やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

Michel Petrucciani - Live At The Village Vanguard (1985)

2014-01-08 | 音楽を
年明け、始めに聴いた音楽は、グールドのバッハの平均律だった。
年の瀬、ふとしたことで聴きたくなったグールドのゴルドベルグ(最初の録音と、最後の録音を立て続けに聴いた)は、家の装置で聴いても、車の中で聴いても、相変はらずアッパレのひと言だった。

特に、人生五十年で終へた最後の録音は、自らの才能だけをより所に、既成概念に対して正面突破した、そして大きく風穴を開けた、そしてバッハ像の煤を払ひ去った快演奏です。

年明け、グールドの次に聴いたのは、ミシェル・ペトルチアーニの動画の幾つかでした。

Michel Petrucciani - Live At The Village Vanguard (1985)


ペトルチアーニの演奏はそれほど聴いてゐませんが、死期間近の来日の演奏を収めたCDを聴いて以来、その驚異的な天才ぶりに驚いてゐました。

難病のため、身長は1メートルほどだったといふ彼の、けれどその若さにゆだねた圧倒的な爽快感のある演奏は、ヴィレッジ・ヴァンガードにをける動画でも十二分に伝はってきます。

30代後半で亡くなってゐますので、この動画のときはまだ20代ー。
アップ・テンポの曲での疾走感は、有無をいはさないモーツァルトのそれのやうに、聴くもののこころを捕らへて離さないー。






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