悲しい事件が…

異常天候の続く今年は、１１月あたまの雪となっても左程は驚かないけれど、タイヤの交換には頭を痛めて、まぁ大丈夫でせうと無理に交換はしませんでした。
みぞれ混じりの雨になってゐますが、明日の朝が多少不安、ですー。

最近は、凄まじい事件が多いですが、今ＴＶを賑やかにさせてゐる詐欺事件も、小説『火車』をより複雑に、より陰惨にしたやうな事件のやうで、でもやはりどう考へても、無職に近い状態で月１００万のクレジットを決済してゆくやうな生活は結局破綻をせざるをゑないと思ひますし、ベンツや高級ホテルの食事がそれほどのステータスなのかしらん、と出羽のジイは素朴に思ひます。

若～い頃、小生の勤めてゐたヤクザな建設会社の役員達は皆外車でした。建築部で”パシリ”のやうにこき使はれてゐた当時の仲間達と、羨望の目でみてゐたものでした。
「乗ってみろ」といはれて、リンカーンやベンツやマスタングも運転したことがありました。ベンツを運転して現場を回ってゐるときに横からぶつけられ、ベンツのドアはすこしへこんだだけでしたが、ぶつけてきたカローラは前方が大破し、流石にベンツだ、と納得したことはありましたがー。

車の性能やポテンシャルには関心がありますが、ある種の車に乗ることで憧れをもたれる、と錯覚するのは、やはりとても悲しいことで、件の事件もその悲しさが引き起こした事件のやうな気がします。


とまれ、ことしもあと二ヶ月になってしまひました。
やり残し満載の年末になります。