キャサリン・ジェンキンスの声に聞き惚れてしまひました。
ライナー・ノーツにもありましたが、
そのグラマラスな容姿(オジサンとしては嬉しいのですが…f^_^;))とは裏腹に、
なんと深々とした、メゾ・ソプラノの声だらうか!
以前からさうでしたが、
小生、女性のソプラノの声にはどうも馴染めなく、
特にこのアルバムのやうな、歌手のための選曲集になってしまふと、
当の歌手の方が、目一杯の力量を発揮した歌ひ方が耳についてしまって、
再び聴くことは少なくなってしまひます。
唯一、例外なのは、昨年亡くなったレナータ・テバルディでしたが、
このキャサリン・ジェンキンスも、
そのやや中性的な声質と、決して突き抜けない、
声割れを慎重に避けてゐるやうな歌ひ方で、
秋の夜、ヘッドフォンの奥からしばしの休息の時を与へてくれます。
アルバムの選曲は多岐にわたってゐますが、
小生は、オペラスティックなものよりは、
モリコーネの作品にとても感動し、
暫らく愛聴盤のひとつになりさうです。
(写真は、ジャケットから)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます