やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

キャサリン・ジェンキンス、を聴く

2006-10-22 | 音楽を
       

キャサリン・ジェンキンスの声に聞き惚れてしまひました。

ライナー・ノーツにもありましたが、
そのグラマラスな容姿(オジサンとしては嬉しいのですが…f^_^;))とは裏腹に、
なんと深々とした、メゾ・ソプラノの声だらうか!

以前からさうでしたが、
小生、女性のソプラノの声にはどうも馴染めなく、
特にこのアルバムのやうな、歌手のための選曲集になってしまふと、
当の歌手の方が、目一杯の力量を発揮した歌ひ方が耳についてしまって、
再び聴くことは少なくなってしまひます。

唯一、例外なのは、昨年亡くなったレナータ・テバルディでしたが、
このキャサリン・ジェンキンスも、
そのやや中性的な声質と、決して突き抜けない、
声割れを慎重に避けてゐるやうな歌ひ方で、
秋の夜、ヘッドフォンの奥からしばしの休息の時を与へてくれます。

アルバムの選曲は多岐にわたってゐますが、
小生は、オペラスティックなものよりは、
モリコーネの作品にとても感動し、
暫らく愛聴盤のひとつになりさうです。

(写真は、ジャケットから)






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