やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

ヘブラーのモーツァルト

2005-08-11 | 音楽を
ひと昔前、イングリッド・ヘブラーはモーツァルト弾きの女性ピアニストの
代表でした。

小生の棚にも、幾十人かのピアニストになるモーツァルトの協奏曲があります。
トンガってゐた頃のグルダの演奏も好きですし、
カーゾンのしっとりとした演奏も好きです。
ポリーニの演奏は意外に詰まらないし、
バレンボイムは、若い頃の録音の方がハツラツとしてゐます。等々。

その中で、ヘブラーのモーツァルト(旧録音)も悪くないな、
と最近思ってゐます。
特に、若いコリン・ディビスがバックをつけた演奏(26番)が、飛びぬけて
美しい演奏でもありませんが、ひと昔前の、清く、美しいモーツァルトの
姿が浮かんできます。

45年後の現在、色々なものが研究、発見され、また、暴かれて、
ピリオド楽器やその奏法も復刻されてゐる状況の中で、
ヘブラーのモーツァルトは、ある意味、生ぬるい演奏なのかもしれませんが、
心身ともに疲れたときには、適度な生ぬるさは何よりの馳走のやうな気がします。



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3 コメント

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こころのふるさと (nora)
2005-08-12 03:53:51
埜羅が生まれて初めて聴いたLPがモーツァルトの即興曲、イングリッド・ヘブラーの演奏でした♪

ゆえに時折幼児がえり?したいよな気分になると

ヘブラーやリリー・クラウスを選んでしまいます

ねぇ。若い頃のバレンボイム、同感です。かれが

どんどん粘着な?弾き方になったのは残念。ポリーニも同感、ペトルーシュカやブレーズ第二ソナタではあの攻撃性にて本領発揮?してるか、と..



アシュケナージや内田光子のモーツァルトは如何

ですか?(自分はかつてかなりいれこんでました)

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すみません、1行目訂正です! (nora)
2005-08-12 04:29:17
第1行目シューベルトと書いたつもりが?

モーツァルトになっててびっくり!うわぁ。

(シューベルト即興曲Op.90 D.899です)

モーツァルトはお写真のジャケット見覚え

あります!きょうはなぜか行もガタガタで

見苦しく、大変失礼いたしました・・
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nora 様 (神丘 晨)
2005-08-13 14:26:56
今日は。



小生も、アシュケナージの盤は殆んど集めましたが、何故か、最近は聞きません。

内田光子も、同様です。



最近は、再び、ハスキルやゼルキンの、

意外とゴツゴツとしたものが、面白いと感じる

やうになってゐます。



きっと、単に歳のせゐでせうがー。
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