします。 合掌