やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

山形市の植木市

2012-05-10 | やまがた抄
植木市へ行ってきました。

最終日が雨模様ですので(三日間の開催中、必ず一日は雨になり、地元の人はそれを鷹揚に甘受するー、とても大事な感性だと思ひます)、急遽、休みの小生と、仕事を終へた娘たちと夕方に出掛ける。





植木市そのものは、山形市の薬師町にある国分寺薬師堂(皆、お薬師さま、といふ)の祭礼の副産物ですが、例年30~40万人の人出で賑はふ、東北でも随一の市です。

ただ、住宅環境の変化に伴ひ、年々植木屋さんの出店は減り(小生の知り合ひの大きな造園店も、”付き合ひで、仕方なく…”と云ってゐました)、かつては300万円、500万円の松が売れた時代もあったさうですが、今は小さな樹木が多く、垣間見た皐月が35万円ほどでした。
(蘭を売ってゐる店で、蘭と桔梗の苗を買ひましたが、東京から来てゐる店主に話を聞くと、山形のひとは派手に金を使はないけれど、とても好ましい、と云ってゐました。つまり、ほどほど商売にはなる、といふことですがー。逆に、近県の大きな県(N県や、F県や、M県…)の悪口をさんざん云ってゐました。小生も、大いに同意してしまひましたがー)





それでも、門前の通りはすさまじい人の出で、”祭り”といふ意味では、大いに賑はってゐました。
単純に、”祭り”があって、そこに、若い人が集まる。
それだけでよい、と思ひます。





薬師堂の後ろに、小さな神社があります。
今、小生が歩き始めてゐる”山形県にある厳島神社”のひとつです。
先日、NHKで厳島神社の番組をしてゐて、実は、全国各地に厳島神社はある、とのことで調べましたら、なるほど、たくさんあって、これから少しずつ訪ねてゆくつもりでした。

まったく本家のものに較べたら、ミニチュアのやうなものですが、一寸雰囲気があって悪くはないです。