やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

工事現場の庭でー。

2005-08-08 | やまがた抄
三十度後半の、死ぬほどの暑さの中で工事をさせて頂いてゐます。
現場の職人さんも、大変です。

小生は、監理の傍ら、お施主さんの庭先をー、と職人さんに恨まれるやうな
行動をとってしまひました!( ;^^)..






小さな石に、藪柑子、です。
10センチに満たない藪柑子が、林のやうです。



アケビの実がまう大きく下がってゐました。

        
朝鮮アサガオ、とのこと。

         

BONSAI、です。


コケモモ、の実。







ギボウシの花

2005-08-06 | 花や樹や

我が家のギボウシの花が咲き始めてゐます。

ギボウシ。
オシャレに気取っていふと、”ホスタ”、
山形風にいふと、”ギンボ”、です。

洋風ガーデンの必要アイテムであるギボウシも
わが山形では、庭先に食用に植ゑてゐる方も多いです。
春先、野山の山菜が終はったころ、フキのやうに葉を落し
茎の部分を食します。
調理方法は沢山あるのでせうが、何せ山菜王国、漬物王国の山形ですから
それぞれのお宅の腕自慢をご馳走(山形では、ごっつぉ)になるに限ります。

ちなみに我が家のそれはあくまで観賞用で、食する時には
「ギンボ、もってゆくか?」と云って頂けるお客様の所に
お茶のみに行ってしまひます。(甘)

セイタカアワダチソウ

2005-08-05 | 花や樹や

夏から秋にかけて、この黄色い花が道路沿ひに繋がります。

確か、メキシコあたりからの帰化植物だったはずですが、
外来種特有の、凄まじい繁殖力を持ちながら、
悲しい定めをもった植物です。

場所によっては、花粉症を引き起こすほどの繁殖力を持ち、
(それは、他の植物の生育を妨害する分泌物を出すらしいのですが)
次々と駆逐しながら生育範囲を広げてゆく。

やがて、彼らだけのエリアになってしまふと、今度は、
自らの分泌物で自らの成育を止め、やがて死滅してしまふ。

「何のために他を傷つけてきたのだ!」といふ叫びが(叫ばないか?)
聞こへるやうなラストを迎へるといふ。
でもやはり、植物、動物には、淘汰といふことがあります。
小生などは、出るものは冷や汗くらゐしかありませんが、
やがて、毒性のあるだらう分泌物を栄養に還元してしまふ
セイタカアワダチソウⅡが出現するに違ひありません!
(^_^;)

村山の石鳥居

2005-08-04 | 山形の鳥居、を巡る
村山市楯岡にある石鳥居、です。
約600年前のものとされてゐます。

建立の対象が、横の道の先にある小松沢観音(最上三十三観音札所)なのか、
その先の甑岳なのか、定かではないやうです。

現地を訪れてみると、最近道路の拡幅整備がされたやうで、
役所の計画担当者の戸惑ひがまともに現れたやうに、
まるでとってつけたやうな”整備”になってゐます。(怒)

近くには「雪の観音」といふ、中々よい観音様もあるのですが、
また、東日本最大といふバラ公園も近いのですが、
こんな迷惑扱ひをされて、いっそ壊してくれ、と云ってゐるやうに
悲しく建ってゐるやうでした。

「ワルツ・フォー・デビー」

2005-08-03 | 書棚のジャズアルバムから
「Waltz For Debby」
作曲:ビル・エヴァンス

キャノンボール・アダレイの「ノウ・ホワット・アイ・ミーン」の
一曲めに、この名作が入ってゐます。
決定的な演奏は、勿論、ビル・エヴァンスの1961年のライブ盤に
なるのでせうが(あの、芸術的なジャケット! あの、芸術的な演奏!)
C・アダレイの演奏も悪くないです。

バックにビル・エヴァンス本人が控へてゐるので、多少の影響はあったのでせうが
中々、詩的な演奏です。
C・アダレイといふと、個人的に、コルトレーンとバリバリと吹き合った盤の
イメージが強く、改めて見直すほどの、リリカルな歌心のあるサックスでした。

二曲目の「Good-By」も素敵なバラッドで、アップテンポな曲でも、
破綻のない軽快な演奏でディスクは満たされてゐます。

8月のタンポポ

2005-08-02 | やまがた抄
工事現場の一角で咲いて?ゐました。

山形も連日の30度超の日々が続いてゐて、
現場の人は汗だく、水分補給をしながらなのに、
庭木はゲンナリと葉を落してゐるのに、
このタンポポはすっくと庭の一角に立ってゐました。

その姿が、余りに涼しげなので、
余りにも我々の生活に無頓着に立ってゐるもので、
逆に、好ましいくらゐでした。

人は、残念ながら、ここまで飄々とは生きてゆけないのにー。

白壁

2005-08-01 | やまがた抄
過日、不幸があってお寺さんへ行きました。

夏に人を送るのは大変ですが、数年前にもありましたが、
何故か、残された人達の間を吹き抜ける風に遇ひます。

単なる偶然なのでせうが、小生は、いつもこの風を
旅立ったひとの名残の風のやうに感じてゐます。
風を残せた人は幸せ、だなと思ひながら、
境内にあった蔵の白壁を撮ってきました。

すこし荒れてゐましたが、自然の感じで素敵でした。
上部に墨?を塗ってあるのは、おそらく、60年前の戦争時に
空襲に備へてカモフラージュした名残でせう。
白壁が、60年の歳月を一瞬のうちに移動させてゐるやうです。