やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

田村一村の絵

2005-07-12 | 絵をみる
一度でよいから、田村一村の絵を見たいと思ってゐます。

首都圏では、時をり、展示があるやうですが、
今まで、その、数少ないチャンスに遭遇することはありませんでした。

彼の美術館へ行けば、その渇きも癒ゑるのでせうが、
悲しいかな、奄美大島へゆく時間も余裕もありません。

ずゐぶんと以前、デザインの先輩に彼のポストカードを貰って以来、
夢中で「この絵の作者は何者?」と調べてきました。

奄美大島の辺境で、バラックのやうな小屋、否、アトリエで
パンツ一枚で絵を描く彼の姿は、その端正な風貌とは裏腹に、
憑かれたやうな目をしてゐました。

タッチが美しいとか、構図がよいとか、そんな
瑣末なことに目もくれず、野たれ死んだ彼の絵は、
小生のやうな凡庸の人間には細い針となって刺さってきます。


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2 コメント

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うらやましいな (itchan)
2006-02-27 08:05:25
いつも芸術の高尚な趣味を拝見させて貰い、うらやましく思っています。幅広い好奇心旺盛な姿勢にも感心しています。ところで、田中一村は私も大好きで、一昨年1月だったか横浜そごう美術館へ見に行きました。「やまがた好日抄」定期的にのぞかせていただきます。
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itchan様 (神丘 晨)
2006-03-01 07:10:30
今日は。



コメント、ありがたうござゐました。

恐縮至極、です。



さうですか、一村をご覧になってゐますかー。

小生も、きっと、縁があれば見ることができる、と切なる思ひを持ち続けてゐます。



また、お立ち寄りください。

よしなに。



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