風邪を引き込んでの、加へてキツ~イ仕事のシフトでしたので、疲れた一週間でした。
その間に、紅葉もすっかり里まで降りてきてをり、本当は今年最後の山行きの予定でしたが、体調不十分で取り止め…。
そんな日に限って、抜けるやうな秋の空ー。
金曜日の夜でしたか、テレビのリモコンをクルクルしてゐると、ズビン・メータの姿が映ってゐました。
ウム? と聴きだすと、ベートーヴェンの7番を演奏中。新聞のテレビ欄を探すのも面倒でそのまま聴いてゐましたが、オーケストラがどこなのかわからない。
ただ、音の練り具合は抜群で乱れもない。ヴィーン・フィルか、シカゴ響あたりかと思ってゐたら、演奏が終ったところで9月のヴィーン・フィル来日公演の模様だといふ。
むべなるかなん。
その後のアンコールの激しいポルカ2曲がとても面白く、けれど、前半に放送されてゐたバルトークの「管弦楽のための協奏曲」を見逃したのが残念至極。
ズビン・メータも70歳をすぎ、すっかり見事な風貌のマエストロになって素敵でした。ヴィーン・フィルも年齢層がすっかり若くなった感じでしたが、かつて、ブラームスやマーラーでの見事な演奏を残してゐるマエストロ・メータに、若い団員たちが嬉しそうに握手を求めてゐた姿が感動的でした。
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